○特集俳句0103・家屋俳句02=土間・西山泊雲・11-16
○「土間にありて臼は王たり夜半の冬」(西山泊雲01)
○季語(冬)
【鑑賞】:土間に置いてある臼が闇の中に白く浮かんでいます。それはまるで王様のように家を支配しているかのようです。冬の夜は更けていきます。
○西山泊雲(にしやまはくうん)(1877~1944)
○好きな一句「土器を咬へ来し犬盆の月」02
○季語(盆・秋)
【Profile】:兵庫県氷上郡竹田村出身。少年時代には神経衰弱のため家出と自殺を繰り返すが、代々の酒造業を継ぎ、1903年、27歳にて句を志し、実弟→西山(野村)泊月を介して→高浜虚子に入門。大正中期には「ホトトギス」雑詠に泊雲時代をきずいた。度々京都・大阪の句会に来遊し、関西俳壇の重鎮となる。
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西山泊雲掲載句
03のぼりつめ葉にわかれとぶ蛍かな(蛍・仲夏)〈特集537・いろは俳句3-6(の)〉2021/7/2
04掘返す塊光る穀雨かな(穀雨・晩春)〈色彩644・光彩26〉2024/4/19
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