エッセイ的な何か

エッセイ的な「何か」です。
エッセイなのかコラムなのかダイアリーなのか自分でもよく分かりませんが「何か」です(笑)

願い事

2008-01-03 | 「生き方」「在り方」みたいなもの
明けましておめでとうございます。
正月三が日も今日で終わり、明日から仕事始めだという方も多いのではないかと思います。まあ、金曜日なのですぐ土日ですけど、それでも正月気分も今日でとりあえずは一区切りというところでしょうか。

年始にあたり、初詣に行って願い事したり、気分を新たに今年の抱負を掲げた人も多いのではないかと思いますが、俺の願いは最近はこれ

「今日までの日常が、明日からも続きますように」

ですね。ちょっとこのブログでも書いた「gooホーム」の方にも書いてますけど。

結局、何事も無いごくごく平凡な日常を普通に過ごせるという事自体が、実はとても幸せなんだなあと、ここ最近常にそう思って「何事もない日常に日々感謝の気持ちを忘れずに」という気持ちで生きてます。
「足ることを知る」というやつですかね?

良く言うと、そう言うこと。逆に悪く言うと「向上心がない」と言うことになるのかも知れないけど。

まあ、もともと俺は「向上心が無くて何がいけない?仕事は金を得るためにやってるんだ」って人間なんですけどね(笑)
でも、とりあえず生き死にの心配をせずに日々平穏に過ごせることって、実はそれだけでも凄い幸せなことで、人間、社会が裕福になればなるほどその部分が見えにくくなってる部分もあるんじゃないかと思う。
と思うようなったきっかけは、以前「徒然草」について「つれづれ」と言う言葉について若干このブログでも触れたことがあったけど、この徒然草、実際読んでみると、意外にどうでも良い本当に適当な事が多く書かれている反面、良いことも書いていたりして、強く衝撃を受けたのは123段


「無益のことをなして時を移すを、愚かなる人とも、僻事する人とも言ふべし。国のため、君のために、止むことを得ずして為すべき事多し。その余りの暇、幾ばくならず。思ふべし、人の身に止むことを得ずして営む所、第一に食ふ物、第二に着る物、第三に居る所なり。人間の大事、この三つには過ぎず。饑ゑず、寒からず、風雨に侵されずして、閑かに過すを楽しびとす。たゞし、人皆病あり。病に冒されぬれば、その愁忍び難し。医療を忘るべからず。薬を加へて、四つの事、求め得ざるを貧しとす。この四つ、欠けざるを富めりとす。この四つの外を求め営むを奢りとす。四つの事倹約ならば、誰の人か足らずとせん。」

かいつまんで大まかにこの段の概要を説明すると、衣・食・住それに医療を加えた4つ、この4つが揃っていて、それの心配をせずに生きられると言うことはそれだけで素晴らしいことだ(「楽しい」と原文では書いてますけどね)。
この4つがままならない人は貧乏であるが揃っている人は裕福であり、それ意外を求める人は奢った人間である。

まあ、こんな内容。

でも、今年も旅行はしたいですけどね・・・(笑)