和翠塾ブログ

目黒都立大にある書道教室「和翠塾」のブログです。

プラスチックの硯

2014-12-19 07:10:23 | 日記
小学生の持っていた書道道具にありました、プラスチックの硯。

軽くて小学生が持ち運ぶには確かに便利です。
墨のおりはどうなんだろうと試してみると、するっと滑ってすれ無い、、、



これは墨池、か?

硯の形をした墨池だったのです。

墨汁を入れて使うだけを前提として作られた硯型墨池。
学校での書道現場からの要請で、メーカーが作ったのでしょうが、文房四宝の冒涜に感じる方も少なからずいるのではないでしょうか。

全ての小学校で導入しているとは思いませんが、いつからこんな硯を授業で使うようになったのでしょう。

水から墨をすっていたのでは、確かにその時間だけで授業の半分くらい使ってしまうこともあります。
だったら墨汁を墨ですればよいのではないでしょうか?

安価なケミカル成分の多い墨汁を墨ですることをメーカーは推奨せず、高い墨汁を使うことを勧めています。

そこで学校側が考えたのが、
『墨をすらない書道』だとすれば、

墨をすらないなら、重い硯は要らないだろう。
でも、形ぐらいは残しておかないと雰囲気でないからなんとかして。
あ、すらないんなら墨もいらないよね。
更に軽くできるから墨を書道セットから外しちゃおう。

そんなやりとりがあったのかなかったのかは、想像の域をでませんが。

固形墨のメーカーは小さいところがほとんどで、大きな力がなかったことも原因なのでしょうか。

でも安価な墨汁を墨ですると何がダメなのでしょうか?

まさか『まぜるなキケン!』ってことじゃないですよね(笑)

『墨色に影響がでる』
『臭くなる』
『硯の管理が難しい』
『墨をすらなければ飛び跳ねて服を汚すリスクが減る』

こんなところでしょうか。

私に言わせれば、小学校の書道教育に問題があるとはまったく思えないことばかりです。

百歩譲って
『墨ですっても墨色にさほど影響の出ない墨汁』
『墨ですっても臭くならない墨汁』
『墨ですってもそれが硯に影響与えない墨汁』
『洗剤で落ちやすい墨汁』

の開発をメーカーに依頼すればよかったのではないでしょうか。

直ぐにすれる墨はすでに開発されているのです。
ほんの数分でも、墨を硯でする行為は書道にとって必要なのです。

そして、小学校だけでなく、中学高校の学校教育から書道を外してはいけません。
日本人としてのアイデンティティを作る機会を失うからです。

すれないプラスチックの硯撲滅したいです。
どうせならすれるプラスチックの硯を開発してください。

そしておりやすい固形墨ですっても問題ない、洗剤で落ちやすい墨汁開発してください。

え?

もうででいる?

だとしたらもっと学校に売り込んで、教育現場の にいる先生の負担減らしてあげてください。

ダンスの講師ばかり登用しないで、書道の講師をたくさん登用して学校教育に活かしてください。

書道を通して人作りを目指す多くの書家にもっと光を与えてほしいと思います。

テレビで露出するアーティストを名乗る書家たちとは違い、ほとんどの書家は風変わりな人ではないのですから(笑)







『気になる嫁さん』

2014-12-19 00:37:02 | 日記
ケーブルテレビで放送していたのですが、40回目の本日、最終回を迎えました。
石立鉄男が主演するシリーズで、榊原ルミがヒロインの昭和50年代のテレビドラマです。

榊原ルミって可愛かったなぁ~

今見ると『なんじゃこりゃ?』な部分は多分にあるのですが、懐かしさだけで見ることができるのは、リアルタイムで経験していた者の特権ですね。


さて来週からは、石立鉄男シリーズで私が最も大好きな『おひかえあそばせ』が始まります!

多分石立鉄男シリーズの最初のシリーズではないでしょうか。

主役の石立鉄男が演じるのは、カメラマン小早川薫(確か、、、)
薫の名をを女性と思い込んで同居を条件に家を購入してしまった、女系家族と小早川薫が様々なドラマを展開していくストーリーです。

ヒロインは次女の宮本信子
長女に冨士真奈美
その他に六女までいるのです!

見ていたのは中学生のころでしたから、そんな状況に憧れました(笑)

お父さんの大坂志郎は、そりゃもう大変!
それまで悪役のイメージが強かった大坂志郎ですが、一気に優しいお父さん役がはまりました。

DVDBOXも持っているのですが、毎週見るのもいいものです。
もちろん録画してですけどね(笑)

後に『おひかえあそばせ』のヒットを期待して、ほぼ同じ設定で『雑居時代』というシリーズも作られます。

大坂志郎と冨士真奈美は同じ役どころで出ています。

次女は大原麗子。
綺麗だったなぁ~

三女の山口いずみは可愛かったなぁ~

杉田かおるも出ていましたね。

これもDVDBOX持っています。

大坂志郎はとっくにですが、石立鉄男も大原麗子ももう亡くなってしまいました。

宮本信子と冨士真奈美は健在なので、テレビで見かけるとなぜかとても嬉しいです。

杉田かおるは、、、別にどうでもいいかな(笑)

とにかく来週から、楽しみが増えるのであります~