Sideway

気のおもむくまま。たこやきの日記的雑記。

話を書かねば~。でもその前にレポート。

2005-05-24 | 日記。
ども。
どうやらギャグ版須田さんはあまり受けがよくなかったみたいね。
でもやりたくなったらやるかもしれません(笑)
セルフパロディ嫌いな人はご注意?

えーと。月の杖。一体何ヶ月止める気なんでしょう、自分。
でも、それよりまえに実験レポート!! です。
前回のレポート、間に合いませんでしたからねえ(遠い目
出すには出したけれど、出ていた課題で、やってないのがあるという;
再提出ありだそうで、早く返して、直させてくださいませ~~! 先生様~~!!
といったところ。
話自体が書けないほど時間が詰まっているわけではないですが、
月の杖みたいな頭を使わんにゃならんよな話を書くには、精神的余裕と気力がない感じです。
それでもふつふつと書きたくなるときもあるのですがね~。
今は、その「ヤル気」があるなら一文字でも多く課題を進めておきたい気分です。

そのかわり、また単発で何か気力体力酷使しないものを書くかもしれません。
って、自分の中で月の杖って、学校のレポート並みのMP消費をする書き物なのか(汗
まあ、「息抜きに書く」ということができないものですので……。

さて。
急ですが、本のごしょうかーい。
『ほめるな』 伊藤進 著 (講談社現代新書)
実は春期休暇中に読んだのですが、大変興味深かったです。
普段、「~するな」「~なんて馬鹿だ」「~してはいけない」系の題名って好きじゃないのですよ。
とりあえず、過激に言い散らしているのを読むのが好きではないもので。
しかし、気まぐれに手に取ってみたら、この著者様は非常に真摯に、公正に、冷静に書いておられて、非常に好感が持てました。

(などとたかがダイガクセイの分際で言うのもおこがましいが。
しかし大学教授でおられるということで、
この方の言うことならば、この言い方で言っていただけるなら、素直に聞けるな、
と思ったのです。やっぱ失礼かも?)

教育に関する著作はいっぱいあります。
「今の教育はダメ」そんなこと、耳にタコができるくらい、いや、目にタコができるくらい見た気がします。
「だから今の若者はだめなんだ」そう結論付けられます。
「彼らは被害者だ」と書いてあったとして、その事実は変わらない。
でも、そういう本って、ダレのために書かれているんでしょうか?
誰が読むため? 
「だめな若者」として哀れまれる私たちは一体何だ? そう言いたくなります。
「へぇ、あたしらってオカシイらしいよ? どーする?」
くらい言ってやりたくなります。(我ながら相変わらず熱くなりやすい奴だ)

しかし、この本では、私たちへも指針が示されています。私はそう感じました。
具体的な内容と、それに関する私自身の(経験に基づいた)考察を書けば、それだけで多分、とんでもない字数のものが出来上がります。
多分、渾身の力を込めて書くでしょう(だから、そういうことしてる場合じゃないの!)。
何故なら、日頃実感しているもどかしさや、「違う」という苛立ち、「何か自分が間違ってしまっている。このままじゃこれからを生きていけない!」という焦りに対する、一つの答えをこの本の中に見つけたからです。
そしてそのことで、とても勇気付けられました。

息苦しさと、齟齬を感じて眉をひそめた自分は多分、間違っていなかった。
こうすればよかったんだ。

そんな風に思ったからです。
そしてそのことを糧に、頑張れたことが実際あった。


しかし、まあ、こうやって自分の感動ばっかり書き連ねてても、
「一体どんなことを感じている人にお勧めの本なのか」がわかんないので多少語らせていただきます。

あなたは、
自分は「何もできない優等生」で、学校でまあまあいい成績を取ること以外、さして何のとりえもない、と劣等感を抱いていませんか?

あなたは、
知らず知らずのうちに、「学校の常識」に慣れきって、一般の常識ではできることもできなくなっている自分に、ショックを受けたことはありませんか?

あなたは、
小論文にも、読書感想文にも、絵にも、音楽にも「模範解答」があることを知っていて、それをなぞることで「上手く優等生を演じてきた」という感覚を持っていませんか?

あなたは、
全てのことが、そう、友達に何を言ったか、友達とどう触れ合って、どう何を得たかすら「評価してもらえる」……視点を変えれば、常にクラスの誰かが何かで褒めてもらっている(例えば、自由研究をすごく頑張った、クラス委員として文化祭を盛り上げた、絵の素晴らしいものを描いた、読書感想文の素晴らしいのを書いた、友達を大切にした、などなど)状況で、自分は何も褒めてもらうものがない、劣等生だと感じたことはありませんか?

あなたは、
何を頑張っても褒めてもらえない、「正しい感覚とズレた子供」だ、と悲しい思いをしたことはありませんか?

あなたは、
叱られるのは悪いことだと思っていませんか?

私はたいてい当てはまります。

っていうか、そもそも。
WRB上で、趣味でしか思う存分発言できない。
趣味の小説と日記は書けるのに、学校の小論文や読書感想文は書けない。
この事実は歪んでいると思いませんか?

何か心当たりがある方にお勧めします。
「ほめられて」育ってしまった私たちが、
再び自分の足だけで立って、自分の人生をより良く歩くために。




春休みのチョッと前、ある短編ネタがあったんですよね。
その名もズバリ、『模範解答』
日頃そういうので感じている鬱屈をおもうざまぶつけて、
完全に、全ての事象に「模範解答」を答えながらぶっ壊れてる主人公が書きたかった。
もう、全崩壊の真っ黒エンド、後味悪くて胃にゴロゴロ残りそうなのが書きたくて、
まるで包丁研ぐように、ネタを抱えてその構成と結末を探し求めてました。

最近(……さいきん、で変換したら細菌とでやがる……(怒))すっかり忘れてました。
満足しちゃったんだろうなあ。しみじみ。