１月１３日に行いました歌会たかまがはら１月号に短歌をご投稿いただいた皆様、また歌会の配信をご視聴いただいた皆様、さらに当日公開収録にいらした皆様、ありがとうございました。
ここでは、当日採用した短歌、当日発表できなかったけど気になった短歌、選者の短歌をご紹介いたします。
なお、短歌の感想等は省かせていただきます。ご了承ください。
採用歌の感想に関しましては録画がございますので、そちらでご確認ください。
録画ページはこちらです。→ http://www.ustream.tv/channel/%E6%AD%8C%E4%BC%9A%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%BE%E3%81%8C%E3%81%AF%E3%82%89#/recorded/28445513
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お題「歌」
選者：田中ましろさん、天鈿女聖
＜当日発表した歌（順不同）＞
◎田中ましろさん選
・「待つ間、雨に音階探してた。レミファソラまで見つけたんだよ」（愛知県 空木アヅさん）
→天鈿女聖も選
・カラオケで最後にみんなが盛り上がる歌を知らずにストローを噛む（新潟 ユキノ進さん）
・ほおずきを摘んではなうた唄いおりミクロネシアに ああ 春がない（兵庫県 魚住蓮奈さん）
・お金では愛は買えぬという歌を三千円で買って下さい（大阪府 牛隆佑さん）
・君はまだホームから手を振っている口パクのまま歌い続ける（茨城県 倉野いちさん）
・歌う義理うわたぬ自由さてはてと思いあぐねて年の瀬が来る（東京都 村田馨さん）
・それぞれに固有振動数をもつ少女たちから洩れる讃美歌（東京都 飯田彩乃さん）
・ドップラー効果を効かせ鼻歌の女子高生は追い抜いて行く（東京都 天国ななおさん）
◎天鈿女聖選
・ハッピーバースデイディアのあと君がはじめて僕を呼び捨てにした（山口県 木下龍也さん）
→田中ましろさんも選
・ダイネツァウベルビンデンヴィーデルよろこびを意味知らず歌うボーイソプラノ（東京都 二玉号（にたまごう）さん）
→田中ましろさんも選
・借りてきたスピッツのCD歌詞カードの「愛してる」の下引かれた波線（埼玉県 焼きみかんさん）
・え なんで？ほんとだ わたし強いじゃん ふられた日にも歌がうたえる（北海道 月夜野みかん(つきよのみかん)さん）
・ハミングのあれはユーミン お米研ぐ母に西日は深く届いて（大阪府 岡野大嗣さん）
→田中ましろさんも選
・そのハムを切ったらハムは歌いだす。豚だったこと。愛だったこと（兵庫県 飯田和馬さん）
＜当日発表できなかったけど気になった歌＞
◎田中ましろさん選
・消えてゆく歌もみんなに歌われる歌もひとりが歌いはじめた（山口県 木下龍也さん）
→天鈿女聖も選
・酔ったふりして君の名で歌います「一休さん」のテーマソングを（滋賀県 西村湯呑（にしむら ゆのみ）さん）
・その歌は手紙になって空っぽの僕へ 開かずともあたたかい（鹿児島県 高橋徹平さん）
・卒業で「贈る言葉」を歌うけど「好き」の二文字は歌詞にはないね（新潟県 キョースケさん）
・感情は理屈ではない 終電の窓を音符のように流れる（大阪府 むしたけさん）
・沈黙に鼻歌ふらし揺れるきみ 手のかからない花のようだね（岡山県 安良田梨湖さん）
・東京は希望の国であるという 彼の歌ったロックによれば（新潟県 七波（ななみ）さん）
・ぽろぽろと小鳥をのせて五線譜は君の街まで続いています（北海道 星乃咲月（ほしのさつき）さん）
・ゆるやかにあなたのそばで雨になるアルペッジオの余韻のからだ（岐阜県 太田宣子さん）
・自転車の後ろ乗せてね風切ればかなしいうたも空に飛んでく（カナダオンタリオ州 さとうはなさん）
・Ａ面の終わりさだめのように来て途切れ方だけ褪せない記憶（宮城県 田村わごむさん）
・繰り返せ今日もぼくらにどこまでも関係のない愛唄（GReeeeN）（埼玉県 たえなかすずさん）
・それもまた別の誕生日と思う 君が短歌を詠まなくなる日（大阪府 牛隆佑さん）
→天鈿女聖も選
・風纏い地球とおんなじスピードで歩く彼女についてくる歌（神奈川県 壬生 キヨム）
・短歌って短い歌って書くけれど祖母とわたしが繋がる長さ（奈良県 たたさん）
→天鈿女聖も選
・全くもってまともな歌を詠めてない東京という既視感の街（奈良県 たたさん）
・傷つけるほどに綺麗な歌を詠む人と四月に結婚します（和歌山県 嵯野みどりはさん）
・背伸びした歌を作ってしまいそうなのでひとまずコーヒーを飲む（岩手県 山本左足さん）
・鼻歌に隣でハモる人が居て いい加減でも晴れの日は来る（北海道 都季さん）
・どの歌もしっくりこない日曜日。ビューティフルよりあたたかな傷（北海道 月夜野みかんさん）
◎天鈿女聖選
・地球外知的生命体に向け発信されているビートルズ（山口県 木下龍也さん）
・音は風 言葉は翼 対岸のあなたに届かない鳥もいる（山口県 木下龍也さん）
・私たち右利きだから右耳のイヤフォンばかり取り合いになる（愛知県 空木アヅさん）
・今日からは君が登場するたびにテーマ音楽歌うよ ジャーン（宮城県 工藤吉生(くどうよしお)さん）
・ボリュームを絞った歌番組を背に母が帰らぬわけを聞いてる（宮城県 工藤吉生さん）
・新年も歌人となれば万葉の古歌など諳んじ詠ってみたい（新潟県 キョースケさん）
・僕宛じゃない君の恋歌を即ふぁぼる★なう（凪ぎわたるTL）（兎陸☆さん）
・高架橋電車が通過するときに蛙は歌をやめただろうか（東京都 二玉号さん）
・指摘することも出来ずに間違った歌詞を何度も聴かされている（岩手県 たきおとさん）
・誰もいないタイムラインで悪酔いのおれの歌ばかり流れる深夜（岩手県 たきおとさん）
・笑点のオープニングでパフと歌うたび思い出すあの頃の父（新潟 ユキノ進さん）
・主題歌が鳴り出さないので終電の後もふたりで線路を見てた（新潟 ユキノ進さん）
・結局は略されるからバンド名適当にして歌いましょう（福井 夏色さん）
・ホテルにも昼の牛丼屋で聴いた恋に恋する少女らの歌（宮城県 田村わごむさん）
・気が付けばリピート五回終わっててふたりぼっちの章はここまで（埼玉県 たえなかすずさん）
・世界中の音符まとめて壊しても鳴りやまぬ音終わりなき歌（千葉県 神定 克季（かんじょう かつとし）さん）
・ご機嫌で君が口ずさむ歌らっどういんぷすって何だろ、しあわせ（茨城県 倉野いちさん）
・文化祭合唱コンクールで歌う吾子のはずれた声は朗々（鳥取市 螢子さん）
・ぽろろんろん水玉模様の新入りの傘を歓迎して歌う雨（こはぎさん）
＜選者の歌＞
◎田中ましろさん詠歌
・イヤホンの向こうに晴れた街があるようにあなたは口ずさんでる
◎天鈿女聖詠歌
・脱脂綿使うかどうかの話より私はカラオケで歌いたい
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＜反省会＞
改めまして歌会たかまがはら１月号をご視聴いただき、また、短歌をご投稿いただきありがとうございました。
さらに、当日公開配信へご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
今年最初の歌会たかまがはら、いかがだったでしょうか？
今回はたくさんの方にご視聴いただき嬉しい限りです。
そこでたくさんのご意見もいただきました。
ありがとうございます。
よりよい歌会になるようにいろいろと試していきたいと思います。
改めて、今年一年、よろしくお願いいたします。
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次回の歌会たかまがはらですが、現在ゲスト様を調整中です。
日程等がわかり次第、こちらのＨＰ＆Ｔｗｉｔｔｅｒで告知いたします。
「歌会たかまがはら」ブログ：http://blog.goo.ne.jp/utakai_takamagahara
「歌会たかまがはら」twitterアカウント：@utamagahara
告知まで今しばらくお待ちください。
今後とも、歌会たかまがはらをよろしくお願いします。
ここでは、当日採用した短歌、当日発表できなかったけど気になった短歌、選者の短歌をご紹介いたします。
なお、短歌の感想等は省かせていただきます。ご了承ください。
採用歌の感想に関しましては録画がございますので、そちらでご確認ください。
録画ページはこちらです。→ http://www.ustream.tv/channel/%E6%AD%8C%E4%BC%9A%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%BE%E3%81%8C%E3%81%AF%E3%82%89#/recorded/28445513
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お題「歌」
選者：田中ましろさん、天鈿女聖
＜当日発表した歌（順不同）＞
◎田中ましろさん選
・「待つ間、雨に音階探してた。レミファソラまで見つけたんだよ」（愛知県 空木アヅさん）
→天鈿女聖も選
・カラオケで最後にみんなが盛り上がる歌を知らずにストローを噛む（新潟 ユキノ進さん）
・ほおずきを摘んではなうた唄いおりミクロネシアに ああ 春がない（兵庫県 魚住蓮奈さん）
・お金では愛は買えぬという歌を三千円で買って下さい（大阪府 牛隆佑さん）
・君はまだホームから手を振っている口パクのまま歌い続ける（茨城県 倉野いちさん）
・歌う義理うわたぬ自由さてはてと思いあぐねて年の瀬が来る（東京都 村田馨さん）
・それぞれに固有振動数をもつ少女たちから洩れる讃美歌（東京都 飯田彩乃さん）
・ドップラー効果を効かせ鼻歌の女子高生は追い抜いて行く（東京都 天国ななおさん）
◎天鈿女聖選
・ハッピーバースデイディアのあと君がはじめて僕を呼び捨てにした（山口県 木下龍也さん）
→田中ましろさんも選
・ダイネツァウベルビンデンヴィーデルよろこびを意味知らず歌うボーイソプラノ（東京都 二玉号（にたまごう）さん）
→田中ましろさんも選
・借りてきたスピッツのCD歌詞カードの「愛してる」の下引かれた波線（埼玉県 焼きみかんさん）
・え なんで？ほんとだ わたし強いじゃん ふられた日にも歌がうたえる（北海道 月夜野みかん(つきよのみかん)さん）
・ハミングのあれはユーミン お米研ぐ母に西日は深く届いて（大阪府 岡野大嗣さん）
→田中ましろさんも選
・そのハムを切ったらハムは歌いだす。豚だったこと。愛だったこと（兵庫県 飯田和馬さん）
＜当日発表できなかったけど気になった歌＞
◎田中ましろさん選
・消えてゆく歌もみんなに歌われる歌もひとりが歌いはじめた（山口県 木下龍也さん）
→天鈿女聖も選
・酔ったふりして君の名で歌います「一休さん」のテーマソングを（滋賀県 西村湯呑（にしむら ゆのみ）さん）
・その歌は手紙になって空っぽの僕へ 開かずともあたたかい（鹿児島県 高橋徹平さん）
・卒業で「贈る言葉」を歌うけど「好き」の二文字は歌詞にはないね（新潟県 キョースケさん）
・感情は理屈ではない 終電の窓を音符のように流れる（大阪府 むしたけさん）
・沈黙に鼻歌ふらし揺れるきみ 手のかからない花のようだね（岡山県 安良田梨湖さん）
・東京は希望の国であるという 彼の歌ったロックによれば（新潟県 七波（ななみ）さん）
・ぽろぽろと小鳥をのせて五線譜は君の街まで続いています（北海道 星乃咲月（ほしのさつき）さん）
・ゆるやかにあなたのそばで雨になるアルペッジオの余韻のからだ（岐阜県 太田宣子さん）
・自転車の後ろ乗せてね風切ればかなしいうたも空に飛んでく（カナダオンタリオ州 さとうはなさん）
・Ａ面の終わりさだめのように来て途切れ方だけ褪せない記憶（宮城県 田村わごむさん）
・繰り返せ今日もぼくらにどこまでも関係のない愛唄（GReeeeN）（埼玉県 たえなかすずさん）
・それもまた別の誕生日と思う 君が短歌を詠まなくなる日（大阪府 牛隆佑さん）
→天鈿女聖も選
・風纏い地球とおんなじスピードで歩く彼女についてくる歌（神奈川県 壬生 キヨム）
・短歌って短い歌って書くけれど祖母とわたしが繋がる長さ（奈良県 たたさん）
→天鈿女聖も選
・全くもってまともな歌を詠めてない東京という既視感の街（奈良県 たたさん）
・傷つけるほどに綺麗な歌を詠む人と四月に結婚します（和歌山県 嵯野みどりはさん）
・背伸びした歌を作ってしまいそうなのでひとまずコーヒーを飲む（岩手県 山本左足さん）
・鼻歌に隣でハモる人が居て いい加減でも晴れの日は来る（北海道 都季さん）
・どの歌もしっくりこない日曜日。ビューティフルよりあたたかな傷（北海道 月夜野みかんさん）
◎天鈿女聖選
・地球外知的生命体に向け発信されているビートルズ（山口県 木下龍也さん）
・音は風 言葉は翼 対岸のあなたに届かない鳥もいる（山口県 木下龍也さん）
・私たち右利きだから右耳のイヤフォンばかり取り合いになる（愛知県 空木アヅさん）
・今日からは君が登場するたびにテーマ音楽歌うよ ジャーン（宮城県 工藤吉生(くどうよしお)さん）
・ボリュームを絞った歌番組を背に母が帰らぬわけを聞いてる（宮城県 工藤吉生さん）
・新年も歌人となれば万葉の古歌など諳んじ詠ってみたい（新潟県 キョースケさん）
・僕宛じゃない君の恋歌を即ふぁぼる★なう（凪ぎわたるTL）（兎陸☆さん）
・高架橋電車が通過するときに蛙は歌をやめただろうか（東京都 二玉号さん）
・指摘することも出来ずに間違った歌詞を何度も聴かされている（岩手県 たきおとさん）
・誰もいないタイムラインで悪酔いのおれの歌ばかり流れる深夜（岩手県 たきおとさん）
・笑点のオープニングでパフと歌うたび思い出すあの頃の父（新潟 ユキノ進さん）
・主題歌が鳴り出さないので終電の後もふたりで線路を見てた（新潟 ユキノ進さん）
・結局は略されるからバンド名適当にして歌いましょう（福井 夏色さん）
・ホテルにも昼の牛丼屋で聴いた恋に恋する少女らの歌（宮城県 田村わごむさん）
・気が付けばリピート五回終わっててふたりぼっちの章はここまで（埼玉県 たえなかすずさん）
・世界中の音符まとめて壊しても鳴りやまぬ音終わりなき歌（千葉県 神定 克季（かんじょう かつとし）さん）
・ご機嫌で君が口ずさむ歌らっどういんぷすって何だろ、しあわせ（茨城県 倉野いちさん）
・文化祭合唱コンクールで歌う吾子のはずれた声は朗々（鳥取市 螢子さん）
・ぽろろんろん水玉模様の新入りの傘を歓迎して歌う雨（こはぎさん）
＜選者の歌＞
◎田中ましろさん詠歌
・イヤホンの向こうに晴れた街があるようにあなたは口ずさんでる
◎天鈿女聖詠歌
・脱脂綿使うかどうかの話より私はカラオケで歌いたい
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＜反省会＞
改めまして歌会たかまがはら１月号をご視聴いただき、また、短歌をご投稿いただきありがとうございました。
さらに、当日公開配信へご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
今年最初の歌会たかまがはら、いかがだったでしょうか？
今回はたくさんの方にご視聴いただき嬉しい限りです。
そこでたくさんのご意見もいただきました。
ありがとうございます。
よりよい歌会になるようにいろいろと試していきたいと思います。
改めて、今年一年、よろしくお願いいたします。
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次回の歌会たかまがはらですが、現在ゲスト様を調整中です。
日程等がわかり次第、こちらのＨＰ＆Ｔｗｉｔｔｅｒで告知いたします。
「歌会たかまがはら」ブログ：http://blog.goo.ne.jp/utakai_takamagahara
「歌会たかまがはら」twitterアカウント：@utamagahara
告知まで今しばらくお待ちください。
今後とも、歌会たかまがはらをよろしくお願いします。