歌会たかまがはら

毎回お題に沿った短歌を募集してゲストの方とおしゃべりする短歌の番組です。
YouTubeで配信しています。

歌会たかまがはら2021年9月号 お題+短歌募集

2021年07月16日 | 歌会告知
お待たせいたしました!

歌会たかまがはら2021年9月号の開催要項を発表します。

お題:「日常」
締切日:2021年9月11日(土)
配信日:2021年9月18日(土)21時~(予定)
ゲスト:月岡烏情さん
となります。

※今回のお題は「日常」です。テーマ詠ですので、日常にちなんだ自作の短歌ならOKです。みなさまの「日常」の短歌のご投稿をお待ちしております。
※今回のフリートークは「月岡烏情さんへの質問」と題して、皆様から月岡烏情さんに対して聞いてみたいことをテーマにお話します。月岡烏情さんにお聞きしたいことがあれば投稿メールと一緒にお送りください。なお、歌会たかまがはらの番組内及びブログにおいて、いただいた「月岡烏情さんへの質問」にすべてお答えできない可能性がありますので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。

<投稿方法について>
※投稿方法は(1)歌会たかまがはらメールアドレスへメールを送る、(2)歌会たかまがはらTwitterアカウントへダイレクトメールを送る、の2種類があります。
(1)歌会たかまがはらへメールする
・ utakai_takamagahara@yahoo.co.jp 宛てにメールでお送りください。
・投稿するメールの題名には「歌会たかまがはら短歌投稿」とお書きください。

(2)歌会たかまがはらTwitterアカウントへダイレクトメールを送る
・歌会たかまがはらTwitterアカウント(@utamagahara)をフォローの上、ダイレクトメールをお送りください。
・なお、リプライでの投稿は受け付けておりませんので、あらかじめご了承ください。

<投稿内容について>
※投稿内容は(1)(2)の方法とも共通で、下記の内容を記載ください。
  1:投稿する短歌(必須・読みにくい漢字等にはふりがなをお願いします)
  2:お名前(必須)
  3:ふりがな(必須)
  4:お住まい(なくてもOKです)
  5:月岡烏情さんへの質問(なくてもOKです)
※必須項目以外は記載いただかなくても結構です。
※一人何首ご投稿いただいてもかまいません。
※投稿歌は自作の短歌に限ります。
※投稿歌は未発表作でも既発表作でもかまいませんが、著作権の絡んでいる短歌のご投稿はご遠慮いただけますよう、よろしくお願いいたします。
※すでに投稿された短歌の差し替え、削除、訂正はできません。あらかじめご了承ください。


<その他について>
※配信日・配信開始時間は変更することがございます。変更の際はすぐにご連絡いたします。
※その他、質問等がございます場合は、天野うずめ宛にお聞きくださいますようよろしくお願いいたします。


それでは、皆様のご投稿をおまちしています!

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※緊急連絡先はこちら
→延期等の緊急の告知はtwitterで行います。フォローのほど、よろしくお願いします。

「歌会たまがはら」アカウント→@utamagahara

中の人「天野うずめ」アカウント→@uzume_no_hijiri
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歌会たかまがはら2021年7月号 淡島うるさんへの質問

2021年07月13日 | その他・連絡事項
ここでは、2021年7月2日配信の歌会たかまがはら2021年7月号で皆様からいただきました淡島うるさんへの質問をご紹介いたします。

回答につきましては淡島うるさんからいただいたものをそのまま掲載しております。

なお、ご不満等は一切受け付けません。あらかじめ、ご了承ください。

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<番組中にお聞きした質問>
Q1.育休から復職し、この頃短歌にかけられる時間が以前よりも減りました。なんとかやりくりして短歌時間を捻出しています。淡島さんはどのように短歌を作る時間、または読む時間を作っていますか?また作るとき、ひとつの短歌を作るのに、どのくらいの時間を要しますか?(石川県 塩本。2381さん)

A1.現在私は結社などに所属せず、作品ができたらできたなあ、と眺めているような状態なので、ときおり締切が発生した場合に歌が足りない場合徹夜になります。歌集は、読むと決めたらいつもそばに置いて開くようにします。どの歌集もすべての頁を目にしたとしても、読み終わった気がすることのほうが少ないですしね。一首を作るのにかかる時間は、難しいですが、作業時間の総計で平均90分ほどかと思います。


Q2.酒癖が悪い人への対処法(京都府 寺村たこさん)

A2.酒の席をともにしない。


<短歌の質問>
Q1.最近読んでグッときた歌集があれば教えてください。(埼玉県 成瀬悠さん)

A1.最近読んだ、しかしかなり過去に出版された歌集になってしまいますが、古川房枝『路地の歌』です。こういう旅行詠を読みたいものだと思います。


Q2.自分の短歌が下手くそだなと思ってしまったときはありますか?またそう思えてしまったときの解決法はなんですか?(群馬県 さんかまぐねしうむさん)

A2.下手くそだと思わなくなるまで改作し続けるか、無理そうなら題材ごと一旦置いておきます。既発表歌を下手に感じたとしたら分析の上で次作への参考にします。


Q3.短歌以外で、大事にされていることはありますか。(ものでも考え方でも、何でもかまいません。)(神ヤ飛ビ魚さん)

A3.今生限りで解脱するという覚悟です。


Q4.ご自分が作られた歌について、どのように加除修正するのか、過程を教えてほしいです。(神ヤ飛ビ魚さん)

A4.どうしても連作での発表機会が多いため、連作づくりについてをベースに答えさせてください。うまく言語化できないのですが、たいてい複数の歌が同時に生まれるので、それらがまず連作の原型になります。このとき、まだ定形になっていないものや言葉の断片も混じっていたりします。そこから近作を寄せてきて肉付けをするうちに、明らかに浮いた子が見えてくるのでその連作からは避けます。その中で、歌の切れ端が歌になったり、他の歌の句を奪ってしまったりするのを見届けてから、全体の語彙のバランスや韻律を整えたり、あるいは敢えてそのままにしたりします。


Q5.好きな歌集を教えてください。(大阪府 雨虎俊寛さん)

A5.たくさんあるのですが、谷岡亜紀『臨界』を挙げます。


Q6.短歌を詠まれる上で一番大切にされていることは何でしょうか?(北海道 河岸景都さん)

A6.作品自体にも、発表方法にも、なんにでも、自分自身が納得することです。

Q7.短歌の創作や推敲はどんな場所・シチュエーションで行うことが多いですか?(宮城県 天崎紋さん)


<その他の質問>
Q1.淡島さんのお好きな場所、居心地良く思う場所はどこですか?(石川県 塩本。2381さん)

A1.京都です。


Q2.いちばん好きなお酒はなんですか(北海道札幌市 草間凡平さん)

A2.サッポロクラシック!!


Q3.コロナ禍で会えなくなった人はいますか?私は息子に会えません。(名古屋市 戸倉 恭子さん)

A3.老人ホームにいた祖母でしょうか。亡くなってから会うことができました。

Q4.食べてみたい悪魔の実(漫画『ONE PIECE』に登場する果実)があったら教えてください。(鹿児島県 西淳子さん)

A4.瞬間場所移動のためにトキトキの実を食べたいです!


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以上となります。皆様からのたくさんのご質問ありがとうございました。

歌会たかまがはら2021年7月号採用歌(2021年7月2日配信分)

2021年07月13日 | 歌会採用短歌
2021年7月2日に行いました歌会たかまがはら2021年7月号に短歌をご投稿いただいた皆様、また歌会の配信をご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。

ここでは、当日採用した短歌、当日発表できなかったけど気になった短歌、出演者の短歌をご紹介いたします。

なお、短歌の感想等は省かせていただきます。ご了承ください。


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お題:「実※詠み込み必須」
ゲスト:淡島うるさん
司会:天野うずめ

<当日発表した歌(順不同)>
◎淡島うるさん選
・実印をぎゅっと押したら戻れない旅が始まる とりあえず、晴れ(茨城県 小田たくみさん)

・学ばない学(まなぶ)とさらに実らない実(みのる)が春に我が部署にきた(大阪府 雨虎俊寛さん)
→天野うずめも選

・実験に失敗した博士のような、髪型となる6月、きらい(神ヤ飛ビ魚さん)

・靴を履くのを手伝えばママなんかだいっきらいの実績解除(石川県 塩本。2381さん)

・ピロティの下はすずしい実験棟の外壁めぐらす緑のネット(戸似田一郎さん)

・蓮の実がいつしか巨大怪物となりて連射をするを想像す(松木 秀さん)


◎天野うずめ選
・お台場に実物大の哀しみが建てられ意外とショボいと噂(北海道札幌市 草間凡平さん)
→淡島うるさんも選

・祖父母からGODIVAの箱に包まれて礼儀正しい枇杷の実届く(橘 亜季さん)
→淡島うるさんも選

・実は俺、針を千本飲んだことあるぜ!結構美味しかったぜ!(鹿児島県 西淳子さん)
→淡島うるさんも選

・アルコールを飲めない祖母が果実酒を作る過程を楽しんでいる(兵庫県神戸市 野添まゆ子さん)
→淡島うるさんも選


<当日発表できなかったけど気になった歌>
◎淡島うるさん選
・曇天の帰途でも新幹線は来る 反実仮想味のサイダー(宮城県 天崎紋さん)

・電柱の[止まれ〉の文字とおなじ色おなじ高さの木の実を見てる(大阪府 雨虎俊寛さん)

・壊れたと壊したの違いを問うときの杏仁豆腐のクコの実の赤(愛知県 岡田奈紀佐さん)

・現実を見ろと囁く声たちに見せる現実inタイランド(石川県 塩本。2381さん)

・禁断の果実をもいで腐るまで食べずにずっと眺めただけだ(長崎県 寿々多実果さん)

・「実は僕、あなた(注1)のことが好きでした。(後略)」 (注1)ごめん。名前が思い出せない。(鹿児島県 西淳子さん)

・きみがいま生きているのをきみがいまツイッターで実況している(鹿児島県 西淳子さん)
→天野うずめも選

・「閉店」の二文字を眺め現実に追いつけないでいる現実味(兵庫県神戸市 若杉有紀さん)


◎天野うずめ選
・路地裏のつぶれかかったアパートに蔦の実這って秋だ ぼちぼち(うきすけさん)

・悠々と隊列を組み実業団陸上競技部風を従え(大分県 梅鶏さん)

・実体がわからないまま挽き肉をボウルの中でひたすらこねる(愛知県 岡田奈紀佐さん)

・椎の実でポケット膨れ遠足は楽しいものだ座ると痛い(涸れ井戸さん)

・化物が果実のように心臓を喰らう、滴る果汁が赤い(鹿児島県 西淳子さん)

・自分よりアプリで加工した推しが女としても可愛い事実(兵庫県神戸市 若杉有紀さん)



<出演者の短歌>
◎淡島うるさんの歌
・光のあつまるほうが逆さまの実像 わかっても頷きたくなかった


◎天野うずめの歌
・実際に金のエンゼル見せたいと言って五年が経ってしまった



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<反省会>
歌会たかまがはら2021年7月号へのご投稿及び番組の配信をご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。
まず、今回は配信開始1時間前から準備をしていたため、スムーズな配信ができました。
今までは、パソコンの不調などがあり時間から遅れて配信を開始していました。
それは準備時間をきちんととれていなかったことが原因ではないかと考え、準備時間を長くとることにしました。
その結果、スムーズに配信を行えるようになったことは大変よかったと思います。
今後も、配信時間から始められるように、準備時間を長くとりたいと思います。
さて、今回のゲストは淡島うるさんでした。
淡島さんは、私が所属しているポトナム短歌会とつながりが深い立命館大学短歌会出身ということもあり、とても話しやすく配信を進めることができました。
評も面白く、二人誌という興味深い活動をされている淡島さんの今後が気になる配信となりました。
それでは、今後も歌会たかまがはらをよろしくお願いいたします。
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次回の歌会たかまがはらは現在、調整中です。

決まり次第、こちらのブログ&Twitterで告知いたします。

「歌会たかまがはら」ブログ:http://blog.goo.ne.jp/utakai_takamagahara
「歌会たかまがはら」twitterアカウント:@utamagahara
「歌会たかまがはら」Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCJkfNZG1lIS645KmqIR0pkg

今後とも、歌会たかまがはらをよろしくお願いします。