■色彩俳句564「紫煙漂ふ応接室や福寿草」(林鰌児)

○色彩俳句564・紫12・林鰌児01・2022-01-05(水)
○「紫煙漂ふ応接室や福寿草」(林鰌児01)
○季語(福寿草・新年)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5　→俳人一覧（あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ～）　→★俳句結社索引】
【鑑賞】：「紫煙(しえん)」とは煙草の煙。「燻(くゆ)らす」という言葉と相性がいい。福寿草の置かれた応接室。煙草を燻らしながら政局の話など。

○林鰌児(はやしじょうじ)(1889～1960)
○好きな一句「蒲団まで日の差込める病臥かな」02
○季語(蒲団・晩冬)(「→齋藤百鬼の俳句閑日」より引用)

【Profile】：高知県宿毛市出身。政治家、林譲治。宿毛町長、高知県会議員から第41代衆議院議長、副総理、厚生大臣、内閣官房長官を歴任。吉田茂の又従弟。出身地の宿毛をもじった号は寿雲。