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シリアの独裁政権、ミャンマーの軍事政権

2021-05-21 12:14:29 | 徒然日記

「人間の土地へ」という本を読みました。

日本人女性として初めてK2登頂を果たした著者が

シリアの内戦とシリア人との結婚を綴ったノンフィクションです。

 

シリアの内戦は、独裁政権、アメリカ、トルコ、ロシア、ISISが絡み、

泥沼化した結果、なにも変わらないまま今に至っているという認識です。

 

内戦前と内戦開始後のシリアの雰囲気が書かれており、

vorinはミャンマーの軍事政権に通じるものがあるなと感じました。

 

秘密警察があちらこちらにいて、

政権を批判するようなことは一切禁止。

軍や警察は堕落しており、賄賂なしでは動かない。

国民に平気で暴力を振るう。

教育に力を入れず、情報を制限・統制。

 

独裁政権になると、

どこでもこういう状況になるのでしょうね。

ジョージ・オーウェルの「1984」そのものです。

 

vorinは「どういう政権でも国民が幸せならいいのでは?」と思っておりましたが、

もし日本が独裁政権になったら

自由に発言できず、

秘密警察にビクビクしながら生活しなければいけなくなるわけです。

今回のコロナでマスゴミを筆頭に

自粛警察やマスク警察といった、

なんの権限もない摘発者たちが勝手に涌いていますが、

独裁になるとそれが当たり前の世の中なるわけです。

 

今のミャンマーは軍事政権がクーデターを起こし、

国際社会は様子を見ているところです。

国内では反対デモが起きたり、少数民族の武装組織がデモを支持したりしていますが、

シリアのように内戦が起きて、大国が介入することはないと思います。

 

シリアもミャンマーも国軍が国民を弾圧します。

平気で国民に暴力を振るい、武器を使用し、殺します。

圧倒的な力に抑えられている以上、

国民だけで軍事政権を倒すということは難しいと思います。

 

ということは、今もシリアが独裁政権を続けているように

ミャンマーは前の軍事政権時代のような状況に戻ることが予想されます。

 

国内の政治に外国が介入するべきではありません。

が、シリアもミャンマーも「国」なんでしょうかね。

日本は明治時代に割とすんなり「国」になったので、

世界の「国」を日本のような「国」として見がちですが、

まだまだ「国」になっていない「国」がたくさんあるように思います。

 

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