俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句087・同質回帰09・成瀬正俊・2012-07-26
○「闇の中に闇現はるる花火かな」(成瀬正俊01)
季語(花火・夏)
花火とは闇の中に現れる火の花なのですが、闇の中に闇が現れる、ということは花火が消えたあとの闇のことでしょうか。次々と打ち上げられる花火が消えるたびに闇がまた現れます。
○成瀬正俊(なるせまさとし)(1930~2008)
代表句「星空へたちあがりたる橇の馭者」02
季語(橇・冬)
東京出身。学習院大文学部卒。1945年頃より作句。→高浜虚子・→高浜年尾・→星野立子に師事。「ホトトギス」「玉藻」同人。1972年「遠山」創刊主宰。国宝・犬山城主。愛知県犬山市初の名誉市民。