俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●特集俳句085・言葉=道04・松村禎三・2012-07-13
○「炎天の鋪道の石を踏みゆるがす」(松村禎三01)
季語(炎天・夏)
点々と埋め込まれた舗道の敷石。踏んだときに足裏と土の間で石がぐらぐら揺れました。「踏みゆるがす」という表現が生きています。
○松村禎三(まつむらていぞう)(1929~2007)
代表句「投函後ポストに霰殺到す」02
季語(霰・冬)
京都生まれ。日本の作曲家・俳人。東京芸術大学名誉教授。1949年、旧制第三高等学校理科卒。伊福部昭並びに→池内友次郎に師事。結核で療養中に俳句も創作するようになる。1955年に《序奏と協奏的アレグロ》が第24回NHK毎日音楽コンクール管弦楽部門で1位に入賞、デビュー作となる。サントリー音楽財団委嘱による遠藤周作の小説に基づくオペラ「沈黙」により数々の賞を受賞。