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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五体俳句500「声を吸ふ洞門の苔末枯るる」(「馬酔木」199912)(黒坂紫陽子)

2020-10-13 04:56:00 | 五体俳句

○五体俳句500・声4・黒坂紫陽子01・2020-10-13(火)
○「声を吸ふ洞門の苔末枯るる」(「馬酔木」199912)(黒坂紫陽子01)
○季語(末枯・晩秋)(「→俳誌のサロン>歳時記>」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3 →俳人一覧(かきけこしすちつてとにぬねのはひへほみむめや~)】

【鑑賞】:「洞門」といえば、大分県中津耶馬渓の「青の洞門」や神奈川県箱根の「函嶺洞門」などがある。掲句の洞門はもっと狭い、文字通りの洞穴の入口であろう。洞門の内部は苔が音を吸収して無響室のように無音である。


黒坂紫陽子(くろさかしようし)
○好きな一句「ひと路地に子の溜りくる鰯雲」02
○季語(鰯雲・三秋)(「俳句小歳時記水原秋櫻子編(大泉書店)」より引用)

【Profile】:1938年山形県出身。東京都三鷹市在住。「馬酔木」同人。

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