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日々反省、日々発見、
日々決意、日々後悔・・・
こんなvorinでも間違いなく進歩しているはずです!!

感謝を求めてはいけない

2011-06-18 11:34:59 | ひとことモノ申す!!
広島市長が原爆の被爆者に対する支援について、
「もらう人も当たり前ではなく、ありがとうと思ってほしい」
みたいなことを言ったそうで、
被爆者から非難を受けているようです

原爆を落とされる原因を作った国が悪いのだから、
被害者は賠償されるべきであり、
必要な支援を受けて当たり前・・・。

って思っている人もいるだろうし、


必要な支援をしてくれてありがたいと
思っている人もいるだろうし。


vorinは、仕事で「無料」相談をやっています。


困っている人の役に立ちたいという気持ち。

敷居を低くして、いろいろな人が相談しやすくなればよいという気持ち。

相談から依頼につながれば、なおOKという気持ち。


まあいろいろな気持ちから「無料」となっています。


大半の方々は、電話などで「ちょっと聞きたいんだけど」
という疑問を解消していかれます。

「無料でこんなに親切に答えてもらって助かりました」

「相談料、請求してもらってもいいんですよ」

「あさましいかもしれませんが、無料ということで利用させてください」

皆さま、「無料」ということに対して

申し訳ない

ありがとう

と思ってくださる方がほとんどです。


が、中には、


完全に「無料」を利用して

何度も「無料相談」の範囲を超えた相談をされる方もいらっしゃいます。


そういった方からは
感謝の言葉を聞くことはありません。

おそらくポケットティッシュと同じなのです。


自分が無料にしろって言ったわけでなく、

相手から無料で情報を提供してくれるんだから、

利用しまくろう。


vorinのパートナーは、そういう利用者についても「それでいい」と言います。


でも、実際相談を受けているvorinとしては、

見返りを求めてはいけないことは分かっていても

せめて「ありがとう。助かったよ」と言ってもらいたい。


感謝を強要するわけではありませんが、
その相談のために1時間も2時間もかけてお返事をしてるわけで、

お金を払って依頼してくれている方々に費やせる時間を調整しているわけで、

「無料」であることを「当然」と思ってもらいたくない

と思ってしまいます。


たぶん広島市長も同じ気持ちだったのではないでしょうか。

窓口で職員に暴言を吐く人もいるのでしょう。

いいかげん言わずにはいられなくなったのかもしれません。


でも、相手に感謝を求めることは、自分のエゴなのです。


感謝は相手に強要することではないし、

それをやることがどれだけ大変かということを相手にわかってもらいたい

と思ってはいけないのです。


広島市長の発言に対して

「被爆者の気持ちを分かっていない」

という人もいると思いますが、

それもまた1つのエゴです。


同じ経験していない人に「自分の気持ちを分かってほしい」
といくら言ったところで、完全に理解することはできません。

お互いが、お互いの気持ちを察することで、
自然と優しい言葉であったり、
優しい態度が出てくるのだと思います。


「気持ちを察する」


日本人が得意としていることじゃないですか。


どうして昔からやっていることが
最近はできなくなってしまったのでしょうか・・・。

感謝を強要しなければいけないような日本になってしまったことが、とても残念です。


コメント (1)
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