わたしたちのこの子 生まれてからずっと「この子とわたし」だった。 生まれる前からも「わたしたち」だった。 わたしのこの子、それで十分だった。 世界が滅びてもこの子がいる。 世界がこの子をいないことにするなら、わたしは世界を滅ぼす。 ある日、この子が友だちを目で追う姿をみる。 「この子のわたしたち」という希望をみる。 この子は「地上にひらく一輪の花の力」。 「世界が滅びませんように」 子どもはみんな、わたしたちのこの子。 (「RONIN会議」と「花を奉る」へ)