Sideway

気のおもむくまま。たこやきの日記的雑記。

一山越えた気分。

2005-05-12 | 日記。
次のレポート締切ラッシュは来週水曜日から。
ども。ここで気を緩めてはまた地獄を見る……と思いつつも緩んでいるたこやきです。

トップページにてご紹介しております、
「終末の日々」
別館の片山さんが主催者です。
お勧め企画ですので是非ご参加を~v

私は設定を担当させていただきました。
といっても、一人で書いたわけじゃないですけど。
出し合ったキーワードから叩き台になる設定をひねり、熱い議論を交わしながら仕上げた設定ですので。
やはり、自分ひとりでは思い至らなかったことを指摘してもらえ、より完成度が高くなるのは良いですねえvv
外部であんまりネタバレてもいけないんで詳しくは申せませんが、
「終末」の原因となるウイルスの設定は、実は現実の懸念です。
エボラとエイズを足したくらい凶悪なウイルスが、実際に眠っているかは知りませんが、
南極の氷からナニか出てくるかも……!? という可能性は実際に懸念されていたはずです。
確か。
テレビで見ただけなんでよく覚えてませんが……。
もしかしたら私以外にも見た方おられるんじゃないでしょうかね~?
やってたの民放だったし。(←いつもはNHKばかり見ている)

免疫系、エマージングウイルスなどに興味を持ったのは、なんといっても高校の時に読んだ、エボラのアウトブレイクを取材した「ホットゾーン」がきっかけですね。
ドキュメンタリーの本にはまり上げる、という妙な経験をしました。
そうして免疫機構に興味を向けると、その機構のなんと複雑で精密なことか!
と驚かされ、一時期とりこになってました。
遺伝子、脳科学、免疫、進化、内分泌……とまあ、生物学でも派手な分野には一通りはまったはずです(笑)

そういえば実験で、そこらへんの細菌を培養しましたよ。
黄色ブドウ球菌とか、「ザ・食中毒」様の黄色いコロニーがわさわさできました。
細菌を顕微鏡で観察したり、グラム染色という方法で+か-か判定したり。
(そして-菌しかいなかったのに、+だ! と自信満々で言ってみたり)
納豆菌(正確には枯草菌)とか大腸菌とか、顕微鏡で見ました。
先生が、
「それが手について口に入ったら危ないで~!」
と注意してくださいました。
空気中にふよふよやっている菌でも、カタマリを食べるとヤバイそうです。
「これで手を洗う気になるだろう」
と笑っておられました。

そんな菌の付いたプレパラートを、何度も染色・洗浄して乾かさなければならないのですが、
この乾かす間が長い。
面倒くさくなってブンブン振ってみたり、トントンと水滴を払ってみたり。
先生何も言いませんが、ホントにヤバイ菌を相手にこんなことやったら大事だろうな~、
とか考えてました。
染色液で指は染まるし。染色液だから汚染された、とすぐ分かるけど、菌の培養液は透明だから、汚染に気付かないと危ない、とか先生にぼやかれました。

まあ、生物実験って、
身体に付けば皮膚が溶ける超強力洗剤とか、付くと強烈な発がん性を示す染色液とか(DNAを染めるのに使う)、放射線レーザーとか、細菌とか、結構危ないもの扱います。
プロの現場に行くと、もっと色々危険物があるらしく、
民間研究所に勤めた経験をお持ちの先生が脅してくださいましたv

生物系って、ネタの宝庫だよなあ……。