乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 68 三十丁表と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9 富田高至 編者 和泉書院影印業刊 65(第四期) 1998年

2020-10-10 | 在原業平、そして、伊勢物語 と、仮名草子 仁勢物語
恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 68 三十丁表と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9

富田高至 編者

和泉書院影印業刊 65(第四期) 1998年

 

下 68 三十丁表

◯をかし、男、和泉の國へ行きけり、住吉の郡、住吉

の里、すみよしの濱を行に、いとひたるけれハ、休つゝ

行ある人、住吉の濱とよめといふ、

   から行て 気くたひれしにあもくふと

   腹のへりたも すみよしのはま

とよめりけれハ、みな人、尤といひけり、

 

『仁勢物語』和泉書院影印業刊       

   から行て 気くたひれしにあもくふと

   腹のへりたも すみよしのはま

 

『伊勢物語』岩波古典文学大系9より写す

   雁なきて 菊の花さく秋あれど

   春の海邉に すみよしの濱

 

      

 

いとひたるけれハ

 いとひだるければ、

 

から行て(からいきて) 気くたひれしにあもくふと

 →(岩波 赤  歩み行て 気くたひれしにあもくふと)

 

あも

 餅の女性語、児童語

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