神戸在住、恋するスタジオ・フォトグラファー、ときどきドキドキ、ホンニョホニョン日記!

元銀塩・スタジオ・フォトグラファーである吾輩が日々、感じ、考え、体験したことをのんびり書き連ねていく日記形式のブログ。

今朝の読売新聞朝刊から・・・

2012年04月02日 13時05分12秒 | 読売新聞
●まず人生相談が朝刊にしては過激な、と言っちゃうとしかるべき層から、お叱りを乞うかもしれないが、同性愛者の失恋に関する相談。
 もし、冒頭を読んでいなければ、男女の色恋沙汰と思ってしまう。
 のめり込んで貢いだだ恋人が去っていく。
 ここまではあるかもしれないけれども、それが同性愛者となると事は深刻かもしれない。
 
●サントリーがローリング・ストーンズのロゴをレーベルにした酒類を出すという記事。
 記事の中で気になるのが、20~30代をターゲットにしているということであるが、ストーンズとなると、50~70代じゃないのかよと突っ込みたくなった。
 で、サントリーのリリース情報をググると、「STONES BAR OPEN!」というページがある。
 とにかく今後が気になる。どういうマーケティング展開をしていくのだろうか。

●13ページの「論点スペシャル」
 断舎離のやましたひでこ女子と超整理法の野口悠紀雄氏。
 テーマは『「捨てる」と「残す」』を考えるというテーマ。
 モノをどうするというテーマから、情報をどうする、そこからひいては「本」をどうするというテーマへとつながる。

 断舎離を提唱するだけあって、やました女子は本に対しても、情け容赦ない。
 まるでペダンティックの裏返しのようなコンプレックスで、本を所蔵しているのだと言わんばかり。
 対して野口氏は
 本の整理には根本的な解決策はないと、そう結論している。

 クラウドの活用も提唱している野口氏であるが、
 もちろん理想を言えば、
 生まれながらに天才で、速読で読んだ本やインプットした情報はすべて頭の脳細胞の中に組み込まれる、
 必要とあれば、すぐに引き出せるという
 人間クラウド頭脳を持ち合わせていれば、
 それがいい。
 とそういうわけには、
 現実、そうはいかないけれども、
 本を所蔵するということは、身の丈に合っているなら、
 図書館みたいに(これも極論)たくさんあってもいいと思う。
 
 その昔、これもうろ覚えだけれども、
 井上ひさし氏のどの本だったか、
 ある古書を捨てたものの、後ほど非常に後悔して捜し回り、
 後日、古本屋で自分が捨てた書をべらぼうな値段で買い戻したというエッセイを読んだことがある。

 私も若い日、
 たくさんの本を捨てたことがある。
 そして同じようにとても後悔した。

 だから、モノをどう捨てるかという問題よりも、
 モノをどう選ぶかの問いかけに重きをおくべきだと思う。
 (もちろん、両氏は最初から、そう提唱しているのだが。)
 
 断舎離が進み、情報をすべてクラウドにした世界は、
 消費というものを推奨する現在の世界と、どう折り合いをつけるのだろう。
 とくにその流れが社会に波及した延長上の世界観を提示してほしいと思う。
 もちろん、メリット、デメリットあるだろうから。
 
●で、さきほどの論点の、編集者のコメントの結論部分は、
 「かくて本は残った。」である。
 本に関しては、やましたさんの意見よりも、野口氏の率直な意見の方が共感が持てたのである。

●ここから、
 私の論を加えるならば、
 新聞という媒体は書籍の販売と切って切り離されない存在というか、舞台だと思っている。
 どこまでがビジネスなのか経済活動がリンクしているのかわからないけれど、
 どの新聞も日曜日には新書本の解説や感想で見開きのページが埋まる。
 また、
 どんなに緊急の事件や重大な出来事があっても、
 一面の記事下三段分は書籍の広告である。
 そういう事情が背景にあってのこの論点であるならば、
 「本」という存在に対して、歩み寄るというスタンスを取らざるをえないだろう。
 などと、
 ひねくれた意見を言ってみました、はい。


 
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