俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五体俳句501・耳19・湯川雅01・2020-10-20(火)
○「露しぐれ捕はれ易き朝の耳」(「ホトトギス」200203)(湯川雅01)
○季語(露しぐれ・晩秋)(「→増殖する俳句歳時記」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】
【鑑賞】:さて掲句。突起物としての耳を考えるとなかなか難しい。誰かに引っ張られている情景しか浮かばない。鼓膜を刺激した諸々の音として捉(とら)えるのが句意を捕(とら)えやすい。朝という時間は毎日出かける立場となれば大変に貴重なもの。そんな忙しい晩秋の朝に、耳が何かの物音に囚(とら)われてしまうとすれば大変なことである。
○湯川雅(ゆかわみやび)
○好きな一句「円周を踊り上手な娘が戻る」02
○季語(踊り・初秋)(「→巻頭句俳人ご紹介」より引用)
【Profile】:1946年愛媛県出身。香川県在住。「ホトトギス」同人。第3回日本伝統俳句協会新人賞、第7回日本伝統俳句協会賞受賞。