『パイドン』 39 プラトン著 (パイドン「我々は打ち負かされた逃走する敗兵の様でしたが、その戦列へと呼び戻し、自分の後にづづいて言論をともに考察する様に促してくださいました。」)
2021-05-29 | 哲学
四天王寺 本坊
『パイドン』 39 プラトン著 (パイドン「我々は打ち負かされた逃走する敗兵の様でしたが、その戦列へと呼び戻し、自分の後にづづいて言論をともに考察する様に促してくださいました。」)
プラトン著『パイドン』 P.99-100 (要約)
(八)協奏曲2。言論争い(ミソロギアー)への戒め
エケラクラテスとパイドンの会話
エケラクラテス
ソクラテスはあなたはどんな風に言論を追跡されたのですか。
平静にご自分の言論を防衛されましたか。
パイドン
はい、エケラクラテス。
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・・・・・・・・・・・
彼らの論議によって、我々がどんな精神状態におと行ったかを、なんと鋭く見抜かれたかということを。
さらには、そういう我々を、いかに癒してくださったか・・・・・・・・・・・
我々は打ち負かされた逃走する敗兵の様でしたが、その戦列へと呼び戻し、自分の後にづづいて言論をともに考察する様に促してくださいました。
エケラクラテス
一体、どの様にしてですか。
パイドン
お話ししましょう。
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『パイドン』魂の不死について
プラトン著
岩田靖夫訳
岩波文庫 青602-2
他 Wikipediaなど
『パイドン』 1〜30 プラトン著 (1〜30のまとめ。)
『パイドン』 31 プラトン著 (シミアスがソクラテスに対し「今私は、恥じることなく質問致しましょう。後になって今言わなかったと自分自身を攻めることがないように。」)
『パイドン』 32 プラトン著 (シミアスの反論。「魂が肉体の調和ならば、肉体の壊滅と同時に魂も消滅する。」)
『パイドン』 33 プラトン著 シミアス「魂が何らかのハルモニアーなら、肉体が病気や他の災いの為に度外れに緊張させられたりする時、魂は精神的な物でも直ちに滅亡せざるを得ない。」
『パイドン』 34 プラトン著 (七)ケベスの反論。魂が肉体より長寿たとしても、幾度も肉体を着潰すうちに披露して衰弱して、ついに滅亡しない。という保証はない。
『パイドン』 35 プラトン著 ケベス「先程から、議論が停滞していると思うのです。」
『パイドン』 36 プラトン著 S「もし証明できないのであれば・・恐れなければならない。この肉体からの分離において、自分自身の魂は完全に滅びてしまうのではなかろうか、と。」
『パイドン』 37 プラトン著 (二人(ケベスと、シミアスの質問および反論)がこう言い終えた時。皆は憂鬱な気分に落ち込んでいました。【魂の不滅という】この事柄自体が疑わしいものではなかろうか、と。)
『パイドン』 38 プラトン著 (エケラクラテス「どんな言論をこれから信じたら良いのか、ソクラテスの言動はなんと力強い説得力に満ちていたことか。今や、不振の中に陥ってしまったのだから。」)
『パイドン』 39 プラトン著 (パイドン「我々は打ち負かされた逃走する敗兵の様でしたが、その戦列へと呼び戻し、自分の後にづづいて言論をともに考察する様に促してくださいました。」)
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