ワニなつノート

自分を思い出す(>_<)

お久しぶりです。
やっと記憶が戻りました(゜゜)
…みたいな感じです。

定期的に記憶がなくなる週がある、みたいな生活をしていると、なかなか言葉もつながりません。

出かけることや、人と会うこともほとんどなくなると、社会から忘れられていく感覚ってこんなかなーと思ってみたり。

そして今回、初めて感じたのが、自分で自分を忘れる感覚、でした。
「自分が何をしてきたのか」、「自分が何をしたかったのか」、思い出せないというより、その「自分」が透明人間みたいに消えかかっている感じ…。

46歳でアルツハイマー病の診断を受けたクリスティーンさんが書いた「私は誰になっていくの?」という本を思い出していました。
クリスティーンさんのいくつかの言葉が、少し理解できたように思いました。

それから、自分で自分を思い出そうとするのですが、その回路ではうまくいかないことに気づきました。

自分のことを思い出そうとするより、誰かのことを思い出すと、その誰かを通して、自分のことが思い出せていくのです。

先月亡くなった純子さんのことを思い出しながら、そのことがはっきりと分かりました。
純子さんのことを思い出すと、すぐに伊部さんが浮かび、朝子たちの子どものころの顔が浮かび、自分も伊部さんと純子さんに見守られて生きてきたことを感じました。

自分で自分を思い出さなくても、純子さんや伊部さんの顔を思い出すだけで、そこに確かに私がいるのでした。
二人がうなずいたり、首をふったり、笑ってくれるのが嬉しくて、二人に認めてもらいたくて生きていた自分が忘れようもなくそこにいるのでした。

たとえ、その人がこの世にはいなくても、誰かが私を覚えていてくれるから、
私はその人たちのおかげで、わたしを忘れないでいられる。


…6歳になったばかりの子どもたちを分けちゃいけないと、こだわってこだわって私が生きてきたのは当たり前じゃんって、こんな瞬間にも思います。




yellow1 yellow2 yellow11 『いいんだ朝子、そのままで』 伊部純子 径書房 

コメント一覧

yo
「私は子どものとなりにいることができるかなって」

幼児教室でも、小学校でも、中学校でも、高校でも、
そしていまも、
いつもそのことをよく考えます。

7年くらい前に一度、子どもの隣にいられる仕事をぜんぶ失業したとき、人生が終わった、みたいに感じたことを思い出しました。
その後、「やっちゃんがいく」の取材で、小学校で一日を過ごしたとき、学校のなかのすべての音や匂いや空気、なにより上下左右から聞こえてくる子どもたちのざわめきと生きることがこんなにも楽しいとあふれる雰囲気を感じました。
子どもたちとここで一緒に生きられる仕事はしあわせだなと思いました。

小学校、楽しみですね(o|o)




no-mi
yoさん、おかえりなさい(笑)

ホームのお話もお疲れ様でした。

yoさんが元気だと、私も、みんなも元気です。

人とのつながりや思い出が自分を思い出させる、というのは、今は実感を伴って分かることはできないですが、友達がいたり、思い出があるから、小さかった頃の自分や中学生、高校生だった頃の自分を思い出せます。
嬉しくてたまらなかったこと、泣けて泣けてしかたなかったこと、穴があったら入りたくなるようなこと…。

小学校の先生になると、たくさんの子どもたちとつながりを持てるのですよね。楽しみは多いけれど、やっぱり不安もあります。
私は子どものとなりにいることができるかなって。

石川先生の本か本の帯にあった「きっと寄り添える人になれるはず」の言葉は、そんなヘタレな私を応援してもらえているような気がして、やってみよう!と思えます。

あと、ピストルさんが(そうです、まっちゃんが絶賛していた人です)『オールドルーキー』という歌の中でこんなこと言ってます。

積み上げてきたもので勝負しても勝てねえよ
積み上げてきたものと勝負しなきゃ勝てねえよ

何度でも立ち止まって
また何度でも走り始めればいい
必要なのは走り続けることじゃない
走り始め続けることだ

そしてどんなにささくれ立った
激走のさなかにも
ぬくもりを忘れるな
愛する者へのぬくもりを


順調にいって免許をとれるのは、今から約2年後ですが、今もけっこうしんどいですが、一歩ずつがんばろうと思います。

yoさんもがんばってください(無理をするという意味ではなくて)。
yoさんががんばっていると、私も、みんなもがんばれます。

良いお年をお過ごしください。
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