乱鳥の書きなぐり

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テレビでもう一度。 『義経千本桜 木の実・小金吾討死・すし屋』仁左衛門丈最高^^ 吉弥さん、あっぱれじゃ!

2018-12-31 | TVで 歌舞伎・能楽

 
 『義経千本桜 木の実・小金吾討死・すし屋』

 




 十二月南座の顔見世で大泣きに泣いた『義経千本桜 木の実・小金吾討死・すし屋』を、テレビで再びみた。

 仁左衛門丈の素晴らしいこと。

 感動に感動を覚えた。



 ところで、私は歌舞伎になれ鮨(笑→ すし屋)、違った、セリフも幾分覚えているような芝居の場合、配役さえ見ないことが多い。

 当日になって、今日はなんの演目だったかと、始まる前に見るようないい加減さである。

 しかし、初めての芝居の場合は別である。十月の処置句座の場合の『雙生隅田川』の場合は関連性の深い謡曲に曲以外に元となった仮名草子やそれにまつわる古書を複数冊読むという具合である。

 話を戻すと、『義経千本桜 木の実・小金吾討死・すし屋』の場合は、仁左衛門丈以外はほぼ出演者を見ていなかった。


 吉弥さんが、素晴らしかった。

 吉弥さんは以前からお上手な役者さんだが、私は南座で吉弥さんを丈サブ父さんと思い込んで見続けていた。

 芝居中、話しかけたことのない夫が、
「あれはだれ?」
 畳み込んで
「竹三郎さん。」
と、私は声を遮り芝居を見た。



 芝居が終わり、幕間で
「竹三郎さん、太られたのかな?お年を召したのか知らん。」
と夫に話すと、夫は微笑んでいた。

 そして今回テレビで見ていると、竹三郎さんと思っていたのは、吉弥さんであった。

 あの言い回しにテレビでも魅了されていた。



 夫が、初めて芝居中に訪ねてきたわけが、テレビを見て解決した。

 夫曰く、言い回しが竹三郎さんなのに竹三郎さんとはお顔立ちが異なるためわからなかった、と。

 そうだったのか!と、理解した。



 教訓其の一

 馴染みの演目とはいえ、あらかじめ、パンフレットで出演者くらいは見ておきましょう!← これ!大切^^









 データーは全て、http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=601&date=2018-12-30&ch=31&eid=34646&f=854による

    ▼

 2018年12月30日(日) 午後9:00~午後11:30(150分)

 番組内容今秋新開場した南座での「顔見世」から、12月の公演演目のうち、先日文化功労者にも選ばれた片岡仁左衛門ほかによる『義経千本桜 木の実・小金吾討死・すし屋』を送る。
 

【出演】十五代目 片岡仁左衛門,中村梅玉,市川左團次,片岡秀太郎,中村時蔵,中村扇雀,片岡孝太郎,上村吉弥,片岡千之助,片岡松之助,片岡當十郎,片岡仁三郎,中村橋吾,市川蔦之助,中村梅丸,中村鴈大,片岡松四朗,片岡松太朗,中村梅寿,片岡千藏,中村翫哉,中村扇十郎,中村翫蔵,中村橋三郎,中村橋光,中村芝晶,片岡愛治郎,市川右左次,市川右田六,坂東彌風,坂東彌紋,市川段一郎,片岡當次郎,片岡佑次郎,中村獅一,中村富彦,中村芝歌蔵,中村梅秋,河原田俊斗,山之内亮,中村光蝶,竹本谷太夫,竹本六太夫,竹本司太夫,鶴澤宏太郎,鶴澤慎治,鶴澤公彦,芳村伊千四郎,柏庄六,鳥羽屋長秀,芳村翔太郎,杵屋寿典,杵屋栄十郎,杵屋五三吉次,杵屋栄吉郎,田中長十郎,田中傳吉,田中佐次郎,田中傳四郎,四世 中村壽鶴,望月太喜之助,山崎徹,竹柴聡,池田花押,石井清,岡村康幸,【副音声解説】高木秀樹,【司会】中川緑,【語り】北郷三穂子




 楽曲 「歌舞伎“義経千本桜 ~木の実・小金吾討死~”」
二代竹田出雲 三好松洛 並木千柳(合作):作詞
いがみの権太…片岡 仁左衛門、鮓屋弥左衛門…市川 左團次、権太女房小せん…片岡 秀太郎、若葉の内侍…片岡 孝太郎、主馬小金吾武里…片岡 千之助、猪熊大之進…片岡 松之助、浄瑠璃(竹本)…竹本 司太夫、三味線(竹本)…鶴澤 公彦、ほか
(50分00秒)
~H30年12月13日京都四條南座~


「歌舞伎“義経千本桜 ~すし屋~”」
二代竹田出雲 三好松洛 並木千柳(合作):作詞
いがみの権太…片岡 仁左衛門、梶原平三景時…中村 梅玉、鮓屋弥左衛門…市川 左團次、権太女房小せん…片岡 秀太郎、弥助、実は三位中将維盛…中村 時蔵、娘お里…中村 扇雀、若葉の内侍…片岡 孝太郎、弥左衛門女房お米…上村 吉弥、浄瑠璃(竹本、出語り)…竹本 谷太夫、三味線(竹本、出弾き)…鶴澤 慎治、浄瑠璃(竹本、出語り)…竹本 六太夫、三味線(竹本、出弾き)…鶴澤 宏太郎、ほか
(1時間31分35秒)
~H30年12月13日京都四條南座~


 詳細南座での「顔見世」は京都の冬の風物詩でもある。耐震改修による南座の休館を経てこの秋装いも新たに開場、約3年ぶりに本拠地での公演となった。今回は、大作『義経千本桜 木の実・小金吾討死・すし屋』で東西の名優たちが繰り広げる華やかな舞台を全編ご紹介する。この演目は、片岡仁左衛門・孝太郎・千之助の親子孫三代が初めて南座に顔を揃えたことでも話題を呼んだ。【ご案内】中川緑アナウンサー、【副音声解説】高木秀樹
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