子どものころは、大きくなったら
ウルトラマンになる予定でした(o|o)
「怪獣の間違いだろ!」と
周りは思っていたでしょう…(-“-)
結局、宇宙からの使者は現れず、
ウルトラマンにはなれませんでした。
その代わりに、大人になってからも、
私はよく廊下の壁と戦いました。
ある抗議行動の時、私の手が「壁」をつきぬけたことがあります。
その瞬間、時間が止まり、「しまった」という思いが
身体をかけぬけました。
そこは「壁」ではなく「ガラス」でした。
これで話し合いも拒否されてしまう…。
こんな形で会の人や子どもたちに迷惑をかけてしまう…。
次の瞬間、止まっていた時間が動き、ガラスが砕け散り、
両手から血が噴き出しました。
私は救急車で病院へ。
9日の緊急集会に、元県教委の課長さんが参加してくれました。
10年以上前、「敵」の中にも信頼できる人はいるのかもしれない、
そう思わせてくれた人でした。
私が笑顔でマイクを向けると、
忘れていた余計な話をしてくれました(・_・;)
ウルトラマンVSガラス(o|o)
私も久しぶりに思い出しました。
あの時、会の人たちは、誰も私を責めませんでした。
教育委員会のガラスを素手で割ってしまった私に、
誰一人、文句も苦情も言いませんでした。
「敵」は大騒ぎだったでしょうが…。
あの時、私は、それまでに感じたことのなかった安心を
感じたのでした。
何の言い訳もしなくても、分かってもらえる安心。
□ □ □
小学校3年生のときにも、
私は「新校舎」の「大きなガラス」と戦ったことがあります。
なんでそんなことをしたのか、よく覚えてはいないのですが、
たぶん、「割れない」と思って
頭をぶつけてみたのだったと思います(・。・;
それまで、私の知っているガラスは、
木造校舎の木枠の小さな窓ガラスでした。
すぐに割れる薄いガラス。
ところが、コンクリートの3階建ての新校舎には、
私より大きくて分厚いガラスがあり、何をしても割れないんだ、
と勝手に思いこんだようです。
それで、ちょっとだけ頭で戦ってみたのかな……(o|o)。
「こんな子は、普通学級ではみれません」
小学校3年生、8歳のとき。
父ちゃんと教育委員会に呼ばれた年。
将来、ウルトラマンになるはずの私は、
そんなおバカなことを繰り返していました。
自分では「そんなつもりじゃない」のに、
目に見える「結果」は最悪で、しかも
「分かっていて、わざとやったんだ」と怒られる日々…(-“-)
「そんなつもりじゃなかったんだよ。ほんとだよ…」
いつも心の中で言い訳してました。
「だけど、何を言っても、分かってもらえないんだよな。
分かってくれる人なんて、どこにもいないんだ…」
そう思ってきました。
□ □ □
その後も、私のおバカな行動は続きました。
4年生のとき。
校庭の野球のバックネットのてっぺんにのぼって、
足をすべらせて落っこちて、保健室の先生と病院へ。
ちょっと縫っただけですんだのは、下が雪だったおかげ(o|o)
5年生のとき。
理科の実験中に試験管のふたを強く押しすぎて、
割れた試験管が手のひらに突き刺さり、保健室の先生と病院へ。
その他いろいろ(-_-;)
そんなおバカだった私の「通じなかった言い訳」の数々。
ところが、県教委のガラスを両手で突き破った時には、
それが必要ありませんでした。
「そんなつもりじゃないんだけど…、
どうしても、そうせずにいられない思いがあって…、
でも人を傷つけたり、物を壊すつもりじゃなくて……」。
そんな当たり前な言い訳なんかしなくても、
分かってくれる人がこの世にはいる…。
そんなふうに思えたのでした。
どこまでも、子どもの味方でいたいと願う人たちに出会って、
私の中の「子ども」は、ずいぶん救われました。
「みんなと一緒にいたいんだよ。でも、無理だってわかってる。
だって、ぼくはみんなと違うから。
ぼくの言うことは誰も聞いてくれないんだ。
分かってくれる人なんて、どこにもいないんだ…」
そんなふうに子どもが間違わないために、
子どもを守ろうとする人たち。
相手が誰であろうと、子どものためには、
あきらめることができない人たち。
学校の先生でも、校長先生でも、国でも教育委員会でも、
相手が誰であれ、子どものためなら一歩も引かない人たち。
そんな仲間に出会ったおかげで、
私は子ども時代の自分と、
もう一度向き合えるようになりました。
「言い訳なんかしなくても、わかってくれる大人もいるよ」
今なら、子どもだった自分に教えてあげられる。
それに、もしかしたら、あのころの私は、
そんなに悪い子って訳じゃなかったのかもしれない。
「Yoちゃんのせいで保育園のとき、登園拒否になったんだよ」と
ペコに言われたけど、私は今でも「世界一かわいい女の子」は
子どものころの彼女だと思ってるんだよなぁ…(^_-)-☆
小学校1年の給食のとき、ジャムパンを開き、
ヨリさんの髪にジャムをぬってしまったyoちゃん。
私は覚えてないけど、周りはみんな覚えてるらしい。
あれはイジワルや嫌がらせじゃなくて…、
ただヨリさんの長い髪が大好きだっただけなんだよなぁ…。
きっと。
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