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60からのつれづれ日記

6回目の年男、現在は月20日ほど、午前中3時間ほどのパートでのんびりと仕事をさせてもらっています。

高知県立牧野植物園

2014-05-17 10:11:18 | インポート
5月7日(水)連休が終わった後でしたが高知の牧野植物園に行って来ました。
我が家からは国道33号線を通れば高速道路を使わずとも高、知市内まで2時間30分も
あれば充分。天気も五月晴れの絶好のドライブ日和、新緑の山間を縫って快適に車を
走らせました。






高知市内にある小高い五台山にある植物園に11時過ぎ到着。平日にも関わらず駐車場は
ほぼ満車状態。同じ場所に四国八十八ヶ所31番札所の竹林寺があるので、お遍路に来ている方も
多く賑わっていました。(竹林寺の事は後日のブログで掲載したいと思います。)






丁度昼時なので園内にあるレストランで食事を。高知の食材を使ったランチメニューの中から
ハンバーグ定食を注文。レストランの屋外テラスで南国の日差しを浴び、目の前に広がる自然を
満喫しながらの食事は非日常の空間となりハンバーグにしては値段は割高でしたが、味も良く
それだけの価値はあり充分に満足感があり納得でした。






食事のあとはゆっくりと植物園うを散策。樹木の手入れは自然樹形を基本とし、草花の植栽も
自生地を手本として、自然の姿が連想できるよう工夫されていて違和感なく回遊出来ます。
ここを歩いているとまさに人間も自然の一部なんだと実感。起伏に富んだ多様な地形条件から
生まれる日照、温度、土壌など環境条件の違いを活かして、それぞれに適した植物を選んで
植栽していて、それぞれの植物、草花にすべて名前が付いています。そういえば人類は森羅万象、
すべての生物、人工物、宇宙のはてから海の底の微生物まであらゆるものに名前を付けていることに
改めて感心。



当たり前に口にしている諸々の名前ですが、どこかのだれかが命名している訳でそこには必ず
牧野富太郎が腐心したように命名までには様々なドラマがあったと思われます。
なぜか、NHKの「タイムスクープハンター」で繰り広げられる、過去の歴史の表舞台に
出ない様な事や事件などの真相をドキュメンタリータッチで取材するという人気番組がありますが、
その番組を見ている様な期待感、ワクワクを感がこの園内から感じ取ることが出来ました。






幼い頃からの植物好きの趣味が晩年に偉業となって「日本植物学の父」と言われるまでに。
「牧野富太郎記念館」の膨大で貴重な資料を見ると牧野博士の気の遠くなるような努力が
垣間みることが出来ます。明治、大正、昭和前期のコピー機やデジカメましてやパソコンなど
全くないアナログの時代にあれだけのデータを記録し、後世に残すというエネルギーは
凄いものです。決して成功の連続ではなく、裕福な商家に生まれたが、その後生家が没落し31歳で
帝国大学理科大学の助手となったものの経済的にもかなり困窮し苦労、その影響で奥さんも懸命に
働き支援したようです。
独学で学歴もない今で言うと「明るくタフな植物オタク」?!一芸に秀でて金銭感覚にうとく
家族を路頭に迷わせる偉人というのは定番の話かも知れませんが、なんと博士には
13人の子供が……。










昔なら兄弟が10人など当たり前の時代があったわけですが、少々の貧乏しても子供の数が多くても
充分育てられるという事を牧野博士も実践、証明した人物でもあるわけです。
少子化の現代、昔と比較して社会や価値観、教育費用の問題や各種制度や文化も変化があり致し方
なく、子供手当で子供を増やそうというのもひとつの選択支ですが、子育てがステイタスに
感じる社会、それを認める世論、また社会的インフラの整備、諸々の制度やシステムの改革が
急務だと思います。
凡人の当方などが思うまでもなく行政はその方向で動いてはいるのでしょうが、先般、日本は
2060年には人口が8600万人、そのうち65歳以上の高齢者が2.5人に一人となり
全国で多くの地方自治体が倒産するなどの試算もつい最近出たようです。






博士の子供の人数から話が逸れてしまい希望のない話題になりました。もとへ…。
長年に渡り日本の植物を調べ上げ、学名を付け、学問的に分類して植物の戸籍台帳を作った牧野富太郎。
日本にどのような植物がどこに生えているのかを解き明かした人物。日本の植物の三分の一以上は
牧野博士が学名や和名をつけた言わば植物の名付け親。頑にその道を貫く土佐のいごっそうである
ことは間違いないようです。







この後はその時の写真を掲載しますのでご覧になって癒されて下さい。
























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植物園の入口、日差しが強い日でした。日本古来の花「和花」の展示があるようです。






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シライトソウ。花が咲いている場所にはこんな表示がしてありました。




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至る所に植物の名前の表示をして管理が行き届いています。






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ラン科のシランの仲間だと思います。紫で神秘的な花が特徴です。






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レストランで昼食。高知の食材を使った海鮮丼です。






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南エリアの温室にあるサボテンの仲間。丁度花が咲いていました。








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笹の雪というサボテン。笹の葉の形で周辺がまさに雪のように白いラインに。
熱帯のサボテンにも粋なネーミングをしたものです。






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ランが見事に咲き誇り圧巻です。










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温室には様々な種類の熱帯植物が植栽されていて南国情緒が味わえました。






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水辺の植物、ほっとするまさに癒しの空間で時間を忘れます。





夏野菜の準備と雑草との格闘

2014-05-04 11:09:41 | インポート
大型連休の後半で世間は賑わっておりますが、当方は夏野菜を植える為に地味な農作業に
専念しております。






昨日は10時過ぎに出掛けて、まだ草の残っている所から鍬で大まかに刈り取り、その後は
座り込んで草引きを。あらかた草が引けたら畝を作る為に、三つ鍬で土を掘り起こす作業。
そこにパーク堆肥と牛糞を蒔いて再度、掘り返します。それに加えて化成肥料と苦土石灰を
ぱらぱらと蒔いてやります。



出来る限り、土を柔らかくしたいのでさらに鍬で土を掘り返します。その状態で本来なら
数日、陽にさらして空気の流通を良くするのでしょうが、今日、茄子の苗を植える為に昨日は
すぐにマルチシートをかけました。これですでに作っていた畝と併せて取り敢えず連休の間に
植える野菜の下準備は完了。
あとは、5月1日に耕していた畝に肥料をやって耕すの繰り返し。まだ、空豆の東側の
草引きも残っていてこれも今日あたり手をつけておきたいと思っています。






ジャガイモの生長がいまいち?!なので化成肥料と牛糞を急遽蒔いておきました。
茎が地上に出始めて少したったあたりが、追肥の時期かと思うのですがその時期にやった肥料の
量が足らなかったのか?昨年の今頃の写真と比べると葉の勢いが少ないのが気になります。
相変わらず、キヌサヤエンドウは今が採り時で昨日の夕食はカレーに入れてキヌサヤカレー。







あと本日の予定は自宅に帰ってゴーヤと枝豆の種をポットに植えるつもりです。
その為にはプランターの土を出して(情けないことにここでも雑草を引くところから始まります…)
土を細かく振り分けます。これも時間が掛かりそうでありますがやるしかありません。
そんなこんなで作業着に着替えて行ってまいります。










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草で茫々でしたが、なんとかここまで進みました。






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マルチシートを敷いて準備万端です。左側は職場のYさんからもらったレタスの苗を植えました。






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畑の西側です。マルチを掛ける前の状態。






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西側の畝にマルチを敷きました。






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畑の東側の様子です。奥に見える華厳禅寺も完成まで約1年がかりでした。






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空豆です。もう少しで収穫出来そうです。小さかった苗が長く寒い冬を辛抱し耐えて
乗り越えたからこその結果。ふと、人間も一緒だろうかなどと……。






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赤玉ねぎですが、なかなか球が太りません。





松山春まつりで伍健に出会う

2014-05-03 09:46:24 | インポート
4月6日(日)の旧聞で恐縮です。




写真教室の作品の素材探しのために、松山春祭りの大名行列の見物に出かけた時のことです。
丁度、ロープウエイ前を行列がスタートという時にかなりの雨が降り出しました。
暫く雨の上がるのを待っていた見物客もこれは中止になりそうということで
帰り始めた時に、小振りになり祭り開始の合図の銃声(火縄銃)が会場に響きました。




その時に松山市長の挨拶があったのですが、話に引用されたのが
前田 伍健の句「考えを直せばふっと出る笑い」でした。
「せっかく来たのに雨が降って濡れてしまったし祭りが盛り上がらんとか思わずに、
考えを直していい雨やった。祭りが出来る事に感謝してこの伝統ある大名行列を楽しみましょう」
写真を撮っている最中だったので、充分聞いたわけではありませんがそういった
主旨だったと思います。
この句は以前川柳の大先輩のSさんのメールにあったので前向きになれる言葉として
私もパソコンの横の壁に貼っており知っていましたが、恥ずかしながら作者は知りませんでした。
  
松山と言えば俳句の街、野志市長がその俳句を引用せず川柳に関心があるかどうかは
分かりませんが、この場にふさわしい川柳を引用されたことに、末席で川柳を作っている
身としてはよく言ってくれたと肩身の広い思い?!がしてちょっと嬉しく思った次第です。
祝辞や挨拶の中で俳句を例に出す事はあっても、川柳を引用されるケースはあまり聞いた事が
ないからです。
少しでもこういった公の場で「川柳」が話題にされるということは有り難いことです。




ちなみに今年のお姫様役のすみれさんはテレビで見る通り、品のある美しさ(私見ですが…)は
さすがでした。すみれさんの笑顔は魅力的で大勢の老若男女がカメラ(恥ずかしながら当方も
そのうちの一人ですが…)を向けておりました。






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無事雨も上がって大いよいよ大名行列、武者行列が開催。先陣を切る鉄砲隊の勇姿。






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貴婦人に扮した一般参加の女性。明治時代の仮装行列もありました。






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行列は、奉行やよろい姿の武将を従えた加藤嘉明、2代目蒲生忠知、3代目松平定行の
歴代松山藩主と、正岡子規ら明治時代の計4グループで構成。






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中央の楽器は笙でしょうか?笛や太鼓などの楽器が行列を彩ります。








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皆さんこの笑顔、雨が上がってよかったですね。










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参勤交代の奴さんでしょうか?






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こちらは女の子ですね。大きな刀を差して真剣そのものです。






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同じく男の子。頼もしい武者姿が様になっています。






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戦国武将は体力も必要。余計な事ですが、鎧兜の重さも気になったりして。










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あでやかな朱色の着物に身を包んだお姫様役のすみれさん。終止、笑顔を絶やさない
プロ根性はさすが。






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すみれさんのオーラが眩しかったのか?肩車された男の子の何とも言えぬこの表情。












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この日の祭りの人出は約13万人とか。主催者側も参加された皆さんともにお疲れ様でした。





畑の草引きに追われて

2014-04-29 11:41:59 | インポート
夏野菜を連休を利用して植えようとしていますが、その前に大仕事が待っていました。
こまめに草引きをしておけば良いものを、忙しさ?!にかまけてついつい放置。
その結果、今大変な目に遭うというパターン。子供が夏休みに遊び惚けて最後の3日間で
慌てまくって溜まった宿題をやっている、まさにその状態。






そんな中、さやえんどうとスナップえんどうは順調に生育。収穫をして食卓におかずの
一品として美味しく頂きました。空豆も職場のYさんから頂いた方の苗の成長が見事で、立派に
育ちました。こちらも茎が倒れないように紐を掛けていましたが、暫くたって畑に行ってみると
茎や葉が被い茂り、風で倒れてしまって悲惨な状況に。
今度は紐の種類を変えて周辺を縛って来ました。それと茎の先端をこれ以上高くならないように、
ハサミで切って栄養分が実の方へ廻る?!ようにしました。あと茎の本数を減らして残った茎を
しっかりさせるため不要と思われる細い茎や実の付いていない茎を根元から切断。
これらの作業はもう少し早い方が効果的だったと思われるのですが……。
話は変わりますが、空豆とは良く言ったもので、茎から空に向かってさやがしっかり実る姿からの
ネーミングはまさに「名は体を表す」を地で行っています。


拙句  「空豆」  ◯空豆がしゃんと天向く喝采だ






昭和の日の今日は天気予報では雨でしたが、いい天気となりました。
昼からは畑に行って草引きの続きをやって来ます。草引きの後は、土を耕しいつもの土作りです。
草引きのコツは、畑全体の茂った雑草を見ないこと。全体を見てしまうとこの広さを一人で
草取りをせないかんのやと思うと、その作業量にぞっとしやる気が萎えてしまいます。
とにかく目の前、1メーターぐらいしか見ないようにして無の境地で黙々と草を引く。
そして1メーター引き終えたらまた次の1メーターの範囲に移る。この繰り返しに尽きます。
物事は全体を俯瞰しながら解決して行く事が多いのですが、草引き関しては全体をあえて見ないで
目先きに捕われる事がいいと自分に言い聞かせている次第です。
先人の言葉を今更ながらではありますが…。「ローマは一日にして成らず」「千里の道も一歩から」






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こちらの白い花が咲いているのがスナップエンドウです。






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立派に育った空豆。その手前の畝がジャガイモです。






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空豆がどんどん大きくなっています。


















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こちらはさやえんどうです。






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下の方は実が大きくなっていました。上の方は実がこれからですが炒めて食べてもOKです。










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ジャガイモもこんな感じです。去年に比べたら少し成長が遅い?肥料をやらなければ。






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東側です。まだまだ草が残っています。雑草の生命力、恐るべしです。






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玉ねぎの横は草を引きました。










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奥に見えるのがウェルピア伊予。こちら側も約半分は草引きを完了させました。






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これは4月初めに収穫した早生玉ねぎです。





アナと雪の女王

2014-04-27 10:39:44 | インポート
遅ればせながらディズニーの話題の映画「アナと雪の女王」を鑑賞して来ました。
本年度アカデミー賞の長編アニメーション賞と主題歌賞のW受賞の前評判に違わず、さすが
全世界でヒットした作品の魅力が全編から伝わってきました。






運命に引き裂かれた王家の姉妹が、凍てついた世界を救うため冒険を繰り広げる姿を
描いたストリー。触れたものを凍らせる秘密の力を持った姉のエルサは、その力を制御しきれず、
真夏の王国を冬の世界に変えてしまう。
エルサの妹アナは、城から逃亡した姉と王国を救うため、山男のクリストフとその相棒の
トナカイのスヴェン、夏にあこがれる雪だるまのオラフとともに、雪山の奥へと旅に出る。
そしてすべての鍵を握る真実の愛とは?


【豆知識】
映画本編では4月9日付けで世界興収10億9700万ドルを突破。10億6300万ドルの
「トイ・ストーリー3」を超えて、アニメ映画としては歴代1位となっており、実写映画を含む
世界歴代興行ランキングでも現在9位につけている。
ちなみに日本では現在公開中の長編アニメーション映画「アナと雪の女王」が4月19日、
3月14日の公開から37日目にして興行収入100億円を突破した。前日18日には動員数が
800万人に到達、どちらもウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン史上最速での
記録達成となった。






ディズニーの定番である「愛」「勇気」「冒険」などの構成でハラハラドキドキ物語の展開、
同じくディズニーならではのハイクオリティのCGアニメで築かれる氷の世界、迫力溢れるシーン。
そしてユーモラスで愛嬌のあるキャラクターの活躍で笑いもありであっという間の102分間。
クライマックスから感動の予期せぬエンディングまで息をつく暇がないという感じでした。

さらに今回は、ミュージカル仕立てで劇中の音楽が映画をさらにグレードアップさせ見事で
素晴らしい曲ばかりでした。






姉のエルサの吹き替えは松たか子で女優としての実績はもちろんですが、ミュージカルで
鍛え上げた彼女の歌声は圧巻。歪められることなく正確に歌われた日本語の伸びやかさに、
今時の日本の歌手など蹴散らす堂々の発声、表現力には貫禄さえ感じられます。
さらに主題歌「let it go 」は世界25ヶ国の女優が歌いつなぐ動画がYouTubeに公開され話題を
呼んでいて、この動画で日本語のパートを担当しているのは松たか子。彼女が歌っている
約6秒間のパートが世界中で大絶賛されているとか。


また、妹役のアナは神田沙也加の歌唱力にも驚きました。松田聖子と神田正輝の娘さんという
話題を集め、この世界にデビューしたものの、その後、鳴かず飛ばずといった印象しか持って
いませんでした。この映画で声優で歌を歌っていることも知らず、映画の途中、この声優も歌が
上手いなあ、よく見つけてきたなあ、相当のオーディションを勝ち抜いて来た声優さんだろうなと、
思いつつ観ていたらエンドロールに彼女の名前が……。
こちらが知らないだけで彼女は「親の七光り」などでなく、数多くの舞台で場数を踏み、
歌と演技の腕を磨いてキャリアを重ねていたのです。




どの世代にも笑い、涙、愛と勇気、感動を提供できるミュージカル・アニメの傑作として
映画史上に記録され、我々の記憶に残る作品となるのは間違いないと思います。
それでは松たか子が歌う主題歌「let it go 」をお聴き下さい。
















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YouTube: 『アナと雪の女王』ミュージック・クリップ:Let It Go/エルサ(松たか子)