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145; 『「怖い絵」で人間を読む』 中野京子 著 NHK出版 2010年 (写真 10枚)
『「怖い絵」で人間を読む』
中野 京子 (著)
NHK出版
2010年8月
253ページ 1155円
ドイツ文学者、西洋文化史家。 北海道生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。オペラ、美術などについて多くのエッセイを執筆し、『怖い絵』で注目され。新聞や雑誌に連載を持つほか、テレビの美術番組にも出演する。早大講師。
オペラでたのしむ名作文学 さ・え・ら書房 1996.12 /「おとなのための「オペラ」入門」講談社+α文庫
映画の中のオペラ 未來社 1997.12
かくも罪深きオペラ スキャンダラスな名作たち 洋泉社 1999.12
紙幣は語る 洋泉社新書y 2001.9
情熱の女流「昆虫画家」メーリアン波乱万丈の生涯 講談社 2002.1
恋に死す 清流出版 2003.12 「歴史が語る恋の嵐」角川文庫
恋するヒロイン オペラにみる愛のかたち ショパン 2004.1
メンデルスゾーンとアンデルセン さ・え・ら書房 2006.4
怖い絵 朝日出版社 2007.7
怖い絵 2 朝日出版社 2008.4
危険な世界史 角川書店 2008.7
ハプスブルク家12の物語 名画で読み解く 光文社新書 2008.8
怖い絵 3 朝日出版社 2009.6
恐怖と愛の映画102 2009.7 文春文庫
ブルボン王朝12の物語 名画で読み解く 光文社新書 2010.5
「怖い絵」で人間を読む 日本放送出版協会 (生活人新書) 2010.8
残酷な王と悲しみの王妃 集英社 2010.10
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【内容】
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名匠ベラスケスの手による、スペイン・ハプスブルク家の王子の一見かわいらしい肖像画。しかし、その絵が生まれた“時代の眼”で見ていくと、人間心理の奥底に眠る「恐怖」の側面が浮かび上がる。悪意、呪縛、嫉妬、猜疑、傲慢、憤怒、淫欲、凌辱、そして狂気…。詳細な解説を付したカラー図版三十三点を読み解くことで見えてくる人間の本性とは─。
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ベラスケス『フェリペ・プロスペロ王子』
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ヴィンターハルター『エリザベート皇后』
『マリー・アントワネット最後の肖像』
ゴヤ『我が子を喰らうサトゥルヌス』
ベックリン『死の島』
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レーピン『イワン雷帝とその息子』
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シーレ『死と乙女』
グリューネヴァルト『イーゼンハイムの祭壇画』
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ゴヤ
本日、中野京子先生の『「怖い絵」で人間を読む』を読み終える。
本書は、NHKの講座で使われたテキストを元に編集されたとのこと。
京都『ハプスブルグ展』と大塚美術館で収録された教養講座だったらしい。
舞台や映画以外のテレビも見るようにしなくてはと、悔いる。
『「怖い絵」で人間を読む』は朝日新聞社から出版された『怖い絵』シリーズ三冊と重複する部分が大半であった。
ハプスブルグ家系図など、歴史にイッピ踏み込見、人間を紐解く観点から一歩踏み込んで記されていた。
とても興味深く、休憩をおかず読み終えた。
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見上げるようにうっとりと見とれた、優雅な8頭身。
今も心に焼き付いている。
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