うわわブログ goo

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログということで、趣味の一つである写真を中心に日記をつけて行きたいと思います。

2月3日白猪の滝と冬牡丹

2018年02月17日 | 日記
さる2月3日(土)愛媛県東温市の実家に帰った折、30年ぶりに凍った滝を撮りに白猪の滝(しらいのたき)ストックとアイゼンを用意して行ってみました。

実家から車で15分ほど。駐車場が整備されトイレも完備。以前はそこから林道を上まで車で行けたのですが、関係者以外ダメということになっています。
車は20台くらいありました、ずいぶん有名になりましたね。
以前はこの時期訪れる人もなく貸し切りでした。大学時代は初夏に帰省し親子3人で登り弁当を食べながら新緑を愛でるのが年中行事でございました。今度は孫を連れて登りたいものです。

身支度をしてスギ林の中を30分ほど登ると滝に着きます。春はエビネの花を見ることができましたが、今はどうでしょうか…。
夏目漱石や正岡子規も明治の時代に訪問し俳句を残しています。
さらに上流にある唐岬の滝(からかいのたき)にも訪れた記録があるようです。そこも凍ります。
そのほか別の場所の白糸の滝というのも凍ります。
東温市には3本も凍る滝があることになります。四国は南国というイメージなんですが山が近く案外寒いのでございます。

東温市のホームページには
皿ヶ嶺連峰県立自然公園の中にある高さ96mの滝。重信川の上流、表川白猪越の渓にかかり、その落下する姿はまさに自然の偉大さを感じさせます。四季それぞれに美しい景色ですが、特に冬の風景は幻想的。厳しい寒さが数日続くと、滝の水が凍りついて滝全体がまるで氷の彫刻のような姿を見せます。【白猪の滝まつり】毎年11月3日に開催。
とあります。

夏目漱石や正岡子規の句碑もお地蔵さんも昔のままでございました。橋とか東屋は新しくなっていました。訪問者は10~15名くらいでしょうか、次々と登ってきます。欧米系の外人さんもおりました、こんなひなびた場所にも来るのですね、びっくりです。

カメラ:FUJIFILM X-T2
レンズ:FUJIFILM XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR &  XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

HDR処理を施している写真があります、私のテイストでございます。































登山道の横のつららです









この後、体が冷えたのでお昼ご飯を食べるため、同じ東温市井内地区にある農家レストラン「ぼたん茶屋」に行ってみました、お目当ては冬牡丹です。
ここも車で15分ほどです。県外からのお客さんも結構いました。臨時駐車場ができていました。

ここの名物は、冬と春のボタンと「どぶろく」です。昔はどこの農家でもどぶろくを作っていましたが、戦争中に禁止されてしまいました。戦後になっても死んだじいちゃんは、のんべえでこっそり自家製どぶろくを作っては飲んでいた幼いころの記憶があります。我が家の本家筋は、戦前はお酒も正規に作っていたのです。東温市の里は隠れどぶろくの里でもあったようです。

入場料500円なり。温かいうどんを食べ、焚火にあたり体を温めました。
室内では、アンテークな看板、ポスター、昔の柱時計がたくさんあります。
寒牡丹は、特別な種類のようでここにはありません。
冬牡丹は、咲く時期を温室などで管理してこの時期にずらした普通の牡丹です。
両者の違いは、緑の葉っぱがあるのは冬牡丹、葉が無く花だけが咲くのが寒牡丹だそうです。

























山奥のひなびた場所で、アンテークな調度品に囲まれてボタンを見ていますと、浜田麻里のアンテークという曲を思い出してしまいました。

浜田麻里 Antique  1996年

手を差しのべる あなたの胸に
今も言えないことがある
セピアの幻が奏でる 切ない調べはAntique
遠い昔の恋 熱すぎた情熱
心を見つめるだけの時間(とき)をください

人は誰かを愛する そのために
ただ一度きりだけ生まれてきた
今は生きているその証が欲しい
明日が見えなくても

道は果てしなく遠くて 心も守り切れない
目覚めを恐れていた夢が いにしえをさまようAntique
いつでもそばにある優しさでなくていい
再びすれ違わぬ明日ならば

人は誰かを信じる そのたびに
想い出をひとひら置いてゆく
時を止めたまま美しくなってゆく
愛は儚すぎて

人は誰かを愛する そのために
ただ一度きりだけ生まれてきた
時を止めたまま美しくなってゆく
夢は儚すぎて

Fu…Ah…