俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句0334・不明020・西川火尖01・2017-06-08(木)

2017-06-08 04:56:00 | 方法俳句

○方法俳句0334・不明020・西川火尖01・2017-06-08(木)
○「ぐしぐしと汗拭きをれば呼ばれたり」(西川火尖01)
季語(汗・夏) 「ぐしぐしとあせふきをればよばれたり」(→「曾呂利亭雑記」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:「ぐしぐし」というオノマトペも愉快なのですが、さらに面白いのはこの句の情景。いったい誰に呼ばれたのか。病院の受付か。面接官か。街角で背後の知り合いからか。「不明」の魅力がふくらみます。

 

西川火尖(にしかわかせん)
○好きな一句「書庫といふ草いきれにも似たるもの」02
季語(草いきれ・夏) 「しょこといふくさいきれにもにたるもの」

【Profile】:1984年、京都市出身。2005年、俳句を始める。2006年、「炎環」入会。→石寒太に師事。「炎環」同人。

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