てんとう虫の歳時記 2

主に狭山丘陵の野鳥、昆虫、植物などを写真を中心に綴ります。

ヒマラヤの青いケシ

2018年04月24日 21時08分19秒 | 日記

都立薬用植物園にて。

遅くなったが、ヒマラヤの青いケシを撮った。そろそろ花も終わろうとしていた。

 

メコノプシス・ホリドゥラ

高山地帯であるヒマラヤでも標高4000mを超えた地域にしか生えず、本属種としては最高所(標高7000m)でも観察されたことがある。

天上の妖精幻の青いケシといった異名があるが、棘だらけなので花がない時期はとてもそんな風には見えず、生息域の標高が非常に高く、人目にふれる機会が少なかったからこうした名称が付いたように思われる。

分布域は中国奥地からヒマラヤまでと、意外にも幅広く、近年になって経済発展著しい中国では標高4000mを越える地域にまで高速道路が通じたので、そうした地域に行けば道路の路肩でも見ることができる。

ただし生育には数年を要し、多数の株が一稔性なので栽培は難しいとされる。

ブータン王国国花に指定されていることから日本では国際花と緑の博覧会のブータン館に出品され一躍有名になった。花色はかなり紫がかった青だが、紅紫色のものもある。


      Blue Poppy Meconopsis sp Flowers 2448px.jpg

等とある。写真も。


 

 


ゴンズイノフクレアブラムシを喰らうヒラタアブの幼虫

2018年04月24日 20時49分19秒 | 日記

 

 

この杭の近くにゴンズイの木があって、毎年ゴンズイノフクレアブラムシが大発生する。

今日見ると、ヒラタアブの仲間の幼虫が何頭も来てそれを食べている。食べ放題だろう。

もう前蛹になっているのもいるようだ。

ツノのようなものは後呼吸器突起と呼ばれるものだという(尾端側)。

しかし世の中はそんなに甘くない。

このアブの幼虫に寄生するハエもいるという。



 


チョウジソウ

2018年04月24日 19時38分43秒 | 日記

 

虫がついているのに、今、気が付いた。


本種はフジバカマなどと同様に、かつては全国的に分布する普通種であった。

近年になり減少が著しく、2000年版環境省レッドデータブックでは、100年後の絶滅確率が約 97% と推計され、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されていた。

減少の原因は、一つには自生適地である湿地の人為的開発・造成や護岸工事などに伴う生育地の喪失である。

ほとんどの都道府県では、野生絶滅あるいは絶滅危惧種に指定されている。

また、

この花の形が横から見ると「丁」の字形に見えるから 丁字草」の名に。また、香料で有名な「丁子」に似ていることから、ともいわれる。

等とある。




モチツツジ

2018年04月24日 19時32分06秒 | 日記

 

小雨がちらつく生憎の天気。

モチツツジが満開で見ごろだった。

 

以下はウィキペディアより。

花のや柄、(両面)、若枝、子房、果実に腺毛が多く見られ、そこから分泌される液滴によって粘着性を持つ。野外ではここに多くの昆虫が粘着してとらえられているのが観察される。

この腺毛は花にやってくる、花粉媒介に与る以外の昆虫を捕殺して、花を昆虫に食害されるのをふせぐために発達したものらしく、実験的に粘毛を剃ると、花は手ひどく食害される。

また、ここに捕らえられた昆虫を餌とする昆虫も知られる。

ヤニサシガメなどのサシガメ類がよくここに居ついている他、モチツツジカスミカメという、ここに専門に居つくカスミカメムシ科カメムシも知られており、自らは腺毛に粘着することなく、この上を自由に歩き回って捕らえられている昆虫を捕食する。



カマヤマショウブ

2018年04月24日 19時15分41秒 | 日記

 

 

都立薬用植物園にて。

カマヤマショウブの名前の由来は、韓国の釜山をカマヤマと読んだもの(当て字)だという。

花は葉の上部に突出している。葉はとんがって細い。

花の色は濃い紫色で、外側の大きい花びら(外花被)の中央に網目模様がある。

 

 

180424


  • 4,963  342