中国
錦里 オカリナ店のアーティスト
錦里のオカリナ店から美しい音色が聴こえてきた。
店に入ってみれば、こじんまりとして、清潔で心地よい空間。
店内には中国人の若い女性客のグルールがいくつかおられ、その音色にうっとりされていた。
はじめに吹いておられたのはこちらの男性。
わたくしが店内に入り楽譜を眺めていると、下の男性が楽譜まで駆け寄り数曲披露して下さった。
男性は非常にお上手だった。
美しい音色は錦里のどこか懐かしい空間を泳ぎ、戯れた。
最後には鳥のさえずりのように、細かくぴよぴよぴよとオカリナで遊んで下さった。
最近リコーダーのソプラノとアルトで方ちきを過ごす夫は、目を丸くして喜んでいた。
あまりこういった店内まで入らない夫だが、この日は違った。
オカリナのリズムと音色に酔いしれていた。
気を良くした彼。
錦里に多くあるライブハウスの中からわたくしの好きな声質の店に刺そうと、心地よく応じてくれた。
ライブハウスの様子は、また後日記録したい。
ところで上のオカリナ店
木製や陶器製やプラッスチック製のものがあった。
木製のものの中には、いかにもオーダーに近い手づくり品の様な、高級品もあった。
また、日本では見かけないような涙形?のものも展示販売されていた。
中国人の若い女性客のひとりが、この男性が吹いていたオカリナはどれかと尋ねられていた。
店員「これですよ。」
女性客「おいくら?」
店員「500元(或は5000元)です。」
女性客「おたかぁ~い。」
500元は、日本円で9000円
5000元なら、90000円くらい
中国語は聞き取れないので単位が定かではないが、楽器としては妥当。
お手頃である。
しかし、中国の物価を考えるとどうなのだろうか?
中国は数年前よりも随分物価が上がっている。
また国産はお安いが、輸入品はお高い。
スタバのコーヒーは、日本の料金よりの高い。
このオカリナ店は今回の旅行の中でもかなり好きな店の一つで、真剣にオカリナを買おうかと悩んでしまった。
リコーダーよりも随分お手頃価格のオカリナではあるが、中国語を知らないので、いずれ気かむけばヤマハ製でも買い求めたいと感じた。
bravo