この本を手にする前に、
私は「高校」のことを書きました。
12月7日と、8日のブログです。
□ □ □
<虐待>17歳以下の死亡例、疑い含め387件
目立つ3歳児以下
00~06年に手掛けた17歳以下の解剖例で、
虐待による死亡か、その疑いの強い死亡が
計387人に上ることが、
日本法医学会の調べで分かった。
うち113人は繰り返しの暴行や
育児放棄(ネグレクト)による死亡で、
約8割は0歳児を中心とする3歳以下だった。
学会は「社会とのかかわりが薄い
3歳児以下の子どもを、社会がどう見守るかが課題だ」
と指摘している。
□ □ □
いつも、本当に援助を必要としているのは、
「助けて」と言えない子どもたちだということ。
その少数の子どもたちに、手を差し伸べること。
一番、人の手を必要としている子どもに、
手をかす大人が当たり前にいる社会、学校だけが、
すべての子どもたちにとって、
安心できる居場所になり得るのだと思うのです。
□ □ □
最終的に、高校から受け入れを拒否される子ども。
わずか0.0006%の子ども。
その子たちは、小学校、中学校では、
先生や友だちに恵まれてきたでしょうか。
学校で大切に扱われた経験があるでしょうか。
家庭は安心できる場所だったでしょうか。
定時制高校さえ定員内で見捨てられ、
この先、働く場所が見つかるでしょうか。
もし「選別」をするなら、
優先度1(緊急救命的)
=赤の布を腕につけるべき子どもたちです。
優先度1(最も教育を必要とする子ども)
…現状は、わずか0.0006%、
1万人の中の6人の子どもの腕に、
黒い布を巻きつけているとしか、私には思えません。
□ □ □
http://sun.ap.teacup.com/applet/waninatu/20091207/archive
http://sun.ap.teacup.com/applet/waninatu/20091208/archive
私は、「黒い布を巻きつけている」と書きました。
その時は、「比喩」のつもりで書きました。
優先度4(死亡)=黒
でも、「彼」は、中学卒業の時点で、
確かに「黒い布」を巻きつけられたのだと思います。
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