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今年、一番、驚いた新聞記事



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障害ある子も地元の小学校に

PRポスター製作

毎日新聞2018年4月2日 14時15分


大阪市淀川区の市立北中島小学校に通うダウン症の男児の両親と学校が協力し、障害のある子も地元の小学校に通えることを知ってもらおうとポスターを作った。

こうした子どもたちの進学先を話し合う就学相談をPRする。

市教委も取り組みを後押しし、289校の全市立小にポスターのひな型を提供。

新1年生が入学する今月、各校での掲示を促す。

男児の両親は「進学に不安を抱える親が気軽に相談できるようになれば」と期待している。


ダウン症児家族らと学校が協力

男児は新4年生の佐々木サミュエルズ・ジェイミーさん(9)。
ダウン症で知的障害がある。

ニュージーランド出身の父スティーブさん(40)と母純子さん(48)は特別支援学校ではなく同小への進学を望み、就学前に相談したが、当時の学校は受け入れに消極的だと感じ、一時は諦めたという。

その後、市教委が仲介に入り2015年に入学。
友達にも恵まれ、運動会では援助なしで1人で走れるようになった。

こうした経緯を踏まえ、スティーブさんが「『どの子もみんな一緒に学べる』と学校が宣言しては」とポスターの製作を提案。ポスターはA3判。

障害のある子も地域の小学校で学ぶことを基本とし、就学先の決定には本人と保護者の意向を最大限尊重するとの市の考え方を紹介。


教職員と児童たちが笑顔で集うイラストに、「保護者の皆様が学校と一緒に、すべての子どもを安心して育てていただけるようがんばっていきます!」との学校のメッセージを添えた。


純子さんが知り合いの親を通じて他の小学校にも掲示を依頼すると、複数の学校が応じた。

校長会でも紹介され、市教委の目に留まった。


 3月まで北中島小の教頭だった市教委の坂幸之介・教務部管理主事は「ポスターは、当時の反省を踏まえた学校の決意表明でもある。周りの子どもたちがジェイミーさんから学ぶ姿も見られるようになった」と話す。

ポスターを見て、就学相談をためらっていた保護者が訪れたこともあるという。

家族と一緒に登校するジェイミーさんは、ポスターを見ると、ふんわりとした笑顔を見せる。

純子さんは「ハンディがあっても地域の子どもたちと一緒に育つ子が一人でも増えてほしい。誰もが生きやすい社会を作る一歩になる」と話している。

【林由紀子】


就学相談のポスターの前で笑顔を見せる
(左から)佐々木サミュエルズ・スティーブさん、ジェイミーさん、弟のジョシュアさん、純子さん家族=大阪市淀川区の市立北中島小で2018年3月14日、久保玲撮影
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