『英国ロイヤル・バレエ団「くるみ割り人形」』
クリスマスにはぴったりの、私の好きなバレエの一つである「くるみ割り人形」をみる。
色彩が美しい。衣装が美しい。
ライトやラメ、雪のラメが大変美しい。
出演者のバレエ技術や容姿が美しい。
音楽が重厚であり、軽快である。
舞台構成が美しい。
全てに満足した私たちは、楽しい時を過ごし、お夕食も後回しにした。
私の好きな場面の一つに金平糖の踊りがある。
金平糖の踊りでは定評のある吉田都さんとはまた違った、踊りと容姿に目を奪われる。
とにかくお上手で、とにかく美しい。
お顔立ちも小さく、気品に満ちた金平糖の踊りは、可愛らしさよりも美しさ、優雅さを目指されていた。
あまりに美しいお舞台に、静かに涙が流れた。
最近、感動すると涙が出ることが多い。
思えば相当良いお年頃になったものだと、私自身をも振り返る。
最後の結末の場面が、私の想像していた「くるみ割り人形」とは大きく違い、それはそれで面白く感じた。
『英国ロイヤル・バレエ団「くるみ割り人形」』は子供が楽しむというよりは熟成された大人のバレエ「くるみ割り人形」であり、大変満足した。
データーはwowow公式HPより
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チャイコフスキーの三大バレエの名作を名門、英国ロイヤル・バレエ団が舞う。華麗な衣装をまとったダンサーたちが、ストーリー性豊かでドラマティックな舞台を展開する。
クラシック・バレエを代表する作品「くるみ割り人形」の、英国ロイヤル・バレエ団による公演を放送する。
「くるみ割り人形」は「白鳥の湖」「眠れる森の美女」と並ぶチャイコフスキーの三大バレエの一つ。クラシック・バレエの礎を築いたとされるフランス人ダンサーで振付家、台本作家でもあったマリウス・プティパの台本により、1892年にロシア・マリインスキー劇場で初演された。
チャイコフスキーの三大バレエの名作を名門、英国ロイヤル・バレエ団が舞う。華麗な衣装をまとったダンサーたちが、ストーリー性豊かでドラマティックな舞台を展開する。
英国ロイヤル・バレエ団は1931年にロンドンで設立されたイギリス最大のバレエ・カンパニー。王室とのゆかりも深い由緒ある団体だ。ダンサーの最高位である“プリンシパル”としては日本人ではかつて吉田都や熊川哲也が在籍し、現在も平野亮一、高田茜が活躍している。この名門バレエ団が、クリスマスシーズンになると世界中で上演され、人々に親しまれてきた「くるみ割り人形」を披露した。
【ストーリー】
クリスマス・イヴの夜、シュタールバウム家の屋敷でパーティーが開かれていた。そこで、家のひとり娘クララは、来客のドロッセルマイヤーからくるみ割り人形をプレゼントされる。パーティーも終わった真夜中、クララは大広間にくるみ割り人形を置き忘れたことに気付き取りに向かう。人形を手に寝室に戻ろうとしたとき、突然不思議な現象に遭遇。自分の体が小さくなっていったのだ。そして、くるみ割り人形が指揮するおもちゃの軍隊とねずみ軍との戦争に巻き込まれ、クララの加勢でみごとおもちゃ軍が勝利。ねずみの呪いが解けたくるみ割り人形は、美しい王子へと姿を変える。
喜んだ王子は、お礼に雪遊びとお菓子が好きなクララを雪の国とお菓子の国へ誘う。雪の国で雪の妖精たちと出会ったクララは、王子と一緒にそりに乗ってお菓子の国へ。そこで、金平糖の精である女王に歓迎される。だが、楽しい時間は過ぎ、クララは元の世界に戻らねばならないのだった。
収録日・収録場所
2016年/イギリス・ロンドン ロイヤル・オペラ・ハウス
出演
指揮
ボリス・グルージン
演奏
英国ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団
ソリスト
ギャリー・エイヴィス
ソリスト
フランチェスカ・ヘイワード
ソリスト
アレクサンダー・キャンベル
ソリスト
ローレン・カスバートン
ソリスト
フェデリコ・ボネッリ
スタッフ
振付
ピーター・ライト
振付
レフ・イワーノフ