一人ディズニー見聞録

ディズニーを切り口に世の中の出来事を紹介しています。ディズニーソングのコンサートレポートも書いています。

耳下腺腫瘍との闘い 5.何科を受診すればよいのか?

2023-09-09 11:25:01 | 健康
6月初旬。左耳下の頬が圧迫されているように感じる日が、日に日に増えてきました。恐らく、その頃に左耳下にあった腫瘍が大きくなり、顔面神経を圧迫していたのかもしれません。

この頃、毎日のように痛みを感じていたため、「早く処置をしないといけない」や「もし耳下腺腫瘍だったらガン治療を受けないといけないのか」など焦りや不安といった、ネガティブなことを思い浮かべていました。

ネガティブな思考は、意欲低下、不眠、抑うつ状態など心と身体に悪影響を与えやすくなります。私も痛みを感じるようになったこの頃は、心と身体に不調をきたしていました。

そうした状態を払拭すべく、一度病院に行って診てもらおうと決意しました。このコブが耳下腺腫瘍だと考えていた私は、ネットで何科を受診すればよいかを調べたところ、耳鼻咽喉科だと分かりました。

耳鼻咽喉科は、耳・鼻・のど・頸部の疾患を対象に、内科の治療から外科の治療までを行う外科系の診療科です。そのため、左顎にできていたコブを診てもらうには、耳鼻咽喉科に行くのが良いとされているのではないでしょうか。

病院のレビューサイトで近場の耳鼻咽喉科を探していると、最寄り駅の近くに3件あることが分かりました。その中でも、予約無しで当日診察が受けられる病院があったため、私はその病院を検索した当日に受診をしました。

偶然その日が休みということもえりましたが、身体や心に関わることは、我慢せずにすぐに診てもらうことが大切だと思います。

〈参考ホームページ〉
『独立行政法人 国立病院機構 東京病院 耳鼻咽喉科』
https://tokyo-hp.hosp.go.jp/bumon/jibiinkouka/index.html#:~:text=%E8%A8%BA%E7%99%82%E5%86%85%E5%AE%B9-,%E6%A6%82%E8%A6%81,%E7%96%BE%E6%82%A3%E3%82%92%E5%8F%96%E3%82%8A%E6%89%B1%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82


耳下腺腫瘍との闘い4. 腫瘍に気がついたきっかけ

2023-09-08 12:34:37 | 健康
私が耳下腺腫瘍の存在に気がついたのは、今年に入ってからです。そのきっかけは、毎週東京ディズニーリゾートに訪れていたことでした。

これまでの記事で書いてきた通り、私は今年1月の1週目から入院する8月の2週目まで、32週連続で東京ディズニーランド・シーに行っていました。

パーク(東京ディズニーランド・シーのこと)に行った際は、ほとんどキャラクターグリーティング(以降キャラグリ)とショーやパレードの観賞を行っています。特にキャラグリは必ず行い、一番大好きなミニーマウスをはじめ様々なキャラクターと会って写真を撮って楽しんでいます。このキャラグリ時にキャストさんが撮ってくれた写真が、私に腫瘍があることを教えてくれました。

3月13日より、東京ディズニーリゾートではキャストのマスク着用が「個人の判断」と変更されました。それに伴い、キャラグリにおけるルールも変わり、3月13日以前はキャラクターとの撮影時のみゲストのマスク着脱が可能だったのが、13日以降はキャラクターに会うときからマスクを外していても良いというルールになりました。


〈3月13日以前のキャラグリ。まだマスクを着けて会っていた〉


〈3月13日以降のキャラグリ。会ったときからマスクなしでもOKになった〉



その頃から、私もマスクを外してキャラクターに会うようになったため、マスク無しの状態でキャストさんに撮影されました。パークに行った数日後、その日のノーマスク状態の写真を見返していると、左耳の下に大きなコブがあることが分かりました。

あまりにも不自然にボコッと大きくなっているコブを見て、「なんだこれは?」と疑問に思いネットで検索すると、耳下腺腫瘍の可能性が高いと分かりました。

耳下腺腫瘍は、自覚症状が無いまま進行するため、キャラグリでの写真を見返さなければ恐らく進行に気がつかず、悪化した状態で発見していたと思います。また悪化したことで、私の身体にかかるダメージも大きかったと思えます。

しかし、症状の早期発見ならびに悪化を防いでくれたのが、毎週パークで行っていたキャラグリでの写真撮影でした。今までは、マスクを着けて写真を撮っていたため、コブに気がつきませんでしたが、マスクを外して撮ることが増えたため、腫瘍に気がつくことができました。

毎週欠かさず行っていた自分の好きなことが、自身の身体の異変に気がつくきっかけとなることが分かり、嬉しい気持ちになりました。

「好きこそものの上手なれ」という諺がありますが、「好きこそ病気の早期発見」なのかもしれません。

耳下腺腫瘍との闘い3. 腫瘍の発生原因

2023-09-06 12:25:31 | 健康
耳下腺腫瘍は発生原因が不明と言われています。一部の医療サイトでは、喫煙者になりやすいと言われていますが、私はタバコを一度も吸ったことがなく、また親族や友人たちも非喫煙者が多いため、副流煙の被害も受けていません。

そのため、耳下腺腫瘍は発生しにくいと思われますが、実際には腫瘍ができていました。栄養バランスの摂れた食事や睡眠時間を多くとるなど、健康には気を使っていただけに、腫瘍が出来ていると知った時はかなりショックでした。

しかし、耳下腺腫瘍が発生する兆候が約15年前からあったと思い出しました。その頃から、左の頬が少し圧迫されている感覚がありました。

左の頬に違和感を感じやすくなったのは、あくまで推測ですが、私の噛み癖が原因だったかもしれません。

耳下腺腫瘍の除去手術後、左の頬を疲れさせないようにするため、意識的に右側で噛むようにしていました。しかし、右で噛むことを忘れると気づかぬまま左で噛んでいることがよくありました。すなわち、私は無意識のうちに左の頬で噛む癖があったのです。

なぜそうなっていたのかは分かりませんが、もしかしたらその頃に強い力がかかっていた左の頬が損傷し、そこから腫瘍が生まれて長い時間をかけて肥大化したのかもしれません。


耳下腺腫瘍との闘い2. 耳下腺腫瘍の概要

2023-09-03 11:59:16 | 健康
・概要
耳下腺腫瘍とは、耳の前方に位置する唾液腺(唾液をつくる臓器)である耳下腺に生じた腫瘍のことです。耳下腺腫瘍は、腫瘍全体からみると約3%と少なく、発生頻度も10万人に1~3人といわれています。

・大きさ
この腫瘍は、個人差はありますが多く場合、耳の前部分から耳たぶの下あたりに小さなコブとして発生します。腫瘍の大きさも個人差がありますが、私の場合は、あめ玉のチュッパチャプスぐらいの大きさのコブが耳たぶの下にありました。


〈赤丸のところが耳下腺腫瘍。写真では大きさが分かりにくいですが、チュッパチャプスぐらいの大きさでした〉



・発生原因
残念ながら、腫瘍の発生原因は不明となっています。耳下腺腫瘍を取り上げている様々な医療サイトには、喫煙や遺伝が原因とされていると書かれていますが、私が検査した病院の先生曰く、「発生原因は現代の医学でも解明できていない」と言っていました。耳下腺腫瘍が発生しても、自覚症状が無いまま進行するため、気がつくとコブが出来ていたと感じる人が多くいます(私もそうでした)。

・症状
耳下腺腫瘍によって発生される症状は、あまりありません。しかし、腫瘍が発生する耳下腺の中には、顔の表情筋を動かす顔面神経が走っているため、「圧迫されて痛い」などと感じることもあります(私もそうでした)。また、顔面神経麻痺が起きている場合は、早急に近くの耳鼻科または耳鼻咽喉科を受診してください。

・腫瘍の種類
耳下腺腫瘍の約80%程が良性とされ、良性腫瘍の中でも多型腺腫が70~80%を占めています。他には、腺リンパ腫(ワルチン腫瘍)、血管腫、脂肪腫などもあります。しかし、良性の腫瘍も長年放置し続けると悪性に変わり、がん化してしまいます。そのため、早期の除去手術をすることをお薦めします。

〈参考ホームページ〉
『耳下腺腫瘍とは-診断や治療に高い専門性が求められる』
https://medicalnote.jp/contents/151223-000014-QSXUEV

耳下腺腫瘍との闘い 1.プロローグ

2023-09-02 15:25:18 | 健康




手術と入院。この2つは出来ることなら避けたいものです。なぜなら、両方とも楽しくなく苦痛に感じるからです。

先月上旬、今年に入り巨大化していた左耳の下にできていたコブである「耳下腺腫瘍」を除去する手術を受けました。全身麻酔を使った切除手術のため、入院をすることに5日間病院で滞在することになりました。

人生初の手術と入院でしたが、その時間はとても苦痛でした。身体を動かすと手術をした頬から首にかけて激痛が走り、それに伴って行動も制限がかかってしまいました。また、医師の許可が出るまで入浴が出来ないなど、不慣れな環境にストレスが増大しました。

今年に入り、東京ディズニーランド・シーを32週連続で通い、その他にもディズニーソングのコンサート、スケートショーや展示会に行くなどディズニー漬けの楽しい時間を過ごしていた私にとって、6日間の入院生活はそれまでのディズニーライフと真逆のものでした。

しかし、手術と入院という苦しい経験も今となっては良い経験だと思えるようになりました。そして、このことを「とにかく伝えたい」という謎の衝動と使命感を覚えたため、このブログで書こうと思いました。

私のブログでは、いつも東京ディズニーリゾートやディズニーソングのコンサートなど、ディズニーに関する様々なことを取り上げています。しかし今回は、先月上旬に受けた耳下腺腫瘍の手術、ならびに入院生活について取り上げていきたいと思います。

なぜこのブログで紹介するのかというと、以前書いた記事で既に手術の話をしているからです。別のブログを立ち上げて、そこで一から自分の紹介と手術の話をするのは正直面倒くさく、それなら既に手術のことを書いているこのブログ書いていこうと思いました。

ほぼ毎日のように耳下腺腫瘍の概要、当時受けた手術、そして入院生活について投稿していきます。もしその間にディズニーに関する重要な情報が入りましたら、そちらも取り上げていきます。

これから投稿する記事が、耳下腺腫瘍について疑問や不安を感じる人の力になれるよう頑張って書いていきます。