てなもんや日記

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映画大好き2011 その21「沈まぬ太陽」

2011年02月13日 | 映画大好きsince2005
TVの金曜ロードショーでやっていたので観てみました^^
けど4時間は長かった・・・

沈まぬ太陽
監  督:若松節朗
CAST:渡辺謙/三浦友和/鈴木京香/西村和彦 他


日本のナショナルフラッグである国民航空で、労働組合委員長を務め労働闘争に活躍した恩地(渡辺謙)は、
その報復人事として海外赴任を命じられる



パキスタン・イラン・ケニアなど、まともな路線就航もない任地を転々とさせられる恩地だが、
彼は信念を曲げることなく、長きに渡る海外勤務を全うしていく。
一方、同じく組合員として共に闘った行天四郎(三浦友和)は会社側へ寝返り、
エリートコースを歩みながら恩地と対立していくこととなる。



そして10年が経ちようやく本社へ復帰を果たした恩地を待っていたのは航空史上最大のジャンボ機墜落事故だった



謙さんが大会社の中で虐げられつつも信念を曲げず、
そして未曾有の大事故の遺族にもまっすぐ誠実に向き合おうとする漢を演じています
さすがにその背中がカッコいいです^^



また、出世を選び、影に表に暗躍し昇っていくかつての同志を三浦友和も存在感たっぷりです

対照的なこの二人の対比を軸にして物語りは進み、
そして誰もが忘れないあのジャンボ機墜落事故を迎えます・・・

この日航機墜落事故(劇中では国民航空ですが・・・)は、
以前観た「クライマーズ・ハイ」でも描かれていましたが、
あちらは事故の真実を伝えようとする新聞記者の戦いを描いたものでしたが、
この作品ではその事故を起こした「加害者」となる会社側の人間の動きを、
裏側も交えて詳細に伝えてくれます

しかしテロップで何度もフィクションであることの注意が出てきましたが、
よくこれが映像化できましたよね^^;
日航が経営危機に陥ったこのタイミングも無関係とは思えませんね

劇場公開時は途中でトイレ休憩があったほどの長編ですが、
ホントに見ごたえがありました

時が経つにつれどうしても記憶が薄れていく中、
こういった作品でもう一度思い起こすのも大事ですね


オススメ度(5点満点):★★★★★


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