歌会たかまがはら

毎回お題に沿った短歌を募集してゲストの方とおしゃべりする短歌の番組です。
YouTubeで配信しています。

歌会たかまがはら4月号 お題発表+短歌募集

2018年04月07日 | 歌会告知
お待たせいたしました!

歌会たかまがはら2018年4月号の開催要項を発表します。

お題:「素数の数字を詠み込んだ歌」☆☆素数の数字を必ず詠み込んでください☆☆
締切日:2018年4月20日(金)まで
配信日:2018年4月28日(土)21時~(予定)
ゲスト:二三川練さん
となります。

※今回のお題は「素数の数字を詠み込んだ歌」です。素数の数字を必ず短歌に詠み込んでください。素数の数字が詠み込まれていたら、熟語、人名、地名などでもOKです。皆様の素敵な短歌をお待ちしています!
※今回のフリートークは「二三川練さんへの質問」と題して、皆様から二三川練さんに対して聞いてみたいことをテーマにお話します。短歌なことでお聞きしたいことがあれば投稿メールと一緒にお送りください。なお、歌会たかまがはらの番組内において、いただいた「二三川練さんへの質問」にすべてお答えいたしませんので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。

<投稿方法について>
※投稿方法は(1)歌会たかまがはらメールアドレスへメールを送る、(2)歌会たかまがはらTwitterアカウントへダイレクトメールを送る、の2種類があります。
(1)歌会たかまがはらへメールする
・ utakai_takamagahara★yahoo.co.jp(★を@にかえて送ってください。)宛てにメールでお送りください。
・投稿するメールの題名には「歌会たかまがはら短歌投稿」とお書きください。

(2)歌会たかまがはらTwitterアカウントへダイレクトメールを送る
・歌会たかまがはらTwitterアカウント(@utamagahara)をフォローの上、ダイレクトメールをお送りください。
・なお、リプライでの投稿は受け付けておりませんので、あらかじめご了承ください。

<投稿内容について>
※投稿内容は(1)(2)の方法とも共通で、下記の内容を記載ください。
  1:投稿する短歌(必須・読みにくい漢字等にはふりがなをお願いします)
  2:お名前(必須)
  3:ふりがな(必須)
  4:お住まいの都道府県名(なくてもOKです)
  5:二三川練さんへの質問(なくてもOKです)
※必須項目以外は記載いただかなくても結構です。
※一人何首ご投稿いただいてもかまいません。
※投稿歌は未発表作でも既発表作でもかまいませんが、著作権の絡んでいる短歌のご投稿はご遠慮いただけますよう、よろしくお願いいたします。
※すでに投稿された短歌の差し替え、削除、訂正はできません。あらかじめご了承ください。

<その他について>
※最近、焦って投稿したために無記名であったり、誤字があったりなど記載内容に不備がある投稿メールが多く届きます。焦らずゆっくりでかまいませんので、投稿内容を今一度確認の上、ご投稿いただきますよう、よろしくお願いします。
※投稿完了メールはお送りいたしません。あらかじめ、ご了承ください。
※配信日・配信開始時間は変更することがございます。変更の際はすぐにご連絡いたします。
※その他、質問等がございます場合は、天野うずめ宛にお聞きくださいますようよろしくお願いいたします。


それでは、皆様のご投稿をおまちしています!

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※緊急連絡先はこちら
→延期等の緊急の告知はtwitterで行います。フォローのほど、よろしくお願いします。

「歌会たまがはら」アカウント→@utamagahara

中の人「天野うずめ」アカウント→@uzume_no_hijiri
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歌会たかまがはら3月号 濱田友郎さんへの質問

2018年04月02日 | その他・連絡事項
ここでは、歌会たかまがはら3月号で皆様からいただきました濱田友郎さんへの質問をご紹介いたします。

回答につきましては濱田友郎さんからいただいたものをそのまま掲載させていただきます。

同じような質問はまとめて掲載させていただきます。

なお、答えに対するご不満等は一切受け付けません。あらかじめ、ご了承ください。

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<番組中にお聞きした質問>
Q1 学生短歌界ってどうですか?(神奈川県 須磨蛍さん)

A1 学生短歌"界"ということなので、「学生短歌のひとたちの世界」みたいなことをおっしゃってるのかな。僕個人があまり「界隈」に興味を持てないタイプなので、全体的なことはわかりません。先日、日本全国の歌人が集まる合宿をやったのですが、同時代の人で、言葉に興味を持ってて、短詩を日常的にいじくりまわしているような、そういう遊び方、そういうノリを知っている人たちですので、なにかと話すことはあります。ぼくはそこで本当に友人だと言える人にも出会うことができたので、界隈にも感謝すべきかもしれません。(言葉を自己目的的にいじるというのはそもそもややこしい世界ですし、ぼくを含めてややこしいひとたちも多いし、なぜか人間関係を極端になってしまうタイプの人もいて、つらいこともありますが、まあそもそも人はややこしいものなので、やはり短歌界とはあまり関係ないでしょうか。


Q2 もしも無人島に名前をつけることができたら、どんな名前にしたいですか?(鹿児島県 西淳子さん)

A2 また名前。みなさん名前が好きなのでしょうか。でもぼくも好きです。名前は大事です。その無人島に、たとえば国土交通省の役人のつもりでつけたらいいのか、所有者のつもりでつければいいのかというのもありますが、島の名前ともなると気合が入ります。その島の命運を決めるような重大さがあるような。Tanqua franca の光森さんとの対談でもそう思ったのですが、「ちゃんと読めて」、「情景が浮かびやすい」ほうが、島の内部にとっても外部にとってもひとまず便利でしょうね。昔うちの近所には「山羊島」という地名があって、これは簡潔で美しい名づけです。山羊のいる島、というイメージがパッとでてくるのもいい。さっきの話ともかぶりますが、食べ物の名前とかにすると、いいですね。思いついたうちでは「ハムサンド島」とかどうでしょう。赤い地層がたくさんみられるのでこの名前になりました。


<その他の質問>
Q1 もしペットを飼うとしたら、どのような名前をつけますか?(桐生 yさん)

A1 昔、飼っていたハムスターがいて、その子は真っ白な体毛をしていたのでスノーと呼ばれていました。名前って、基本的に、その名付けたいものを見ながら勝手に生成されてほしいものなので、この質問は難しいです。どんな色のどんなサイズのどんな動物でもこたえられなきゃいけない、のが難しいですね。象が来ても文鳥がきても、という。呼びやすくて、ぜんぜん意味がなくて、ちょっとかわいい、くらいの、なんでもいいですね。そうなると食べ物とか飲み物とか植物から借りた名前がよく感じられてくる。「おもち」とか、「のり」とか、「ウーロン」とか、「サボテン」とかどうでしょうか。

Q2 ふるさとで一番好きな場所はどこですか。(大阪府 松尾唯花さん)

A2 この答えははっきりとあって、それは海であり、あるいは海の見える場所です。小学3年生まで住んでいた家は、海がすぐ後ろにあって、海の音を聞きながら過ごしていました。なにがあっても海の感覚というのは一生抜けない気がしますね。京都には海がないのがなんともつらいところで、ときどき海の欲求を解消するために琵琶湖を見に行ったりします。あとは、台風のせいで看板がボロボロになっちゃったボウリング場とか、そういうどんどんダメになっていきそうな予感のする場所も好きでした。あと、ヤマダ電機。このヤマダ電機はけっこうデカくて、島の中で一番「空間」を感じるところだったかな。


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以上となります。皆様からのたくさんのご質問ありがとうございました。

歌会たかまがはら3月号採用歌

2018年04月02日 | 歌会採用短歌
3月18日に行いました歌会たかまがはら3月号に短歌をご投稿いただいた皆様、また歌会の配信をご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。

ここでは、当日採用した短歌、当日発表できなかったけど気になった短歌、出演者の短歌をご紹介いたします。

なお、短歌の感想等は省かせていただきます。ご了承ください。


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お題:「島」
ゲスト:濱田友郎さん
司会:天野うずめ

<当日発表した歌(順不同)>
◎濱田友郎さん選
・もうなんか話せばわかる気がしてる鬼ヶ島にはバナナがたわわ(滋賀県 西村湯呑さん)
→天野うずめも選

・念のため鬼ヶ島には二駅で行けるところに家を構える(新潟県 橙田千尋さん)
→天野うずめも選

・オアフ島上空あたりで101のワンワンがBowWowに聞こえり(神奈川県 須磨蛍さん)
→天野うずめも選

・翼にて、きみの開いた翼にて見下ろす島がちっぽけだった(泉絵まるさん)
→天野うずめも選

・日が暮れて自分の島が揺れているおさまれただの残業だから(東京都 井口可奈さん)


◎天野うずめ選
・極東の島に中身はもうなくてカワイイだけがあふれている(福岡県 rararaさん)
→濱田友郎さんも選

・最寄り駅のホームで食べるきびだんご 鬼ヶ島へは乗り換えがある(新潟県 橙田千尋さん)

・半島をバスはのんびり走ってく町の空気を追い出しながら(愛知県 諏訪灯さん)


<当日発表できなかったけど気になった歌>
◎濱田友郎さん選
・大海をめざしルンバは走りゆくやがて見えない島となるまで(ヨシダジャックさん)

・クラゲ来てまたクラゲ来て占拠する軍艦島の理容院跡(ヨシダジャックさん)

・眠らせておけ 海、湖沼 ありとある島を盗みにゆかねばならぬ(ヨシダジャックさん)

・恋人と一緒に島は作れるか TOKIOぐらいにぼくらもなろう(大阪府 水沼朔太郎さん)

・引き潮に島への道が現はれるやう春の日に窓を開ければ(愛知県 抹茶金魚さん)

・平凡のはらむ狂気よ島耕作、島田清次郎、島田修三(松木 秀さん)

・「認知症 島耕作」の連載はいつからだろう(苺おいしい)(松木 秀さん)

・方舟とひょうたん島はすれ違い見えなくなるまで手をふりあった(滋賀県 西村湯呑さん)

・桜島上空の風明日九時の矢印が指す街にいる君(鹿児島県 西淳子さん)

・無人島行けば僕にも分かるかなアンモナイトのほんとの孤独(東京都 ニコさん)

・鬼ヶ島にドアノブと いう概念は無いはずなのに庇ってしまう(新潟県 橙田千尋さん)

・(伊弉諾も裏切ったんだし)顔を見てこっそり帰ることだってある(京都府 寺村たこさん)

・校庭に海は生まれて島々を飛び渡るきみの軽いスカート(千原こはぎさん)

・湾内に森の色した金平糖みたいな島が散らばっている(愛知県 諏訪灯さん)
→天野うずめも選

・三回もリフレインした松島がややゲシュタルト崩壊の兆し(神奈川県 須磨蛍さん)

・キャラメル島(しま)ペチーノひとつ液状の島を混ぜよう好きピ伊邪那岐(上篠かけるさん)

・島木譲二のポコポコヘッドを生み出した灰皿光るお食事処(北海道 伊藤 雅さん)

・とりとめのない海を身体で生みだして誰にでもある島に行きたい(泉絵まるさん)

・いつまでもケーキの上に住んでいるわけにいかない越す場所がない(東京都 井口可奈さん)

・見えているあの半島がきみの住むところでぼくの住まないところ(東京都 井口可奈さん)

・けさ島を見たよ小さい島だった うとうとしてたからちがうかも(東京都 井口可奈さん)
→天野うずめも選

・あたまとあたまくつつけあつた二日目の安芸宮島の夜はえいゑん(新潟県 有村桔梗さん)

・ゆびさきが選ぶムース・オ・ピスターシュ 島のやうなるケーキひとつを(新潟県 有村桔梗さん)

・インド洋の島をはるばる思いつつ鍋いっぱいのそら豆ゆでる(秋山生糸さん)

・いうなればいつも離島にいるようで本土と星に憧れている(埼玉県 えんどうけいこさん)


◎天野うずめ選
・ぼくたちはなぜか平気で住んでいる地獄にいちばん近い島国(松木 秀さん)

・春という鋳型はとても大きくてすっぽり入る日本列島(hypo-さん)

・神戸っ子(こべっこ)のあるあるカルタ大会で取り合いとなる淡路島の札(野添まゆ子さん)

・満潮は修道院を監獄に 全ての者は裁きを受ける(京都府 寺村たこさん)

・我が住みし町に見かける飲料も見かけぬ飲料もある島の店(大阪府 エース古賀さん)

・土産屋のポストカードに晴れた日の島々晴れていればの景色(大阪府 エース古賀さん)

・飛行機で降りていくとき見る町は宇宙の中の光の島だ(秋山生糸さん)

・一日に二往復しかない船で来た絵葉書の丁寧な文字(埼玉県 えんどうけいこさん)


<出演者の短歌>
◎濱田友郎さん詠歌
・人は島嶼にあらず とはいえこの浜のくらげは海になげかえすかな

◎天野うずめ詠歌
・切り分けたショートケーキを島みたいだねって言い合いながら食べてる


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<反省会>
今回の歌会たかまがはらへのご投稿及び番組の配信をご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。
さて、今回が2018年最初の歌会たかまがはらの配信となりました。
今年はまもなく配信50回を迎える記念の年となりそうです。
今年もたくさんの方をゲストにお迎えして、たくさんの短歌をご紹介していきたいと思います。
ところで、今回の配信は京大短歌会の濱田さんをゲストにお呼びいたしました。
現役の京大短歌会会員ということで、社会人の私とは違う視点の評をたくさんお聞きすることができました。
濱田さん、ありがとうございました。
それでは、今年も、歌会たかまがはらをよろしくお願いいたします。
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次回の歌会たかまがはらですが、現在調整中です。

決まり次第、こちらのHP&Twitterで告知いたします。

「歌会たかまがはら」ブログ:http://blog.goo.ne.jp/utakai_takamagahara
「歌会たかまがはら」twitterアカウント:@utamagahara

今後とも、歌会たかまがはらをよろしくお願いします。