歌会たかまがはら

毎回お題に沿った短歌を募集してゲストの方とおしゃべりする短歌の番組です。
YouTubeで配信しています。

歌会たかまがはら1月号 お題発表+短歌募集

2013年12月17日 | 歌会告知
お待たせいたしました!

歌会たかまがはら2014年1月号のお題を発表いたします!

それでは、開催要項を発表します。

お題:「風」
締切日:2014年1月11日13時まで
配信日:2014年1月18日20時~(予定)→13時~
ゲスト:木下龍也さん(結成当日解散型不定形ユニット「何らかの歌詠みたち」参加)
となります。

投稿先、投稿方法、諸注意は下記のとおりとなります。

・投稿するメールの題名には「歌会たかまがはら短歌投稿」とお書きください。
・投稿するメールの本文には
  1:投稿する短歌(必須・読みにくい場合はふりがなもお願いします)
  2:お名前(必須)
  3:ふりがな(必須)
  4:お住まい(都道府県名だけでOKです)
  5:木下龍也さんへの質問(なくてもOKです)
を記載の上、 utakai_takamagahara★mail.goo.ne.jp(★を@にかえて送ってください。)宛てにメールでお送りください。
・必須項目以外は記載いただかなくても結構です。
・読みにくい漢字などがある場合はふりがなをふっていただきますよう、よろしくお願いいたします。
・一人何首ご投稿いただいてもかまいません。
・投稿歌は未発表作でも過去歌でもかまいませんが、著作権の絡んでいる短歌のご投稿はご遠慮いただけますよう、よろしくお願いいたします。
・すでに投稿された短歌の差し替え、削除、訂正はできません。あらかじめご了承ください。
・今回のお題は「風」です。風量、風力、強風、台風など「風」に関する短歌ならなんでもOKです!皆様の素敵な短歌をお待ちしています!
・今回のフリートークは「木下龍也さんへの質問」と題して、皆様から木下龍也さんに対して聞いてみたいことをテーマにお話します。作歌のときのお気持ちなど短歌なことでお聞きしたいことがあれば投稿メールと一緒にお送りください。なお、歌会たかまがはらの番組およびブログ内において、いただいた「木下龍也さんへの質問」にすべてお答えいたしませんので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
・最近、焦って投稿したために無記名であったり、誤字があったりなど記載内容に不備がある投稿メールが多く届きます。焦らずゆっくりでかまいませんので、投稿内容を今一度確認の上、ご投稿いただきますよう、よろしくお願いします。
・配信日は変更することがございます。変更の際はすぐにご連絡いたします。
・その他、質問等がございます場合は、天鈿女聖宛にお聞きくださいますようよろしくお願いいたします。

それでは、皆様のご投稿をおまちしています!

---------------------------------------------------------------------
※緊急連絡先はこちら
→延期等の緊急の告知はtwitterで行います。フォローのほど、よろしくお願いします。

「歌会たまがはら」アカウント→@utamagahara

中の人「天鈿女聖」アカウント→@uzume_no_hijiri
---------------------------------------------------------------------

歌会たかまがはら12月号採用歌

2013年12月12日 | 歌会採用短歌
12月7日に行いました歌会たかまがはら12月号に短歌をご投稿いただいた皆様、また歌会の配信をご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。

ここでは、当日採用した短歌、当日発表できなかったけど気になった短歌、出演者の短歌をご紹介いたします。

なお、短歌の感想等は省かせていただきます。ご了承ください。

採用歌の感想に関しましては録画がございますので、そちらでご確認ください。

12月号録画ページはこちらです。→ http://www.ustream.tv/recorded/41462830


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

お題「感」
ゲスト:山田水玉さん
司会:天鈿女聖

<当日発表した歌(順不同)>
◎山田水玉さん選
・不感症の甲羅のなかでウミガメの抱へるみじかい膝のざらつき(岐阜県 太田宣子さん)

・かんじんなところでいつも黙りこむ感度の悪いラジオのように(新潟県 ユキノ進さん)

・感嘆符と化して誰かと手をつなぐあなたのことをずっと見ていた(岩手県 山本左足さん)
→天鈿女聖も選

・閉じ込めるはめ殺しの窓苦しくてメイクラブとかいうよりファック(東京都 二玉号さん)

・何度でも感動できるようにってあなたが撮った写真を捨てる(福岡県 ろくもじさん)
→天鈿女聖も選

・感情はやさしいものではにわにも笑ったようなものがあります(宮城県 風橋 平さん)


◎天鈿女聖選
・ふたつめの金魚の墓を作る朝 感想文は終わりから書く(神奈川県 苗くろさん)
→山田水玉さんも選

・こんぺいとうみたいになって陽だまりの激おこぷんぷん丸が消えてく(滋賀県 西村湯呑さん)

・ああまたか ブルース・リーに逆らって頭で恋をしていたからだ(福岡県 麦野結香さん)
→山田水玉さんも選

・土を掘るポチの目つきがいつもとは違う石油が湧き出る予感(大阪府 じゃこさん)
→山田水玉さんも選


<当日発表できなかったけど気になった歌>
◎山田水玉さん選
・明日が(来る・来ない)死因が手をつなぐ接触感染なら良しとする(大阪府 ワンコ山田さん)

・感情を隠すことばかり上手くなりまた太ももをつねって笑う(茨城県 佐倉まり子さん)

・ましかくのバターが溶ける一部始終その目撃者その罪悪感(新潟県 ユキノ進さん)

・危機感を首から掛けてカラコロと下駄鳴らしおり下る階段(埼玉県 はるみ奏さん)

・まだ誰も見つけていない感情に名前を付けて今日もらみしい(岩手県 山本左足さん)

・感動が1800円で売られてるシネマコンプレックス便利(埼玉県 さまよいくらげさん)

・追いかけたい気持ちはあった それ以上に嫌われたくない気持ちがあった(新潟県 七波さん)


◎天鈿女聖選
・日比谷野外音楽堂でライブして雨に打たれて感電したい(東京都 古賀たかえさん)

・暗闇を結ばれ研ぎ澄まされているすべての器官で感じるあなた(埼玉県 加納舞子さん)

・処女膜を破ったきみに「さん」づけで呼ばれてあの時より痛む胸(埼玉県 加納舞子さん)

・ゆびさきの感触だけで確かめるきみの背中のうろこの位置を(新潟県 桔梗さん)

・感動の物語をいま読み終えていつものように茶碗を洗う(新潟県 キョースケさん)

・今だけの感情を手に進むからきっとその都度終わるのだろう(こはぎさん)

・ぽとぽとと灰色の空が落ちてくる五感すべてを消し去る任務(こはぎさん)

・ふるさとと呼ぶ違和感を面影も潰えた街で噛む昼下がり(こはぎさん)

・感動のあとはさみしい見上げれば誰かの部屋の電気スタンド(宮城県 工藤吉生さん)

・薔薇の芽の膨らむ感じゆるやかに痛覚だつたところを動く(岐阜県 太田宣子さん)

・雨音を掻き集めるやうあたたかいところのわたしは午後の感傷(岐阜県 太田宣子さん)

・手袋をしてない側があったかい ひっぱられてるくっついている(東京都 天国ななおさん)

・変わる予感裏切る変わらない夏で私のギターは下手くそな音(茨城県 佐倉まり子さん)

・私には居場所がないの 孤独感忘れるために君をください(愛媛県 小春まりかさん)

・運命を感じましたかその夜は貝殻みたいに眠りましたか(神奈川県 苗くろさん)

・雨は降る 傘は持たない 廃村の家に並べた感謝の二文字(香川県 大木はちさん)

・夜のミシンカタカタと踏むあの感じ 振り返らないと決めたわたしは(新潟県 ユキノ進さん)

・【アンケート】付き合ってみた感想をお書きの上で、別れてください。 (埼玉県 焼きみかんさん)

・全米が泣いた映画で私たち日本人も負けずに泣こう(大阪府 じゃこさん)

・五十歩と五十一歩の差でさえも無限のように感じてしまう(岩手県 山本左足さん)

・夫婦である畳のうへで携帯の赤き光りが感応をする(大阪府 冨家弘子さん)

・快楽は尽きる事なく上へ行く煮えた煮えたよ南瓜が煮えた(東京都 二玉号さん)

・携帯の感度は今日も良好で電話もメールもこない日曜(福岡県 ろくもじさん)

・目覚めてもやっぱりひとり 焦燥はきみのいちばん遠い感情(埼玉県 たえなかすずさん)

・しょうのない俺に感想など聞くなぬるいビールがすべての代わり(宮城県 風橋 平さん)

・焼き鳥の缶に二本はついてくる楊枝にもはや感想もない(宮城県 風橋 平さん)

・「切ナイ」という感情を込めてみるドライカレーの器(うつわ)を二つ(宮城県 風橋 平さん)

・昼下がり喉に渇きを感じいてまたも主役になれぬため息(奈良市 村田馨さん)

・慣習に従う素振り見せぬまま少し不安を感じつつ 朝(奈良市 村田馨さん)

・根拠なく嘘と感じることもある第六感の鋭い日には(奈良市 村田馨さん)

・人ごみを縫いて感ずる疲労かな都会を生きる者の性たる(奈良市 村田馨さん)

・走り終え達成感の沸き立ちて奈良マラソンのゴール続々(奈良市 村田馨さん)

・鈍感力に満ちた上司に恵まれて今日もごはんをおいしく食べる(奈良市 村田馨さん)

<出演者の短歌>
◎山田水玉さん詠歌
・目で見ても耳で聞いても耐えられる触れたら催眠術は崩れる

◎天鈿女聖詠歌
・あたたかい手のぬくもりをしっかりと俺は感じたはずだったのに


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
<反省会>
改めまして、歌会たかまがはら12月号をご覧いただいた皆様、短歌をご投稿いただいた皆様、ありがとうございました。
今回は2013年最後の歌会たかまがはらでした。お楽しみいただけましたでしょうか?
今年もたくさんのゲストの方にご出演いただき、たくさんの短歌をご紹介することができました。
本当にありがとうございます。
来年もたくさんのゲストの方と、たくさんの短歌をご紹介できればと思います。
来年もよろしくお願いいたします。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

次回の歌会たかまがはらですが、現在調整中です。

決まり次第、こちらのHP&Twitterで告知いたします。

「歌会たかまがはら」ブログ:http://blog.goo.ne.jp/utakai_takamagahara
「歌会たかまがはら」twitterアカウント:@utamagahara

告知まで今しばらくお待ちください。

今後とも、歌会たかまがはらをよろしくお願いします。