60からのつれづれ日記

6回目の年男、現在は月20日ほど、午前中3時間ほどのパートでのんびりと仕事をさせてもらっています。

川柳きぬうら大会発表号が届く

2023-08-03 17:02:44 | 日記
今年初めて、愛知県半田市にある「川柳きぬうら大会」に縁があって投句させて頂きました。
見ず知らずの土地の句会に思いを馳せながら、句を作るというのもまた一興というところ。
どんな人がどう関わって句会や大会を開催されておられるのか?川柳の人口減という何処も
同じ悩みを抱えつつ、それでも頑張っている仲間たちの息遣いが伝わってくるようで届く
柳誌は毎回楽しみである。早速先日、その結果が届いたので記事にしておきたいと思います。

当然、大会会場には出席出来なかったので結果は事前投句の宿題のみになります。
投句者は全国から367名でした。

「新」  ◯妻五十 新種の牙が生えてくる
     ◯新タマのサラダ シャッキと生き返る

今回は2句投句して2句とも入選でした。

その他、気になった句を勝手ではありますがご紹介させて頂きます。

     ◯美談からかかすかに水の漏れる音
     
        とかく何事も美化し過ぎると俄然怪しくなるものだ。「かすかに水の
        漏れる音」で全てが連想される。オーバーは良くない。
        美談もほどほどにするから効果的なのだ。

     ◯みなみ風みたいな人を怒らせた
     
        穏やかで人望もあり何より人に温かいのだ。そんな人を怒らせた
        のだからよっぽど酷いことをしたのだろう。これは反省を請うしか
        ない。素直に謝るのが一番だ。

     ◯父さんは吉を見つけに象に乗る
       
        ユニークな句だ。そしてこの父親が何よりユニークだ。象に乗るが
        また面白い。そんなことでは吉など見つけれなさそうだが、その視点が
        非日常だから逆に吉が見つかりそうではないか。皆んなで父を乗せた象を
        応援しようではないか。

今日も多くの人に知られることもなく、日本各地で数多くの川柳が生まれて来たことだろう。
そしてそれと同じくらいの多くの川柳が人知れず消えてゆく。それは宿命だ。宿命だが、価値ある宿命だ。
だから明日も作るのだ。地道に作るのだ。その繰り返しが尊いのだと思う。
たとえ駄作であってもそこに作る喜びがあればそれでもいい。生きる手立てに川柳が
側にあればそれはそれで十分だろう。


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