歌会たかまがはら

毎回お題に沿った短歌を募集してゲストの方とおしゃべりする短歌の番組です。
YouTubeで配信しています。

歌会たかまがはら11月号 お題発表+短歌募集

2014年10月16日 | 歌会告知

お待たせいたしました!

歌会たかまがはら2014年11月号の開催要項を発表します。

お題:「フルーツ」
締切日:2014年11月2日(日)
配信日:2014年11月9日(日)15時~(予定)
ゲスト:野比益多(日高香織)さん
となります。

投稿先、投稿方法、諸注意は下記のとおりとなります。

・投稿するメールの題名には「歌会たかまがはら短歌投稿」とお書きください。
・投稿するメールの本文には
  1:投稿する短歌(必須・読みにくい場合はふりがなをお願いします)
  2:お名前(必須)
  3:ふりがな(必須)
  4:お住まいの都道府県名(なくてもOKです)
  5:野比益多(日高香織)さんへの質問(なくてもOKです)
を記載の上、 utakai_takamagahara★yahoo.co.jp(★を@にかえて送ってください。)宛てにメールでお送りください。
・必須項目以外は記載いただかなくても結構です。
・読みにくい漢字などがある場合はふりがなをふっていただきますよう、よろしくお願いいたします。
・一人何首ご投稿いただいてもかまいません。
・投稿歌は未発表作でも既発表作でもかまいませんが、著作権の絡んでいる短歌のご投稿はご遠慮いただけますよう、よろしくお願いいたします。
・すでに投稿された短歌の差し替え、削除、訂正はできません。あらかじめご了承ください。
・今回のお題は「フルーツ」です。梨、リンゴ、桃からパッションフルーツ、ドラゴンフルーツなど「フルーツ」な短歌ならなんでもOKです。皆様の素敵な短歌をお待ちしています!
・今回のフリートークは「野比益多(日高香織)さんへの質問」と題して、皆様から野比益多(日高香織)さんに対して聞いてみたいことをテーマにお話します。短歌なことでお聞きしたいことがあれば投稿メールと一緒にお送りください。なお、歌会たかまがはらの番組内において、いただいた「野比益多(日高香織)さんへの質問」にすべてお答えいたしませんので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
・最近、焦って投稿したために無記名であったり、誤字があったりなど記載内容に不備がある投稿メールが多く届きます。焦らずゆっくりでかまいませんので、投稿内容を今一度確認の上、ご投稿いただきますよう、よろしくお願いします。
・投稿完了メールはお送りいたしません。あらかじめ、ご了承ください。
・配信日・配信開始時間は変更することがございます。変更の際はすぐにご連絡いたします。
・その他、質問等がございます場合は、天野うずめ宛にお聞きくださいますようよろしくお願いいたします。

それでは、皆様のご投稿をおまちしています!

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※緊急連絡先はこちら
→延期等の緊急の告知はtwitterで行います。フォローのほど、よろしくお願いします。

「歌会たまがはら」アカウント→@utamagahara

中の人「天野うずめ」アカウント→@uzume_no_hijiri
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歌会たかまがはら10月号採用歌

2014年10月14日 | 歌会採用短歌
10月13日に行いました歌会たかまがはら10月号に短歌をご投稿いただいた皆様、また歌会の配信をご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。

ここでは、当日採用した短歌、当日発表できなかったけど気になった短歌、出演者の短歌をご紹介いたします。

なお、短歌の感想等は省かせていただきます。ご了承ください。


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お題「原」
ゲスト:三潴忠典(たた)さん
司会:天野うずめ

<当日発表した歌(順不同)>
◎三潴忠典(たた)さん選
・きみの目は「天然水」と「いろはす」の原材料を行き来している(新潟県 有村桔梗さん)

・あらすじで9割埋めた原稿を風でぴらぴらさせる窓際(五十嵐えみさん)

・土管って見た記憶などないくせに原っぱにあると懐かしくなる(神奈川県 黒夜行さん)

・雪原のまん真ん中で     あなたが来たらすぐに気づける(東京都 山田水玉さん)
※三句目は五字空けです。

・散髪の帰りに河原の道をゆく 少しずつ減るわたしのいのち(東京都 ユキノ進さん)


◎天野うずめ選
・クレープを列に並んで買うために正装をして原宿へゆく(大阪府 じゃこさん)
→三潴忠典(たた)さんも選

・地雷原だっていうのに雪なんか降らせて犬とかけ回るひと(滋賀県 西村湯呑さん)
→三潴忠典(たた)さんも選

・原始まで遡ったらあなたとも親戚だから結婚はムリ(大阪府 福島多喜さん)

・かなしみが原付で来てファミレスの喫煙席でたまにおちあう(愛知県 光井第一さん)
→三潴忠典(たた)さんも選


<当日発表できなかったけど気になった歌>
◎三潴忠典(たた)さん選
・原色の赤いワンピを着て君の心拍数を上げたい今夜(石川県 こころさん)

・原っぱに君が残した靴跡も消えてしまえば楽になるのに(石川県 こころさん)

・価値観はそれぞれだろう 草原で馬と一緒に草を食むペガサス(群馬 きつねさん)

・一車線 やっと抜かした原付が赤信号でまた前へ出る(群馬 きつねさん)
→うずめも選

・高校の帰宅途中で原っぱが淋しいところだと知ったんだ(福井県 夏色さん)

・そんなことわかっています野原にはポルノ雑誌がまだ落ちている(京都府 さまよいくらげさん)

・原子からできた僕らはうごめいて今日も宇宙を動かしている(京都府 さまよいくらげさん)

・原動機付のこころが必要だ立って着替えて歩き出すまで(東京都 秋山生糸さん)

・行ったことのない場所ばかり行ってみる原動機付自転車に乗り(新潟県 有村桔梗さん)

・一日が大草原のようでした。最後のピノはあなたにあげる(兵庫県 飯田和馬さん)

・原発の二文字が浮かぶ地球儀のどでかいようなガスタンク見て(兵庫県 飯田和馬さん)

・原作の欄に名前が載るための原作を書くためのじゃがりこ(千葉県 伊豆みつさん)
→うずめも選

・第二条.別れるときはわたくしを原状回復してから返せ(北海道 伊藤(雅)さん)

・これまでに見た最高のピッチャーはあの原っぱの教頭先生(大阪府 泳二さん)

・残念なお知らせですが妖精の棲む平原を工場にする(香川県 大木はちさん)

・小田原を過ぎればどこから東京か分からないんだ人が多くて(香川県 大木はちさん)

・窓を開けてキスを交わせば二人とも原始時代の夢をみるはず(香川県 大木はちさん)

・さういへば原始の雨にわたしたち濡れてひかつてしあはせだつた(岐阜県 太田宣子さん)
→うずめも選

・気がつけば言えないことが増えていて背骨づたいに広がる原野(大阪府 佳乃 硝子さん)
→うずめも選

・食パンの原材料に含まれる微量の愛で今日も生きてる(新潟 香村かなさん)

・まばたきを原因とする突風にずっと心を乱されている(神奈川県 黒夜行さん)

・居酒屋のおじさん達の温かい手に包まれてグータッチ死す(愛知県 小坂井大輔さん)

・二段階右折を経験しないまま原付は原付として死ぬ(愛知県 小坂井大輔さん)

・原形を留めないほど煮崩れたジャガイモくらい家族になりたい(山梨県 さとうすずすえさん)

・できるならイケメンまたは榊原郁恵に褒めてほしいのビキニ(大阪府 じゃこさん)
→うずめも選

・泣かないで好き嫌いせず食べなさい肉も野菜も原辰則も(岩手 高島津諦さん)

・原風景だけを切り取りこの家の窓という窓に張り付けて秋(岩手県 たきおとさん)

・原因の九割方はおれである雨が三日も止まないことの(岩手県 たきおとさん)
→うずめも選

・ひばりの巣さがそうよって前を行く君のつむじばかりを見てた春(滋賀県 西村湯呑さん)
→うずめも選

・教科書の隅に描かれたハラッパで遊んでるのはモヘンジョだろう(滋賀県 西村湯呑さん)

・若者は原っぱでやってなさいよと投げやりに言うマツコデラックス(大阪府 福島多喜さん)
→うずめも選

・てるてる坊主禁止されるか首吊りの原因になるという理由で(北海道 松木 秀さん)
→うずめも選

・高原の夜に広がるこたつから足が出てきて寒そうにする(東京都 実山咲千花さん)

・草野原 たったひとりで生きてきたような記憶に花ひとつなし(大阪府 虫武一俊さん)

・これ以上負荷をしょえるかふかふかと緑野原をいくショベルカー(大阪府 虫武一俊さん)

・生きてきた原っぱをみな焼いていくほのお 振り向くことはせぬまま(大阪府 虫武一俊さん)

・儘ならぬ全ての事を湾岸に捨てに行くべく原付で行く(東京都 山西木々さん)

・原罪を抱えて生きてゆくおれは今日も卵をうまく割れない(東京都 ユキノ進さん)
→うずめも選

・免罪の呪文のように敬虔な信者は唱える「原が悪い」と(東京都 ユキノ進さん)


◎天野うずめ選
・自らを制御できないと知るならばアトムはきっとそうするだろう(群馬 きつねさん)

・原因は私でした。それ以外の人は原因の原因です(福井県 夏色さん)

・原発のある未来ない未来ただ虹を宿した空のしずけさ(東京都 秋山生糸さん)

・原作はそうじゃなかった 大好きなきみが別人みたいな顔で(新潟県 有村桔梗さん)

・脱衣所に充満している鶏糞を運んだ父の原始の臭い(兵庫県 飯田和馬さん)

・ふきんしんめるとだうんはふきんしんふきんしんふきんしんだらてんし(千葉県 伊豆みつさん)

・これ以上ステキなことはないはずだカルピス原液一気飲みとか(香川県 大木はちさん)

・船木船木と原田が泣きて駆ける時サービスエリアに我はゐたりき(京都府 門脇篤史さん)

・高速で石積み上げる子が来ると賽の河原でデマか流れる(愛知県 小坂井大輔さん)

・原発の内部構造見せられて悲しくなれないほどに無力だ(茨城県 佐倉まり子さん)

・反射板つけて夜道を歩くこと。でもわたしには清原がいる。(大阪府 じゃこさん)

・萩原に橋本、畑野、浜田、原 きみの苗字は大きく見える(東京都 スコヲプさん)

・原因を調べないまま乗っているユンボの異音が気になっている(岩手県 たきおとさん)

・原宿も秋葉原も知らないままで来年おれは四十になる(岩手県 たきおとさん)

・あなたから遠く離れた場所にいて守り続ける雪原がある(岩手県 たきおとさん)

・寝不足にしたくないのにまた今日も寝不足の原因になります(千原こはぎさん)

・草原をはしるキリンの子どもたち 高層ビルに追われるわたし(新潟県 七波さん)

・生まれでた原始の海の一雫を細胞に抱えいのちは生きる(文乃さん)

・こんな所だけは平等 原発の処理は女性も働ける場所(北海道 松木 秀さん)

・年齢別人口ピラミッドいつからか原爆の雲に似つつありたり(北海道 松木 秀さん)

・海原は偉大な母で台風も雪雲もみな育んでいる(島根県 宮嶋いつくさん)

・この街は「はら」と「はる」とを読み分ける 慣れないままで干支ひとまわり(福岡県 麦野結香さん)

・有名な樹海にも似たひとといる引き寄せられて踏みとどまって(福岡県 麦野結香さん)

・G党の歓喜とともに胴上げぞ原辰徳は名監督へ(奈良県 村田馨さん)

・ひろびろと藤原京を秋風がわたりゆきたり芒がそよぐ(奈良県 村田馨さん)

・原爆忌スピーチの子の襟清く洗濯物を干しつつ見ゆる(東京都 山西木々さん)

・原型を留めぬほどに崩れたり急ブレーキでケーキ転がり(福島県 柚木ことはさん)

・公園にモニタリングポストありて原発事故の収束とほし(福島県 柚木ことはさん)


<出演者の短歌>
◎三潴忠典(たた)さん詠歌
・ばらばらにすることをまず考えるジグソーパズルの原画を描くと

◎天野うずめ詠歌
・原っぱは駆け出すものと教えられ君の指先はらりとほどく

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<反省会>
歌会たかまがはら10月号をご視聴いただいた皆様、短歌をご投稿いただいた皆様、ありがとうございました。
まず、今回は、配信時間が変更となりまして、大変申し訳ございませんでした。
配信時間の変更のため、生でご覧になれなかった方もいらっしゃるかと思います。
歌会たかまがはらは録画をしておりますが、生で配信をご覧になりたい方もいらっしゃると思います。
その方のために、もう少し早く告知できたかと思いました。
これから、配信時間の変更がありましたら、早く告知できるようにいたします。
もっと、配信を生で見やすい環境を作っていけるようにしたいと思います。
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次回の歌会たかまがはらですが、現在調整中です。

決まり次第、こちらのHP&Twitterで告知いたします。

「歌会たかまがはら」ブログ:http://blog.goo.ne.jp/utakai_takamagahara
「歌会たかまがはら」twitterアカウント:@utamagahara

告知まで今しばらくお待ちください。

今後とも、歌会たかまがはらをよろしくお願いします。