4月20日(日)はコミセンの企画展示ホールで第65回エヒメ春の川柳大会が
開催されました。当日は朝からの雨模様でしたが、県内外から200余名の方の参加があり
盛り上がりました。
大会の冒頭に小学生と中学生を対象にした「ジュニア」の部の表彰式が行われ、特選句が
紹介されました。その中で印象に残ったのは中学1年生の「スタートへ決意の一歩歩き出す」の句。
この春、中学校という新しい環境に飛び込んで行くことの不安もありながら、さあ頑張ろうという
新鮮な決意が感じられて好感が持て微笑ましくもあります。
胸を張って制服に身を包んだ初々し15歳、頑張れと声援を送らさせてもらいました。
また、こういったイベントを通して子供達に川柳に関心と興味を持ってもらうことが、今後の愛媛の
川柳界にとって大切な事で、どんどん川柳ファンが増えて欲しいと思いました。
さていよいよ当日投句も提出時間の閉切が終わり披講の時間となりました。
今年のお題と当方の川柳は以下の通りです。
拙い句でお口汚しではありますがご覧下さい。ちなみに◯印が入選句です。
「おもてなし」 妻の辞書亭主もてなす文字がない
◯三ツ星のシェフのもてなし隙がない
「スリル」 ◯時価とある寿司屋のネタを食べてみる
◯満月に文庫の中の鬼笑う
「つやつや」 つやのあるトマトだすべて良しとする
倦怠期ワックス塗っていいですか
「鯛」 時価とある鯛の秘密をあぶり出す
◯桜鯛まだ隠してる嘘がある
「装う」 無実だと月の兎の黙秘権
逆境を強気装い切り抜ける
「宇宙」 ベランダに解凍された小宇宙
◯肉じゃがに宇宙を少し混ぜてみる
いつも感じることではありますが当然、類似した句もありはするものの200人いれば
200通りの表現があるのには驚きです。
それらの句に自分が発見出来ていない発想、切り口が多々あり、なんと自分はまだまだ井の中の
蛙だなと思い知らされる瞬間であります。これからも大いに皆さんの川柳に刺激を受けながら
作句に励みたいと思います。
次の句は先般、高知での木馬川柳大会で投句したものです。◯印が入選句です。
「印」 印画紙に定着させた反抗期
◯分度器の45度に付箋貼る
「熱い」 クリオネの軽い嫉妬に微熱出る
熱帯夜円周率をアートする
「紙」 追伸に未練残した春嵐
◯暫くは折られたまま紙でいる
「冷」 本気なら本気と言えよ冷や奴
グーチョッキパー冷却期間置いてみる
「頷く」◯正解はないと頷くネコヤナギ
運命線の端で頷く鬼がいる
川柳の道は長く先が見えませんが、これからも大いに楽しみながらやって行きたいと思います。
川柳仲間の皆さん、これからも宜しくお願いします。

披講をしているのはKさん。めりはりのある声で良く聞き取れました。お疲れ様でした。

今年のお題です。ひとつのお題に役400余の句が出されるので選者も大変です。

会場の全体の様子。和気あいあいの中、大会は順調に進行して行きます。

お昼の弁当です。春らしく彩りも良く美味しく頂きました。
開催されました。当日は朝からの雨模様でしたが、県内外から200余名の方の参加があり
盛り上がりました。
大会の冒頭に小学生と中学生を対象にした「ジュニア」の部の表彰式が行われ、特選句が
紹介されました。その中で印象に残ったのは中学1年生の「スタートへ決意の一歩歩き出す」の句。
この春、中学校という新しい環境に飛び込んで行くことの不安もありながら、さあ頑張ろうという
新鮮な決意が感じられて好感が持て微笑ましくもあります。
胸を張って制服に身を包んだ初々し15歳、頑張れと声援を送らさせてもらいました。
また、こういったイベントを通して子供達に川柳に関心と興味を持ってもらうことが、今後の愛媛の
川柳界にとって大切な事で、どんどん川柳ファンが増えて欲しいと思いました。
さていよいよ当日投句も提出時間の閉切が終わり披講の時間となりました。
今年のお題と当方の川柳は以下の通りです。
拙い句でお口汚しではありますがご覧下さい。ちなみに◯印が入選句です。
「おもてなし」 妻の辞書亭主もてなす文字がない
◯三ツ星のシェフのもてなし隙がない
「スリル」 ◯時価とある寿司屋のネタを食べてみる
◯満月に文庫の中の鬼笑う
「つやつや」 つやのあるトマトだすべて良しとする
倦怠期ワックス塗っていいですか
「鯛」 時価とある鯛の秘密をあぶり出す
◯桜鯛まだ隠してる嘘がある
「装う」 無実だと月の兎の黙秘権
逆境を強気装い切り抜ける
「宇宙」 ベランダに解凍された小宇宙
◯肉じゃがに宇宙を少し混ぜてみる
いつも感じることではありますが当然、類似した句もありはするものの200人いれば
200通りの表現があるのには驚きです。
それらの句に自分が発見出来ていない発想、切り口が多々あり、なんと自分はまだまだ井の中の
蛙だなと思い知らされる瞬間であります。これからも大いに皆さんの川柳に刺激を受けながら
作句に励みたいと思います。
次の句は先般、高知での木馬川柳大会で投句したものです。◯印が入選句です。
「印」 印画紙に定着させた反抗期
◯分度器の45度に付箋貼る
「熱い」 クリオネの軽い嫉妬に微熱出る
熱帯夜円周率をアートする
「紙」 追伸に未練残した春嵐
◯暫くは折られたまま紙でいる
「冷」 本気なら本気と言えよ冷や奴
グーチョッキパー冷却期間置いてみる
「頷く」◯正解はないと頷くネコヤナギ
運命線の端で頷く鬼がいる
川柳の道は長く先が見えませんが、これからも大いに楽しみながらやって行きたいと思います。
川柳仲間の皆さん、これからも宜しくお願いします。

披講をしているのはKさん。めりはりのある声で良く聞き取れました。お疲れ様でした。

今年のお題です。ひとつのお題に役400余の句が出されるので選者も大変です。

会場の全体の様子。和気あいあいの中、大会は順調に進行して行きます。

お昼の弁当です。春らしく彩りも良く美味しく頂きました。