俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句086・断定03・長谷川秋子・2012-07-19
○「一命に長短はなし螢の夜」(長谷川秋子01)
季語(螢・夏)
人間の命にはそれぞれ長短があります。しかし、作者は「一命に長短はなし」と断定しました。すなわちそれぞれの命の長さが、それぞれの人間にそなわった適正な長さなのだと。40代で亡くなった作者の、みずからの命を暗示しているかのような句です。
○長谷川秋子(はせがわあきこ)(1926~1973)
代表句「生きること重し湖水の匂はぬ日」02
季語(無季)
東京生まれ。立教高女卒。父の沢木知水に手ほどきを受ける。→長谷川かな女に師事し養嗣子の博と結婚。1969年から俳誌「水明」の2代目主宰。1970年離婚。主宰継承してから僅か4年後の1973年に持病の喘息で死去。