ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

キャー朝からウンがついた!

2018-07-27 08:51:49 | エッセー
 昨夜は夫の86歳の誕生日を13人で祝って、盛大に飲んでご機嫌だった。
記憶はないがそんな遅い時間ではなかったが、顔も洗わず着の身着のままで
ベッドに入った。さすがに今朝は寝坊したが、いつもの注意をすっかり忘れて
いた。コーヒーカップを手に持ち、お湯を入れようとしたら、素足にグチャ
とした感覚。思わず悲鳴を上げたが、それはペットのウンチだった
 9月に17歳になるペットは完全な認知症だ。最近どこでも構わず粗相を
する。夫は笑いながらぺ-パタオルを取ってくれ「認知症だからしょうがない
よね」と言った。つまり我が家にはオス猿と、オス犬の認知症がいるので、私は
その介護をしている。ことに朝は床を見ながらそろそろ歩くのに、すっかり忘れた。
※86歳のローソクのケーキが二個 ご機嫌な夫


 友人達に「私犬と猿の認知症を飼っているの」と、冗談で言ったら「え!猿も
認知症になるんだ」と大真面目に言われて、ちょっと困ったが。
 でも、私は決して怒らないことにしている、可哀そうだから・・・
夫はもう昨夜のことは覚えていない。その場が楽しければそれで良いと、割り
切っているからだが、時おりどうしようもなく淋しくなることもある。
 でもまだ元気で、まだお酒を飲めるし、食欲があり、穏やかな夫がいてくれる
だけで私は幸せだと思っている。今日もきっとウンが良い日になるだろう。

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