てなもんや日記

観た映画、読んだ小説・マンガ、
飲んだお酒やら何やらを残しておく
テキトーブログですw

アフターダーク

2006年10月05日 | 日記風なもの^^;
「アフターダーク」
著者:村上春樹

これは初めて読みました~

寝続ける女性エリとその妹マリ、
そこに関わってくる青年高橋や謎のサラリーマン白川、
そして謎のTV画面の男・・・

村上さんお得意(?)の二人の主人公のお話が交互に進行していくって
作品ですが、他のと比べても分かりにくいですねえ><

特に迷うのが「視点」という登場人物(?)ですね^^;
こういうのは今までなかったんだけど、あまり好きじゃないです
やっぱり村上さんのは「僕」が一人で淡々と語っていくのが好きですね^^;

話自体も、マリと高橋のヤリトリとかは面白いんだけど、
他は全体的に暗くてだめですわ
なんか精神論的なことを語りかけてるんだろうけどね^^;

国境の南、太陽の西

2006年10月04日 | 日記風なもの^^;
「国境の南、太陽の西」
著者:村上春樹

久々に読み返しました^^

バーの経営もうまくいき、夫婦仲もよく、子供達も愛している、
人生に成功していると言っていい主人公「ハジメくん」の前に、
子供の頃に好きだった女性、島本さんが現れて・・・
どうしようもなく島本さんに想い引き寄せられ、
今の生活をも捨てる覚悟をするハジメくんだったが・・・

文庫本の裏面には「日常に潜む不安をみずみずしく描く話題作」って
ありますけど、
私にとってはリアルな感じがして怖いですね^^;
自分もそーなってしまうことがあるんだろうかって
すこーし不安になっちゃいますね

といっても、こういう
「幸せな生活があるのに、それを放棄しても求めるもの」って
誰にでも一度はでてくる(?)んだと思うんですよね^^;
その気持ちを抑えるのが大人なのか臆病なのかは判断できませんが、
そーいったことに遭遇するのはちょっと怖い感じです
まあ、そんなこと滅多にないんでしょうけど^^;

しかしこんなリアルなお話だったけなあ

夜のピクニック

2006年10月03日 | 日記風なもの^^;
「夜のピクニック」
著者:恩田陸

映画化の情報を見て気になったので読んでみました^^

高校生の、高校時代最後のイベントで起こる出来事を、
少しファンタジックに描いています
だから私には少しくすぐったい感じです

内容自体はどーのこーの言うようなことはないんだけど、
とにかく爽やかな作品でしたね~^^;

しかし、「夜通し歩く歩行祭」なんて
ホントにどこかの高校にはあるんでしょうかね~

あやし

2006年10月02日 | 日記風なもの^^;
「あやし」
著者:宮部みゆき

宮部さんの時代小説です~
すこ~し不思議で、すこ~し怖いお話が九編の短編集です

この「時代ものの短編集」っていいですよね^^
さくっと読み進められますから

この「あやし」の中では、

「布団部屋」
「安達家の鬼」

がいいですね~^^

不思議な中にも人と人との縁が感じられたり、
人の強さや弱さが感じられたりと秀作だと思います(えらそうだ^^;)

これを読んで宮部さんの時代物を読みたくなったので、
実家からいっぱい引っ張り出してしまいました

僕たちの戦争

2006年10月01日 | 日記風なもの^^;
ちょっとまとめてアップします^^;

「僕たちの戦争」
著者:荻原浩

「神様からひと言」が面白かったので、続けて荻原作品を

現代のフリーターと昭和19年の軍国青年が入れ替わっちゃいます。
しかも入れ替わったのに気付いているのは本人達だけで、
周囲の人たちには何の変化もありません・・・
ちょっと説明が難しいな・・・

んで、どちらも行ってしまった時代の生活の中で、
自分達の元いた時代とのギャップに悩んだり馴染んだりしています。

現代の青年が見た過去の日本、
過去の青年が見た現在の日本、
それがあまり説教臭くなく語られていますね
この作者の語り口が軽い(といっては失礼ですね)ので、
「戦争」を軽んじることなく「何を守るのか?」をテーマに
さくさく読み進められました~

ドラマにもなったみたいですし(見逃したけど)
再放送とかあればそっちも見てみたいですね^^