『一谷嫩軍記~熊谷陣屋』
出演:松本幸四郎 市川團十郎 市川段四郎 市川男女蔵 尾上松也 松本錦吾 市川高麗蔵 中村魁春 中村芝翫
2006年
91分
カラー
源平争乱の時代、『平家物語』で有名な「敦盛最期」のエピソード(一ノ谷の合戦で熊谷直実が16歳の平敦盛を討ったという史実)を取り込み脚色した名作。 源氏の武将・熊谷直実は平清盛の甥・平敦盛を討ち取った後、世の無常を感じて出家したと伝えられている。この物語では、敦盛が実は後白河法皇のご落胤であったという設定で、院に信頼を寄せられた源義経がその秘密を知り、敦盛の命を助けるよう直実に謎かけで命じる。そうして直実は我が子小次郎を敦盛の身替りとする決断をするのだった…。幸四郎の熊谷直実に、芝翫の妻相模、魁春の藤の方、段四郎の弥陀六、團十郎の義経という豪華顔合わせで。(2006年/平成18年10月・歌舞伎座)
薮用で『一谷嫩軍記~陣門・組打』は見られなかったが先日見た『一谷嫩軍記~熊谷陣屋』を楽しむ。
幸四郎さん、芝翫さん、魁春さん。それぞれ個性的だったな^^
たいへん満足した。
『御摂勧進帳』
出演:中村橋之助 中村錦之助 中村種太郎(現・歌昇) 坂東巳之助 中村国生 中村吉之助 澤村宗之助 大谷桂三 坂東彌十郎 中村歌六
2011年
59分
カラー
荒唐無稽、豪快でユニークな味わいの作品、通称「芋洗い勧進帳」。 舞台は安宅の関、兄頼朝に追われた義経主従が山伏に姿を変え、関所へやって来る。関守の富樫左衛門と斎藤次祐家が詮議をするところへ遅れて駆け付けた武蔵坊弁慶。弁慶はお馴染みの“勧進帳の読み上げ”や“義経打擲(ちょうちゃく)”で一行の疑いを晴らし通過を許される。なおも縄に掛けられる弁慶だが、義経たちが去ったのを見計らうと縄を切り、番卒達の首を天水桶に投げ込んで金剛杖で芋を洗うように掻き回すのだった。のちに作られた歌舞伎十八番の『勧進帳』とは異なり、荒唐無稽で大らかな趣向の『御摂勧進帳』を、橋之助の弁慶、錦之助の義経、彌十郎の斎藤次、歌六の富樫でご覧頂く。(2011年/平成23年1月・新橋演舞場)
テレビで何度も楽しんで降りつい先日も見た2011年橋之助さんの『御摂勧進帳』 を楽しむ。
おもしろいわ!かっこいいわ!
とても満足した。
『藤十郎の恋』
出演:中村扇雀 中村歌六 大谷友右衛門 片岡芦燕 中村時蔵
2006年(全2話)
49分
カラー
元禄時代の名優初代坂田藤十郎の逸話をもとにした菊池寛の小説を脚色した作品。芝居で密夫の役を演じることとなった坂田藤十郎は、初日が迫るものの役作りができずに頭を悩ませている。そこで、幼馴染で人妻のお梶に偽りの恋をしかけることを思いつくのだが…。初代中村鴈治郎の当たり役であった藤十郎役に曾孫の扇雀、お梶に時蔵ほかの出演で。(2006年/平成18年1月・歌舞伎座)
テレビで何度も楽しんでいる『藤十郎の恋』 を楽しむ。
上には名が無いが、市蔵さんの表情と関西弁の言い回しもいいな。
時蔵さんの台詞の一部が芝翫さん風の部分があって,嬉しかったな。
とても満足した。
そういえば関西・歌舞伎を愛する会の七月大歌舞伎 昼夜の感想記録を急がなければ…☆