5月7日(水)連休が終わった後でしたが高知の牧野植物園に行って来ました。
我が家からは国道33号線を通れば高速道路を使わずとも高、知市内まで2時間30分も
あれば充分。天気も五月晴れの絶好のドライブ日和、新緑の山間を縫って快適に車を
走らせました。
高知市内にある小高い五台山にある植物園に11時過ぎ到着。平日にも関わらず駐車場は
ほぼ満車状態。同じ場所に四国八十八ヶ所31番札所の竹林寺があるので、お遍路に来ている方も
多く賑わっていました。(竹林寺の事は後日のブログで掲載したいと思います。)
丁度昼時なので園内にあるレストランで食事を。高知の食材を使ったランチメニューの中から
ハンバーグ定食を注文。レストランの屋外テラスで南国の日差しを浴び、目の前に広がる自然を
満喫しながらの食事は非日常の空間となりハンバーグにしては値段は割高でしたが、味も良く
それだけの価値はあり充分に満足感があり納得でした。
食事のあとはゆっくりと植物園うを散策。樹木の手入れは自然樹形を基本とし、草花の植栽も
自生地を手本として、自然の姿が連想できるよう工夫されていて違和感なく回遊出来ます。
ここを歩いているとまさに人間も自然の一部なんだと実感。起伏に富んだ多様な地形条件から
生まれる日照、温度、土壌など環境条件の違いを活かして、それぞれに適した植物を選んで
植栽していて、それぞれの植物、草花にすべて名前が付いています。そういえば人類は森羅万象、
すべての生物、人工物、宇宙のはてから海の底の微生物まであらゆるものに名前を付けていることに
改めて感心。
当たり前に口にしている諸々の名前ですが、どこかのだれかが命名している訳でそこには必ず
牧野富太郎が腐心したように命名までには様々なドラマがあったと思われます。
なぜか、NHKの「タイムスクープハンター」で繰り広げられる、過去の歴史の表舞台に
出ない様な事や事件などの真相をドキュメンタリータッチで取材するという人気番組がありますが、
その番組を見ている様な期待感、ワクワクを感がこの園内から感じ取ることが出来ました。
幼い頃からの植物好きの趣味が晩年に偉業となって「日本植物学の父」と言われるまでに。
「牧野富太郎記念館」の膨大で貴重な資料を見ると牧野博士の気の遠くなるような努力が
垣間みることが出来ます。明治、大正、昭和前期のコピー機やデジカメましてやパソコンなど
全くないアナログの時代にあれだけのデータを記録し、後世に残すというエネルギーは
凄いものです。決して成功の連続ではなく、裕福な商家に生まれたが、その後生家が没落し31歳で
帝国大学理科大学の助手となったものの経済的にもかなり困窮し苦労、その影響で奥さんも懸命に
働き支援したようです。
独学で学歴もない今で言うと「明るくタフな植物オタク」?!一芸に秀でて金銭感覚にうとく
家族を路頭に迷わせる偉人というのは定番の話かも知れませんが、なんと博士には
13人の子供が……。
昔なら兄弟が10人など当たり前の時代があったわけですが、少々の貧乏しても子供の数が多くても
充分育てられるという事を牧野博士も実践、証明した人物でもあるわけです。
少子化の現代、昔と比較して社会や価値観、教育費用の問題や各種制度や文化も変化があり致し方
なく、子供手当で子供を増やそうというのもひとつの選択支ですが、子育てがステイタスに
感じる社会、それを認める世論、また社会的インフラの整備、諸々の制度やシステムの改革が
急務だと思います。
凡人の当方などが思うまでもなく行政はその方向で動いてはいるのでしょうが、先般、日本は
2060年には人口が8600万人、そのうち65歳以上の高齢者が2.5人に一人となり
全国で多くの地方自治体が倒産するなどの試算もつい最近出たようです。
博士の子供の人数から話が逸れてしまい希望のない話題になりました。もとへ…。
長年に渡り日本の植物を調べ上げ、学名を付け、学問的に分類して植物の戸籍台帳を作った牧野富太郎。
日本にどのような植物がどこに生えているのかを解き明かした人物。日本の植物の三分の一以上は
牧野博士が学名や和名をつけた言わば植物の名付け親。頑にその道を貫く土佐のいごっそうである
ことは間違いないようです。
この後はその時の写真を掲載しますのでご覧になって癒されて下さい。

植物園の入口、日差しが強い日でした。日本古来の花「和花」の展示があるようです。

シライトソウ。花が咲いている場所にはこんな表示がしてありました。

至る所に植物の名前の表示をして管理が行き届いています。

ラン科のシランの仲間だと思います。紫で神秘的な花が特徴です。

レストランで昼食。高知の食材を使った海鮮丼です。

南エリアの温室にあるサボテンの仲間。丁度花が咲いていました。

笹の雪というサボテン。笹の葉の形で周辺がまさに雪のように白いラインに。
熱帯のサボテンにも粋なネーミングをしたものです。

ランが見事に咲き誇り圧巻です。

温室には様々な種類の熱帯植物が植栽されていて南国情緒が味わえました。

水辺の植物、ほっとするまさに癒しの空間で時間を忘れます。
我が家からは国道33号線を通れば高速道路を使わずとも高、知市内まで2時間30分も
あれば充分。天気も五月晴れの絶好のドライブ日和、新緑の山間を縫って快適に車を
走らせました。
高知市内にある小高い五台山にある植物園に11時過ぎ到着。平日にも関わらず駐車場は
ほぼ満車状態。同じ場所に四国八十八ヶ所31番札所の竹林寺があるので、お遍路に来ている方も
多く賑わっていました。(竹林寺の事は後日のブログで掲載したいと思います。)
丁度昼時なので園内にあるレストランで食事を。高知の食材を使ったランチメニューの中から
ハンバーグ定食を注文。レストランの屋外テラスで南国の日差しを浴び、目の前に広がる自然を
満喫しながらの食事は非日常の空間となりハンバーグにしては値段は割高でしたが、味も良く
それだけの価値はあり充分に満足感があり納得でした。
食事のあとはゆっくりと植物園うを散策。樹木の手入れは自然樹形を基本とし、草花の植栽も
自生地を手本として、自然の姿が連想できるよう工夫されていて違和感なく回遊出来ます。
ここを歩いているとまさに人間も自然の一部なんだと実感。起伏に富んだ多様な地形条件から
生まれる日照、温度、土壌など環境条件の違いを活かして、それぞれに適した植物を選んで
植栽していて、それぞれの植物、草花にすべて名前が付いています。そういえば人類は森羅万象、
すべての生物、人工物、宇宙のはてから海の底の微生物まであらゆるものに名前を付けていることに
改めて感心。
当たり前に口にしている諸々の名前ですが、どこかのだれかが命名している訳でそこには必ず
牧野富太郎が腐心したように命名までには様々なドラマがあったと思われます。
なぜか、NHKの「タイムスクープハンター」で繰り広げられる、過去の歴史の表舞台に
出ない様な事や事件などの真相をドキュメンタリータッチで取材するという人気番組がありますが、
その番組を見ている様な期待感、ワクワクを感がこの園内から感じ取ることが出来ました。
幼い頃からの植物好きの趣味が晩年に偉業となって「日本植物学の父」と言われるまでに。
「牧野富太郎記念館」の膨大で貴重な資料を見ると牧野博士の気の遠くなるような努力が
垣間みることが出来ます。明治、大正、昭和前期のコピー機やデジカメましてやパソコンなど
全くないアナログの時代にあれだけのデータを記録し、後世に残すというエネルギーは
凄いものです。決して成功の連続ではなく、裕福な商家に生まれたが、その後生家が没落し31歳で
帝国大学理科大学の助手となったものの経済的にもかなり困窮し苦労、その影響で奥さんも懸命に
働き支援したようです。
独学で学歴もない今で言うと「明るくタフな植物オタク」?!一芸に秀でて金銭感覚にうとく
家族を路頭に迷わせる偉人というのは定番の話かも知れませんが、なんと博士には
13人の子供が……。
昔なら兄弟が10人など当たり前の時代があったわけですが、少々の貧乏しても子供の数が多くても
充分育てられるという事を牧野博士も実践、証明した人物でもあるわけです。
少子化の現代、昔と比較して社会や価値観、教育費用の問題や各種制度や文化も変化があり致し方
なく、子供手当で子供を増やそうというのもひとつの選択支ですが、子育てがステイタスに
感じる社会、それを認める世論、また社会的インフラの整備、諸々の制度やシステムの改革が
急務だと思います。
凡人の当方などが思うまでもなく行政はその方向で動いてはいるのでしょうが、先般、日本は
2060年には人口が8600万人、そのうち65歳以上の高齢者が2.5人に一人となり
全国で多くの地方自治体が倒産するなどの試算もつい最近出たようです。
博士の子供の人数から話が逸れてしまい希望のない話題になりました。もとへ…。
長年に渡り日本の植物を調べ上げ、学名を付け、学問的に分類して植物の戸籍台帳を作った牧野富太郎。
日本にどのような植物がどこに生えているのかを解き明かした人物。日本の植物の三分の一以上は
牧野博士が学名や和名をつけた言わば植物の名付け親。頑にその道を貫く土佐のいごっそうである
ことは間違いないようです。
この後はその時の写真を掲載しますのでご覧になって癒されて下さい。

植物園の入口、日差しが強い日でした。日本古来の花「和花」の展示があるようです。

シライトソウ。花が咲いている場所にはこんな表示がしてありました。

至る所に植物の名前の表示をして管理が行き届いています。

ラン科のシランの仲間だと思います。紫で神秘的な花が特徴です。

レストランで昼食。高知の食材を使った海鮮丼です。

南エリアの温室にあるサボテンの仲間。丁度花が咲いていました。

笹の雪というサボテン。笹の葉の形で周辺がまさに雪のように白いラインに。
熱帯のサボテンにも粋なネーミングをしたものです。

ランが見事に咲き誇り圧巻です。

温室には様々な種類の熱帯植物が植栽されていて南国情緒が味わえました。

水辺の植物、ほっとするまさに癒しの空間で時間を忘れます。