俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○次元俳句0337・傾斜(空間)7・秋場久雄01・2017-06-25(日)
○「傾げたる内の燃えおり白日傘」(『河川』2010)(秋場久雄01)
○季語(白日傘・夏) 「かしげたるうちのもえおりしろひがさ」【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:傾げた白い日傘の下に燃えるのは、日傘の主の情念かもしれない。しかしその表情は深く傾げた傘にかくれて見えない。
●秋場久雄(あきばひさお)(1937~2011)
○好きな一句「罪被せて亀裏返す日の盛り」(『河川』2010)02
○季語(日の盛り・夏) 「つみかぶせてかめうらがへすひのさかり」
【Profile】:東京都出身。1967年より作句開始。「河」「季節」などの結社を経て「海光」を主宰継承。句集「河川」により平成23年(第14回)横浜俳話会大賞受賞。