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昨日は元町映画館で「冷たい熱帯魚」を観た後、ふと元町の高架下の中古レコード屋さん巡りをし、そのあと、適当に元町商店街をうろうろしていた。
高架下商店街には数店の中古レコード屋さんがあるけれども、きれいに整頓され、陳列されている店と、ただただ溢れて、乱雑にっていうか乱暴に塔のように、城壁のように積み上げて、足の踏み場もない店もある。
目標は村松健氏の廃盤CDを探すため。
特に「Ken plays Ken」というアルバムを探している。
それがなかなか、置いていない。この世に存在しないのでは?と思えるぐらいレアなCDなのかもしれない。どうしてもなければアマゾンで買えるのだが、プレミアがついている。
元町のヤマハ楽器店にも寄った。
しかしCD売り場のフロア自体は変わっていないのだが、品揃えがかなり減っている。
これは問題ではないだろうか?
村上春樹氏の「風の歌を聴け」が映画化されたとき、このヤマハ神戸店もロケ地になっていた。たしか真行寺君枝さんがレコードを探しているシーンがあると思うのだが、レコードは溢れるほど陳列されていたはず。
三宮のHMVでも売り場面積は半分になっているから、CDは売れないんだろうなあ。
しかし、新開地にはレコード屋さんが二軒ほど頑張っている。
そして明治屋でペリエの炭酸水を178円で買って、飲む。
むー。これはどうだろう。ウイルキンソン炭酸水の方が美味しいと思うけれどね。
などとあっちへふらふら、こっちへふらふら、
三宮のセンタープラザである時計店が人だかり。
ダイバーウォッチが1000円となっている。
ムーブメントは日本製で時計は2年間持つなどと店員が大声を出している。
ずっと時計をはめていないので、昔に流行ったセイコーのダイバーズがほしいと思っていたやさきに、これはウォーミング・アップ並みにいいねえ、と思い、衝動買い。
しかし、
その晩、風呂に入って、ジャブジャブしただけなのに、水が入っていた。
たった1000円だけども、その1000円がすごく勿体なく、自分の愚かさに腹が立ってしまった。
いつかかならず、セイコーのダイバーズを買って、この鬱憤をはらそうと思う。
文字盤がオレンジで、バンドはウレタン製、
それが学生の頃、流行りました。
今日、1000円の時計を職場女子どもに見せて、ハウマッチ?って聞いたら、
みんな高額に見てくれた。なかには6800円と言ってくれた娘もいる。
それだけが救いであるが、大いに軽蔑のまなざしと失笑を彼女たちから浴びせられたのは言うまでもない。
バカな私である。