乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

映画『最初の晩餐』 3,1★〜3,8★/5 森七菜4,7★ 2019年 監督 常盤司郎   染谷将太 戸田恵梨 香窪塚洋介 斉藤由貴 永瀬正敏 森七菜

2022年02月13日 | 映画

吉田神社 節分の頃(京都)

 

   映画『最初の晩餐』 3,1★〜3,8★/5 森七菜4,7★ 2019年 127分   監督 常盤司郎    染谷将太 戸田恵梨 香窪塚洋介 斉藤由貴 永瀬正敏 森七菜

最初の晩餐

2019年

127分

 

 映画『最初の晩餐』 をみた。

 とても良い芸術作品のように思わせる映画です。

 ただ惜しいのは、皆が終始一貫したゆっくりとした時間を繰り広げる間の重たさに、疲弊しそうであった。

 

 ことが起こると、間

 その間は、視聴者に余韻を残し、その余韻で感じ取るようにと、ある意味威圧感さえ感じる。

 間(余韻)の連続で、ゆっくりとした時間の流れが、息苦しい。

 

 これぞ良い作品。

 この余韻で全てを感じ取れと、映画は投げかける。

 あまりにもわかりやすい出来事の提供は、控えめに押し付けがましい。

 

 わかりやすい出来事の後に余韻を残し、答えを導き出さない。

 ただし、その答えは、みている側の三者三様といえども、一点集中ぶりを発揮させ、答えは自ずとわかる。

 みている側の番人にわかりやすく、余韻の魔のわりに具象的である。

 

 こういった内容は、前夫の死や、夫の実は苦手であったメニューの再現や、最後のおはぎでも明らかである。

 そして人それぞれ、家族それぞれが自分のドラマを他人の人生に乗せ、あたかも自分独自の人生のように満足する。

 人は反発し納得し歩み寄るが、しかし自分の人生を生きることしかできない。

 

 自分の人生。 映画の中で次の言葉が印象深かった。

「家族って、なんだ?」

 人間の独を描き、歩み寄ることでモザイクをかけ、自分の人生を前に進める。

 穏やかな本映画は、実は真髄をついた孤独の怖さを奥底に秘めた映画でもある。

 

 斎藤由貴が義理の娘息子に、大人になったのだからと話す場面がある。

 戸田絵里子が逸脱した恐ろしい剣幕で怒り出す。

 大人になって子供もでき、他人の人生を全否定する義理の娘の心理状態が理解できない。

 人それぞれであるであろうに、この場面の描き方は理解しがたい。

 

 最後に、本映画の内容とは離れるが、子役の森七菜がうまかった。

 困ったような表情、拒否した顔、そして一番感心したのは、食卓での彼女の箸の動かし方。

 皆が相手の話を聞き、次のセリフを待っていた中、森七菜は周りに俳優を見ながら右手の箸を少し大きめに開き、開けたり閉じたりと、手持ち無沙汰な家族の会話の場面を上手く演じていた。

 いわば、直立不動(実は座っている)の俳優群の中で、森七菜一人、自然な所作が行き届いていたことを付け加えておきたい。

        ブラボー

 

 今回も簡単な、見たという記録だけで失礼致します。

 

 

 

 

 

【STORY】
忘れられない味で僕らはもう一度、家族になった。
カメラマン東麟太郎(染谷将太)は父・日登志(永瀬正敏)の葬儀のために故郷へ帰ってきた。姉の美也子(戸田恵梨香)と準備をする中、母・アキコ(斉藤由貴)が、通夜ぶるまいは自分で作ると言い出した。
やがて運ばれてきたのは、目玉焼き。親戚たちがざわつく中、麟太郎は気がつく。「これ、親父が初めて作ってくれた、料理です」
なつかしい手料理を食べるたび、思い出が麟太郎たちの脳裏によみがえってくる。20年前に父と母が再婚した日、連れ子の兄シュン(窪塚洋介)と5人で暮らした日々のこと…。
止まっていた家族の時が今、ゆっくりと動き出す。

 

 

 監督 常盤司郎

染谷将太 戸田恵梨香 窪塚洋介 斉藤由 貴永瀬正敏

森七菜 楽駆牧純矢 外川燎 池田成志

 

 

 

 

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ファイザー社 新型コロナワクチン 3回目摂取したら、2022年1月31日までのものが4月30日までに訂正されて打たれていた><

2022年02月13日 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

ギアーシャッフル(イラン)

 

 

 ファイザー社 新型コロナワクチン 3回目摂取したら、2022年1月31日までのものが4月30日までに訂正されて打たれていた><

 

 

 キャンセルが出たので、思いの外早く3回目のワクチン摂取を受けることができた。

 3回の摂取証明書になるので大切に保管するように教えていただいた、予防接種済証

 家に帰ってよくよく見ると、

       2022年1月31日までのものが4月30日までに訂正されて打たれていた><

 摂取前には説明がなかった有効期限延長訂正。

 これって、前回の残り物のワクチンなのね、、、

 有効現延長可能の根拠って、なんなの?

 

     説明がないって、、、、

       こ、、わ、、、い、、、、

 

 

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『まねる力 模倣こそが創造である』(新書628) 2,7★/5 斎藤孝著 朝日新書 2017年

2022年02月13日 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 

 

  『まねる力 模倣こそが創造である』(新書628) 2,7★/5 斎藤孝著 朝日新書 2017年

 

 

『まねる力 模倣こそが創造である』を読了。

 本書の中身にある記述ではないが、これぞいっときで読める本。

 新書のような本は30分から1時間で読むという記述は私も著者と同様である。

 はじめの方の著者の本の読み方(例えば新書のような本は10冊程度併読とか、気に入った作者作品などにのめり込んで読む)は、私も子供の頃からの癖である。

 大いに納得した。

 

 概ね正しく、概ね言いたいことは把握できる。

 だが、本書の具体例はタレントや俳優、スポーツ選手や噺家などがやたら多い。

 面白おかしく歩み寄ってか勝てたのであろうが、かえって分かりにくく、反発してしまう。

 私はこれらの具体例に全く関心がない。

 

 唯一、第5章 まねる人格系読書術でまともな具体例が書かれたかと思いきや、それも束の間。

 またたく間に、芸能人の話に転換された。

 作者 斎藤孝氏は金儲けの上手い人だとつくづく感じた。

 本書にやたら大学の時といった記述が目につくが、ある意味、東大法学部出身の頭の良さが生きた記述であると感じた。

 

 もちろんまねることは大切であることは先人たちも各種多様に渡り示されている。

 そしてまねることは大切である。

 芸能界などの例を多用された本書を読んで、学生時代に女の子なら少女漫画がみんな好きだと思うバカ男子がいたことを思い出す。

 一個人、好みはそれぞれである。今回は本の剪定を私が間違ったに過ぎない。

 

 

 今回も簡単な記録のみにて失礼致します。

 

 

 

 

斎藤孝著

新書628

2017年

203ページ

720円+税

朝日新書

以下はデーターベースより

厳しい現代社会を生き抜くためにもっとも必要なもの―それが「まねる力」だ!いま私たちの仕事の現場や子どもたちの教育の場では、かつてないほど発想力や問題解決能力が問われている。この難関を突破するための最高のスキルが「まね」。できる人のやり方を自分流にアレンジして、新しいクリエイティブを生み出そう。先達たちの人生や書物から著者が学んだ「知の極意」が満載!

目次

第1章 「まねる力」は生きる力である
第2章 まねる技術―いかにまねるか、何をまねるか
第3章 この人をまねよ(偉人編)
第4章 この人をまねよ(スポーツ・エンタメ編)
第5章 まねる人格系読書術
第6章 修羅場で役立つのは地頭より知識

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ドラマ『変身』5回  4,0★/5  2014年 東野圭吾原作  神木隆之介 二階堂ふみ 伊武雅刀 松重豊 他

2022年02月13日 | ドラマ

春日大社 万葉植物園にて

 

 

 

 

 

   ドラマ『変身』5回  4,0★/5  2014年 東野圭吾原作  神木隆之介 二階堂ふみ 伊武雅刀 松重豊 他

 

 

 3日連続で、東野圭吾原作のドラマを見ました。

 満足しました^^

 二階堂ふみの神木隆之介に対する真愛に感動と切なさを覚えた。

 

 倫理に反する人体実験の恐ろしさを感じた。

 このドラマを見て、アメリカの映画で、真実に基づいたという精神病棟の実験病院の映画をに作品思い浮かべて、震撼した。

 

 ドラマ『変身』というには、カフカをどうさばいているのかと、見る前は考えたいた。

 しかし切り口も何もかも違っていた。

 共通するのは、心理学的内容。

 夢、無意識の意識、深層心理、強迫観念、ヒステリー 他

 多くの場面で心理学的な表現がなされ、ユングやフロイトを思い浮かべる場面が多かった。

 

 今回も簡単な、見たという記録だけで失礼いたします。

 

 

 

 

 

以下はwowowより
 画家を夢見ながら工場のラインで働き地道に生きてきた成瀬純一(神木隆之介)。恋人・恵(二階堂ふみ)と育むささやかな幸せを大切にしながら日々を過ごしていたが、クリスマスイブに、婚約指輪を購入しようと立ち寄った宝石店で強盗事件に巻き込まれて頭に大怪我を負い、世界初の生体間脳移植手術によって一命を取りとめた。本人には脳移植の事実は知らされなかったが、退院後、聴覚が過敏になるとともに、暴力的になり、ついには恵に対しても以前とは違う感情を抱き始めるなど、純一は明らかに自分が変わろうとしていることに気づき恐怖に襲われる。純一を想い続ける恵は、なんとか昔の姿に戻って欲しいと願い、手術に秘められた謎を追おうとするのだが…。

 

  • 神木隆之介
  • 二階堂ふみ
  • 臼田あさ美
  • 渡部豪太
  • 戸次重幸
  • マキタスポーツ
  • 中尾明慶
  • 東根作寿英
  • 本田翼
  • 松重豊
  • 柏原収史
  • 相島一之
  • 正名僕蔵
  • 深水元基
  • 堀内正美
  • 村上淳
  • 伊武雅刀

 

  • 原作
    東野圭吾(「変身」講談社文庫刊)
  • 脚本
    吉田紀子
  • 脚本
    白石雄大
  • 監督
    永田琴(東野圭吾「分身」)
  • 音楽
    窪田ミナ
  • プロデューサー
    井上衛
  • プロデューサー
    渡邉浩仁

 

 

 

 

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