俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句084・眼02・永田耕一郎・2012-07-03
○「油照り水のみて眼が光もつ」(永田耕一郎01)
季語(油照り・夏)
「油照り」とは、無風で薄日がじりじりと照りつけて、じっとしていても汗のにじみ出るような天気のことです。いかにも暑そうな季語です。水を飲んだあとの眼が獣のように光を帯びています。
○永田耕一郎(ながたこういちろう)(1918~2006)
代表句「風吹けば一日風のななかまど」02
季語(ななかまど・秋)
旧朝鮮木浦市生まれ。木浦公立商業高校卒。北海道遠別町助役。俳句は少年時代→清原枴童に学び、その後、大連に移り、金子麒麟草に学ぶ。1947年、→加藤楸邨に師事。「寒雷」入会。1959年同人。他に「杉」「饗焔」同人。1980年、「梓」を創刊主宰。