乱鳥の書きなぐり

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源氏物語 【『源氏物語』光源氏と、『伊勢物語』在原業平 4】鈴木日出夫  『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より

2020-10-10 | 源氏物語

 

源氏物語 【『源氏物語』光源氏と、『伊勢物語』在原業平 4】鈴木日出夫 

  『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より

 

 

 平安朝文化では、次の二名が恋の二大英雄であった。

   『源氏物語』光源氏

   『伊勢物語』在原業平

 

 

 在原業平(実在の人物)

  天長二年(825)

  業平は恵まれたと言う酷の生涯を送ってない。

  しかし、『伊勢物語』では、類希なき非凡の人生を送った男として、虚構化された

 

 在原業平や光源氏は恋の主人公である。

 いずれも、行状の数々は、半世俗的。

 政略的結婚を一般的としがちな社会の秩序に対して、反逆していくかのようだ。

 高貴な血を受け継ぎながら、斜に構えて生きていくかのようだ。

 体制からはみ出しがちな二人は、物語の主人公として、理想的。

 

 在原業平も光源氏も、世俗的に収まりきれない形で、大勢の女たちと感動をもって関わりあう。

 

 光源氏

 色好み。

 光源氏が人生を生かされていくのも、物語が長編物語特有の動態的な構造を構え、統一ある持続的な世界を形成するため。(普遍的な意味での現代史を出現しているから)

 

 

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