日常

医療とArtとCreation

2014-06-26 07:22:16 | 考え
Leonardo da Vinci 洗礼者聖ヨハネ(San Giovanni Battista)(1513-1516), ルーヴル美術館(パリ) (画像はWikimedia Commonsより)


医療はサイエンスとアート。
サイエンスも大事だが、アートも同じくらい大事だ。
アートは技術でもあり芸術でもある。

特に代替医療はアートの側面が強い。
ゴッホとモネの印象派と北斎の浮世絵に優劣がないのと同じで、アートしての医療にも優劣はない。「あたま」でソロバンを弾く世界ではなく、「こころ」で感じる世界だから。「こころ」がアートの豊かな世界だから。

ゴッホの絵も、偽物とされると数千円になり、本物だと認定されると数億円になるように、代替医療も、芸術の側面が強くなると、値段はつけられないものだ。それは主観の世界だから。 そこに欲望が入り込むと、客観世界が入り込む。するとアートや「こころ」から遠く離れていく。それが双方にとっての誤解やトラブルの元になる。

そういうことをキチンと理解できれば、医療はもっとよりよくなる。

医療はLifeを扱うからだ。
Lifeは、生命であり、生活でもある。人生でもあり、時代でもある。 LifeはLiveでもある。生きている、ということでもある。



ArtやCreation。
Artは認識を一つ上の次元にあげる。そして極と極を融合させる。花火師のように。

Creationは未知のものを創り出す。未知のものにおそれを感じるのか好奇心を感じるのか。それはArtやCreationというものと、日々どう接しているのかで変わる。

自分は、未知のものには、おそれではなく、好奇心が湧く。

だから、あらゆるものに偏見を持たない。常に驚きと好奇心で接する。
それは医療でも同じ。人間に対してでも同じ。
いろんな世界が手をとりあい、共進化していくことが求められている。いのちの歴史は、実際にそうして変化してきた。

知識や体験は、人を不自由にするためではなく、自由にするためにあるはずだ。

2 コメント

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たしかに (スイッチ)
2014-06-26 10:54:00
たしかに、医療とアートとサイエンスをクリエーションで結べる人って、
なかなかいないと思う。(笑)
稲葉さんは存在そのものが未来医師だよ~
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ありがとうございます! (いなば)
2014-06-28 10:24:54
>スイッチさん
有難うございます~!
そろそろ、自分も社会に対してOutputを始めますので、お楽しみに~(^^
芸術の世界も活気づけたいですよね。医療と芸術ってすごく親和性高いと思います~。
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