俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○色彩俳句337・柿渋色1(かきしぶいろ「#9f563a」)・小原菁々子1・2017-06-28(水)
○「胡坐して大きく使ふ渋団扇」(小原菁々子1)
○季語(渋団扇・夏) 「あぐらしておほきくつかふしぶうちは」(→「昭和的な夏」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「渋団扇」とは表面に柿渋を塗った、じょうぶで実用的なうちわ。使用するときの心構えです。胡坐をして大きくゆったりとした心持で。
●小原菁々子(おはらせいせいし)(1907~2000)
○好きな一句「古墳の絵貫く月日地虫出づ」(福岡県吉井町若宮八幡宮に句碑)2
○季語(地虫出づ・春) 「こふんのゑつらぬくつきひじむしいづ」
【Profile】:福岡県博多廿家町出身。18歳で俳句に親しみ、1927年、→河野静雲に師事。俳誌「冬野」を継承主宰。ホトトギス同人、伝統俳句協会評議員。福岡市文化賞(1980)福岡県文化功労賞(1983)西日本文化賞(1984)受賞。