イランの猫
ドラマ『The Handmaid's Tale ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』 シーズン1(1〜10話)
『The Handmaid's Tale ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』
シーズン1 10話
シーズン2 13話
シーズン3 13話
シーズン4 10話
今回も見たという簡単な記録のみにて、失礼致します。
『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』(原題:The Handmaid's Tale)は、1985年のマーガレット・アトウッドの小説『侍女の物語』を原作として製作された、2017年に始まるアメリカ合衆国のディストピア・テレビドラマシリーズ
シリーズは、架空の第二次アメリカ内戦(英語版)によって新たに成立した全体主義国家を舞台に、出生率が異常に低下して一部の女性が"侍女"と呼ばれ性と生殖の奉仕を強制される近未来のディストピアを描いている。
ほぼ現代の世界で、性感染症と環境汚染のために女性の不妊率は大幅に上昇し、出生率は異常に低下して社会の存続が危機にさらされる。
アメリカ合衆国では内戦が起き、全体主義的かつキリスト教原理主義勢力がクーデターを起こしてギレアド共和国を成立させる。
権力志向の強い指導者たちは軍国主義と身分主義に基づく社会を作りあげ、女性たちは職に就くことも財産所有も金銭授受も読書も禁じられる。
世界的な不妊危機に対処するため、聖書の極端な解釈により、数少ない妊娠可能な女性を強制徴募し"侍女"と呼んで専ら妊娠出産に奉仕させる。
侍女は、権力者の家に配属され、個人の名前を奪われ、司令官と呼ばれる権力者の所有物としての名を付けられ、儀式的なレイプを受けて子をもうけるよう努めさせられるが、生まれた子は取り上げられて司令官夫婦の子となる。
社会は身分制に縛られ、自由は制限され義務が強制される。侍女たちは赤い衣装を強制され、家事を行う"女中"(マルタ)たちは緑の衣装、"妻"たちは青の衣装を着る。"おば"は女性たちを訓練し、"目"は人々を監視し、"ハンター"は国を逃げようとする人々を狩り、"イゼベル"は娼婦であり、"守護者"達は武装してあらゆる階層の人間たちを見張る。
街中には規則を破った男女たちの死体がぶら下げられる。
ギレアドでは科学技術は厳しく利用を制限されているが、"ハンター"らはドローンを駆使して逃亡者を追う。
一方隣国のカナダは自由な社会を維持しており、ギレアドから逃げる人々の亡命先となっている。アメリカ合衆国の後継国家であるギレアドはいまだに強国であり、他国は嫌悪と懐疑の目を向けながらも外交関係を維持している。
儀式的なレイプ
ドラマでも出てくるが、聖書の極端な解釈を引用し、男たちの都合の良いレイプト男たちは嘲笑い、法を強行する。
「『行為』と言っては、印象が悪い。妻たちを黙らせるためにうも、妻にも参加させ、『儀式』と呼ぶことにしよう。(要約)」
という言葉は、女性として、そして人類及び生物として、許しがたい!
全体主義的かつキリスト教原理主義勢力
キリスト教原理主義勢力とは
キリスト教根本主義(キリストきょうこんぽんしゅぎ、英語:Christian fundamentalism)
米国及び英国プロテスタントの保守的な福音主義(Evangelicalism)である。
19世紀から20世紀初頭にかけて自由主義神学に対しキリスト教の基本的な信条を主張した。
キリスト教根本主義
キリスト教根本主義(キリストきょうこんぽんしゅぎ、英語:Christian fundamentalism)
米国及び英国プロテスタントの保守的な福音主義(Evangelicalism)である。
19世紀から20世紀初頭にかけて自由主義神学に対しキリスト教の基本的な信条を主張した。
プロテスタント
プロテスタント(英: Protestant)
宗教改革運動を始めとして、カトリック教会(または西方教会)から分離。
特に(広義の)福音主義を理念とするキリスト教諸教派を指す。
日本ではカトリック教会(旧教)に対し、「新教」(しんきょう)ともいう。
この諸教派はナザレのイエスをキリスト(救い主)として信じる宗教である。
イエス・キリストが、神の国の福音を説き、罪ある人間を救済するために自ら十字架にかけられ、復活したものと信じる。
「父なる神」 と「その子キリスト」と「聖霊」を唯一の神(三位一体・至聖三者)として信仰する。
福音主義
evangelicalism 『新約聖書』中の「4福音書」の教義・精神に信仰の基礎を求めること 救済は神の恵みへの信仰によるとする信仰義認,教会の教えでなく聖書の言葉に立ちもどる聖書主義,神と人との直接的関係を強調する万人祭司主義が特徴。
ルター派・カルヴァン派・再洗礼派・メソジスト教会などはこの立場をとる。
三位一体・至聖三者
至聖三者(しせいさんしゃ、ギリシア語: Αγία Τριάδα, ロシア語: Пресвятая Троица, 英語: Most Holy Trinity)
キリスト教における三位一体の神を表す正教会用語。
日本正教会で用いられる訳語。
祈祷文においては単に「聖三者」「三者」と訳されるケースも少なくないが、説教・文章・日常生活においては「至聖三者」が用いられる事が殆どである。
正教会においては、正教会における定義を元に作られた神学用語を「代用となる語」に置き換える事は望ましくないことであり、至聖三者を三位一体という語に限定するのは誤りであるとされる。
また、日本正教会では"the Father"・"the Son"・"the Holy Spirit"に、「父・子・聖霊」ではなく「父・子・聖神(せいしん)」の訳語を用いる。