60からのつれづれ日記

6回目の年男、現在は月20日ほど、午前中3時間ほどのパートでのんびりと仕事をさせてもらっています。

吹矢体験会

2016-06-30 11:13:32 | 日記
先週6月25日(土曜日)は吹矢の体験会に参加して来ました。会場は上野団地集会場で時間は
10時から12時までの約2時間。体験希望者は団地に住む大人から子供さんまで約30名。
小雨がぱらついていましたが、開始時間近くなると続々と皆さん集まって来られました。

区長さんと、この体験会開催に当たって尽力されたYさんから一言挨拶があり、その後はとべ
陶街道支部のK支部長が吹矢競技の目的と意義を説明、実際に会員が矢を吹きながらその動作を
見てもらいながらやり方を解説。今日は当然、皆さん始めてなので6メートルで吹きます。
会場の広さの関係で、的は大人が3台に子供用が1台。早速、3班に別れて体験が始まります。
とべ支部からの応援は当方を入れてスタッフ6名。それぞれ的の担当を決めて順番に吹いて
もらいます。

皆さん、始めてで多少戸惑われ、ぎこちなさはあるものの楽しく吹かれていました。特に
中心の7点に矢が刺さると一斉に拍手と感嘆の声が上がります。吹き終わった後に感想を
聞くと楽しい、面白い、またやってみたい等々の前向な言葉が多かったようでした。
一通り全員が吹き終わった後、2回目は点数を記録してもらうことに。ちなみにここでの最高
得点は若い男性の方で1ラウンド33点でした。

約2時間、たっぷりそして和気あいあいでスポーツ吹矢を体験していただくことが出来、
我々も一安心。今後、この地区から会員になられる方が一人でも多くいらっしゃる事を
願っております。そして、来年のえひめ国体のデモ競技に皆で是非参加しましょう。
よろしくお願いします。


体験会場。的の設置は完了。


まずは吹矢の手順を皆で練習。


とべ陶街道支部の会員によるお手本を見てもらいます。


いよいよ体験開始です。皆さん、頑張って下さい。


手前の男性の方、良いポーズですね。


さあ、気になる得点の方は?


ちびっ子も参加。未来のスポーツ吹矢が明るくなりますね。



第40回全日本川柳2016年・愛媛大会

2016-06-28 12:15:52 | 日記
6月26日は待ちに待った「第40回全日本川柳2016年・愛媛大会」が盛大に開催され
ました。心配されていた天気も柳人の皆さんの日頃の行いが良いのか「晴れ」。天も我(この
場合は大会に向けて1年前からしっかりと準備して来たスタッフの皆さん。)に味方したと
いった感じで、皆さん「よし、この大会を成功させよう」という気持ちになられたと思います。

当方は舞台袖で進行係の責任者Mさんの補助をする部署。8時過ぎに会場に到着し早速、Mさん
から本日の進行表、舞台の図面、選者等の座る席順が書かれた資料などを頂き、1日の流れや
進行係としてやるべき事の説明を受け、打ち合わせ完了。サブホール入口ではスタッフの方が
それぞれ受付のための準備を慌ただしくやっておられます。句を書く場所では早目に来た方が
すでに投句用紙に向かって鉛筆を走らせています。その他、受付の横には業者の方が愛媛の物産を
販売するためのブースを設営。とにかく大会が始まる前の高揚感やドキドキ感、期待感が入り
交じって忙しいけれど何か楽しい。そして多くの方を「おもてなし」しようと各部署、緊迫感の
中、張り切っている様子が頼もしくさえ見えました。

本日の参加者は何と、北は北海道から南は沖縄まで総勢684名。聞く所によると前日、道後の
大和屋さんでの前夜祭に出席された方は330人とか。大いに盛り上がり、観光を兼ねて松山に
来られた方には最高の夜になったのではないでしょうか。受付開始は9時30分。11時30分に
投句が締め切られステージではアトラクションの郷土芸能「伊予万歳」が始まります。
その後、昼食を挟んで12時30分に開会式。昼食の間、会場内では今や、松山市のテーマソング
となった「この街で」の爽やかな曲と、新井満氏による子規の句を題材にした「春や春」のBGMが
流れ、松山情緒が醸し出されます。その後、記念講演があり13時40分からはジュニア部門の
川柳の秀句の発表と表彰式がありました。

14時30分からは一般の部の事前投句「野球」「船」「電車」「遠い」4題の秀句の披講です。
次から次へと選者が句を読み上げて行きます。会場からはその都度、作者が大きな声で
呼応します。そして、いよいよ本日の投句「迎える」「笑顔」「マドンナ」の入選句が発表される
時間になりました。いつもながら自分の句が読まれるかどうか気になる瞬間です。ただ県内の
大会と違って684人が一つの宿題で2点出すという事は1368の句の中から選ばれるのは
入選句が70点、優秀句が3点で合計73点のみ。選ばれる確率は約5%?!という狭き門。
結果は後ほどにして、当日投句の披講が終わった後は、次回開催地の札幌からの参加者による
宣伝タイム。見所満載、食べ物が美味しい、ビール園もありますとの熱心なアピールでした。
そして今年、11月に開催される「愛知国民文化祭」の川柳大会に来て下さいと、こちらも
愛知県の有志による告知がありました。全国各地、それぞれ川柳を通して活発に動いているなと
感じた一コマでした。

大会も大詰め、最後に当日投句の秀句と事前投句の秀句の中から各賞が選ばれ発表されます。
今年の最優秀句、文部科学大臣賞を獲得されたのは東京から参加した男性の句「百年後
笑顔になれる樹を植える」でした。ちなみに2位の参議院議長賞の句は「木の椅子の温さは
マドンナの温さ」3位の川柳大賞は「吊るし柿ひとり息子は帰らない」でした。
そして16時30分に閉会式。「札幌でまた会いましょう」という言葉で締めくくり、長丁場の
そして熱き言葉の闘い、全国大会IN愛媛は無事終了しました。

大過なく成功裏に終わった愛媛大会。県外の方に愛媛のもてなしは良かった、また来たいと
思って頂ければなお有り難いことです。とにもかくにも大会に向けて尽力されたそれぞれの
部署や担当の方、表舞台で活躍された方、表には出ないものの裏方のポジションでしっかり
支えられた方、ご苦労様でした。立場は違っても思いは一つ、目的は一つ。皆さん一丸と
なって取り組んだ成果、結果が愛媛の川柳界の歴史に一つの足跡を残したことは間違い
ありません。本当にお疲れ様でした。
余談ですが、皆さん帰られた後、会場内のゴミや忘れ物の確認をしていてふと感じるのは
大きなイベントを皆でやり遂げた充実感や満足感はあるものの、やはり「夏草や兵どもが
夢の跡」。宴や祭りの後につきものの寂しさと侘しさ。しかしながら心地よい疲労感を
楽しく思えるのも事実。そんな事を感じつつ会場を後にしました。

さてさて、本日の当方の結果の発表です。せめて一つ位は入選してくれれば御の字と
思っておりましたが、残念ながら全部没でした。一句も読まれることなく句達は見事に
討ち死にしました。選者の目に止まらなかったということは、印象に残る五七五では
なかった訳です。何が足りないのか、数多くの句の中から際立たせるためには工夫が
必要です。魅力ある言葉でユニークな句の内容を発信しなければなりません。
人の心を掴むのは何か?
会場に川柳マガジンを発刊している「新葉館出版」さんが本の販売をしていたので
その中から、この作者の感性がいいなと思い「大倉山発・山本喜太郎川柳句集」を購入。
これからゆっくり読んで勉強したいと思います。川柳という山の頂上はなかなか姿を
見せてくれません。以下に今回、出品させてもらった句を書かせて頂きます。
機会があれば推敲して他の句会で再チャレンジ、敗者復活戦をさせてやれたらと思いつつ…。

  「野球」   女房役キャッチミットがぶれてない
         インコース投げて出方を見てみるか

  「船」    船出するキリンの首と青い月
         思春期の紙風船にある嫉妬

  「電車」   終電車尖った月を乗せたまま
         寒月下夜行列車のひとでなし

  「遠い」   遠い日の夢を食うのか星鴉
         遠い日の春爛漫にある不安

  「笑顔」   春キャベツ笑って昨日やり過ごす
         また笑顔プラス思考の蟹である

  「マドンナ」 マドンナの謎のうふふで眠れない
         マドンナの爪の先から出る本音
 
  「迎える」  送迎の列に紛れたホタルイカ
         迎撃のミサイル隠すダンゴムシ



サブホール前の受付の様子です。受け入れ態勢が整って皆さんスタンバイOKです。


ひめぎんホールの入口。全国の柳人が続々と集まって来られます。


坊っちゃんとマドンナも応援に来てくれました。


参加された皆さん、熱心に当日句を書いています。


さあ、自分の詠んだ句の行方はどうなるのでしょうか。


荷物預かり場所も設置されていて、特に県外の方は助かりますね。


投句箱に句箋をいれます。順番を待って多くの人が並んでいました。


ホール前のスペースでは川柳に関する本が販売されています。結構売れていたようです。当方も一冊購入しました。


愛媛のお菓子屋やミカンジュースを販売中。こちらも繁盛していました。


受付で渡す本日の資料類。700部用意されていました。


ジュニア部門の披講と表彰式です。ちなみに最優秀賞の句は「広げると水平線が出るタオル」でした。  


受付にはお弁当が到着。


こんな感じのお弁当。


ステージでは「伊予万歳」が演じられています。型が決まるたびに客席からは大きな拍手が。


大会の挨拶をされる実行委員長のT会長。おもてなしのこころでこの大会を成功させたいと強調されました。


一期一会。県内外から一同に会しての大会。お隣の席の人はどこから来られたのでしょうか。ご縁を大切にしたいものです。


披講が始まり、次から次へ入選句が発表されて行きます。


来年の全国大会は北海道の札幌で開催されます。有志の皆さんで札幌を力強くアッピール。


いよいよ大会も終盤を迎えますが、会場はご覧の通り。


大会賞の11句の入選者の表彰式です。愛媛からは2名が選ばれていました。


今大会の最優秀・文部科学大臣賞に輝いた句は「百年後笑顔になれる樹を植える」でした。未来の夢と希望のためには今何をなすべきか、永遠の真理で骨太の内容だと思います。おめでとうございました。
そして皆さん、本当にお疲れ様でした。ゆっくりお休み下さい。

映画「64」と父の日

2016-06-20 11:29:27 | 日記
6月19日(日)は父の日。5月の母の日の影に隠れてやや遠慮がちにあるイベントですが、
昔に比べて商魂逞しい業界の頑張りもあって、認知度も高くなってきております。
世のお父さん達の多くはその恩恵に預かっていることと思われ、喜ばしい限りです。

さて、その父の日に話題の映画「64・ロクヨン」前編を見て来ました。朝の10時20分
開演でしたが、客席は8割方満席でした。原作は横山秀夫の2012年「週刊文春ミステリーベスト
10」で第1位、さらに2013年「このミステリーがすごい!」第1位などに輝いた警察小説の
「64」です。原作の本は読んでないもののTVニュースや映画の告知などで「64」の意味は
昭和64年に昭和天皇が崩御された年でその期間はたった7日間しかなく、そこで起きた誘拐
事件が事の発端となることは理解していましたが、時効が迫る平成14年、それと同様の手口の
誘拐事件が起る展開になることは知りませんでした。それが実は13年前に起きた「64」誘拐
事件が深く関わっているのです。その間、県警警務部の広報官の主人公が、ある交通事故を巡って
県警記者クラブと衝突したり、警察内部の対立に翻弄されたり組織の中で働く男の苦悩、葛藤が
描かれます。
この主人公の名は三上義信。佐藤浩市がその役をやっていたのでその家庭環境は順風満帆かと
思いきや、一人娘が反発し家出するなど家庭内にも問題を抱えているという設定。64年に
起った未解決の誘拐事件、そして、その時に残された不可解な「幸田メモ」をキーワードに様々な
人間模様と問題が浮き彫りにされます。

前編を見た限りは、スリリングな謎解きの面白さと警察内部や記者クラブの実態、そして広報部
というポジション、誘拐された親との関係や警察を辞めていった人々とのやり取りなどを
佐藤浩市がベテランの味、本領を発揮しているような感じを受けました。ただ、あれもこれも
感動させる要素・ポイントに手を広げ過ぎた感も否めないようなところもあるのかなと…。
スーパーマンならともかく頑張り過ぎてやや真実味に欠けることもあります。もちろん
その辺りは抜かりなく、主人公の弱さを見せたりの人間らしい演出もあるにはあるのですが。

いずれにしても観客動員数も順調のようで内容があり、見応えのある映画であることは間違い
ないようで後編も楽しみにしております。さて、主人公の三上も一人の父親。年齢的にも仕事盛り
であり、その苦労は立場を含め大変なもの。かといって家に帰っても寡黙で妻に多くは語らない。
なおかつ、家出した一人娘がいてそこも悩みの種であります。
仕事柄、遅くに帰って冷蔵庫から瓶ビールを取り出してほっと一息つく姿に切なさが出ています。
映画、小説とは言え世の中のお父さんも同様で、大多数は大なり小なりそんな諸問題を抱え
ながらも、今日も頑張って家族のために働いております。「64」というミステリー小説(映画)
は視点を変えれば、三上という主人公を通して実は父親(男とは?)の有り様を問うている
のかも知れません。「父の日」を改めて考させられる映画でもありました。


以下の画像は(C)2016 映画「64」製作委員会より引用

















畑の現状

2016-06-18 12:22:53 | 日記
5月もバタバタとしていて畑を放置状態にしていて、夏野菜の植え付けが遅れてしまいました。
久方振りの畑の様子です。お恥ずかしい限りの雑草生えまくりの惨状。遅ればせながら
「どげんかせんといかん」ということで草取り、畝作りを始めております。

玉ネギの収穫が終わり、一部、草を引き畝を作って苗を植える準備をしていたものの、しばらく
忙しかったのでやばいなと思いつつ畑に行ったら想像通りに草が生え放題。時間を見つけて
その間、手入れをしておけば良かったものの「覆水盆に返らず」。やるしかないので平鍬を
振って草との格闘を開始。とりあえずこの一列を片付ける、そして休憩。再び気を取り直して
今度は三つ鍬で土を掘り起こす作業。その繰り返しで何とか少しは畝が完成。
その後に堆肥、牛糞、そして化成肥料と苦土石灰を順番に蒔いて土を馴染ませます。
数日置いて保温と雑草防止の黒マルチシートを敷いて苗を植え付けます。

まずは自宅で種を撒いて育てた「スイートコーン」を一列。後は農協で買った「ゴーヤ」と
「長なす」をそれぞれの畝に植えております。その後、植えたのはトマトの黄色の「アイコ」
そして「キュウリ」。そして自宅で種から育成中?!(これも時期的には遅い!!)の
「つるなしインゲン」「キュウリ」と「ゴーヤ」は追加分として。そして夏のビールのつまみ
の定番の「枝豆」であります。育っている最中に残りの畝を作ろうという算段なのですが。

昨日の夕食は畑で採ったジャガイモ(種類は男爵?!だったか。)を使ってコロッケを
作りました。ジャガイモを茹でて潰して、炒めた合挽きミンチと玉ネギを入れて塩コショウを
振りかけあとは混ぜて丸く形を整え揚げるだけ。キャベツの千切りとミニトマトを添えて
一丁上がり。こんがり揚がった衣が香ばしく、中はふわりとろとろの食感。自画自賛で自分を
褒める。上出来であります。

いうまでもなくビールの美味いこと。丁度、BS放送で懐かしの70年代フォークソング
スペシャルをやっており武田鉄矢の解説が面白く、当時を思い出しながら焼酎の水割りを
グビグビと……。風呂に入った後は、NHKの「ドキュメント72時間」を見ることに。
この番組はある場所での日常の人々の暮らしを定点観測で72時間に渡って捉える
まさに悲喜こもごもの人間ドキュメントで秀逸です。今回は鹿児島・桜島フェリーを舞台に
繰り広げられる人間模様。噴火する自然の脅威と向かい合いながらひたむきに生きる人々。
日本中、様々な場所の様々な人の百人百様の生活があることを実感させられます。
今日も昼からは畑です。梅雨の晴れ間を大いに活用しておきます。


ご覧の状態。せっかく草を引き準備していた畝が再び草に占領されております。この時期、これから草は良く映える。


反対方向から見ています。因果応報、諸行無常といったところ。正直、見た瞬間はさすがに「いや」になります。


気を取り直して一列の草取りを終えました。


二列目も何とか形になりました。


マルチシートを敷いて苗を植え付けたところです。


東側はまだこんな状態。草を侮ってはいけません。


ジャガイモは何とか収穫出来ました。畝によって収穫量が違うのは土のせい?!かも知れません。


三角寺と前神寺へ

2016-06-13 11:12:21 | 日記
先月の初め、思いついて「お四国参り」へ出掛けることに。場所は四国中央市の65番札所
三角寺。西条で昼食を取るためにマルトモ水産へ寄ってみましたが、待ち時間が1時間〜2時間
くらい?!ということだったのでスシローに変更。腹は減っては戦が出来ず、しっかり腹を
満たしていざ出発。

カーナビを目的地の三角寺にセットをして国道11号線を右折。山手に向かって走るものの
道幅がどんどん狭くなって来て?!これは怪しいぞと思いつつ「三角寺」と木の看板などが
道端にあったのでその指示に従うことに。車1台通るのがやっとのくねくねした山道を走りながら
すれ違った車は1台のみ。日曜日なのにこんなに参拝者が少ないのか?と不思議に思い、最後の
坂道を降りたところで大きな道に合流。なんとそこが「三角寺」へ行くための本来の道でした。
またしても早とちり?!のカーナビ(そのまま信じた人間こちらの方が早とちりかも?!)に
やられてしまいました。当然、帰りはそちらの道を走った訳ですが、四国中央市を展望しながら
楽々と運転することが出来ました。

駐車場からすぐに階段があり山門へ。かなりの勾配の階段を手摺を持って登り境内へ。
ご本尊は「十一面観世音菩薩」で愛媛県最後の札所。静かな境内には桜の巨木があり悠久の時間と
歴史を刻んでいます。しばし境内でお遍路さんの行き来を眺めて休憩。標高約430mの清澄な
空気をたっぷり吸って次の目的地へ移動。

11号線を再び松山に向けて走り、64番札所の西条市にある前神寺へ到着。ここは真言宗
石鈇山派の総本山であり修験道の根本道場としてその名を知られています。ちなみにご本尊は
阿弥陀如来。さらに前神寺は、山岳信仰の山として知られていて石鎚山(標高1982m)の麓に
あり7月の石鎚山お山開きには白衣に身を固めた多くの信者で賑わいます。山道の突き当たりに
ある大師堂を参拝し、右手奥に進み本堂を目指します。深閑とした境内に左右対称の建物が
出現。四国霊場で見慣れたお寺の雰囲気とは違って神社様式の本堂です。先に行った三角寺とは
また違った印象、景観で重厚な趣があります。しばしその雰囲気に浸りながらお参りを
させて頂きました。

八十八ヵ寺どこへ行っても必ずと言っていいほど、愛媛はもちろん県外ナンバーの車に
出会います。何かを求めて、何かを見つけるため、何かを探すため?あるいは何か捨てるため?
人はれぞれの思い、想いや願いを込めて寺を巡ります。混沌の時代、今日もまた、自分が生きた
証を残すために……。それを人は修行と呼ぶのかも知れません。



三角寺に到着。駐車場からすぐの階段。急な角度の先には山門があります。


本堂です。ご本尊は十一面観世音菩薩。


境内には樹齢数百年と言われる桜の木があります。


山門には釣鐘が。


一茶の句がありました。一茶が寛政7年(1795)に訪れたとき、「これでこそ 登りかひあり 山桜」と詠んでいます。


西条の前神寺。こちらは大師堂になります。


本堂へ向かう途中にある橋を渡ると、石段の右手にあるのが「御滝不動尊」。1円玉を投げてくっつくとご利益があるといわれるため、あちこちに1円玉が張り付いています。


神社様式の本殿。厳かな雰囲気です。


参道で見かけた「あやめ」でしょうか。ひっそりと遠慮がちに咲いていました。